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公開番号2025019185
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2024203322,2022165559
出願日2024-11-21,2016-08-01
発明の名称バイオフィルムの除去のためのペプチドおよび抗体
出願人リサーチ インスティチュート アット ネイションワイド チルドレンズ ホスピタル
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類C07K 16/12 20060101AFI20250130BHJP(有機化学)
要約【課題】バイオフィルムの除去のためのペプチドおよび抗体の提供。
【解決手段】本開示は、慢性/再発性のバイオフィルム疾患を患う個体にワクチン接種するのに有用である、または既存の感染症を伴う個体のための治療薬として有用である、単離されたまたは組換え型のポリペプチドを提供する。次いで、個体の免疫系が、機能的な保護的バイオフィルムの構築および/または維持に干渉することにより、これらの細菌を防止する、または宿主から除去する抗体を、自然に発生させるであろう。代替的に、ポリペプチドに対する抗体を投与して、感染症を治療または予防することもできる。本発明者らの技術により、バイオフィルムから放出された細菌は、宿主の免疫系の残余により、よりたやすく除去される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
本明細書に記載の発明。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願への相互参照
この出願は、米国特許法§119(e)の下、2015年7月31日に出願された米国仮特許出願番号62/199,957、2015年12月23日に出願された同62/387,562、および2016年7月12日に出願された同62/361,400に対する優先権を主張し、上記の米国仮出願の各内容は、その全容が参考として本開示に援用される。
続きを表示(約 2,000 文字)【0002】
発明の分野
本発明は、一般には、細菌バイオフィルムを減らし、かつ/または治癒し、そしてバイオフィルムに関連する障害または疾患を処置するための方法および組成物に関する。
【0003】
政府支援についての陳述
本発明は、National Institutes of HealthのNational Institute of Deafness and Communication Disorders(NIDCD)によって与えられた契約番号R01DC011818のもとで政府支援によってなされた。政府は本発明において一定の権利を有する。
【0004】
配列表
本出願は、ASCIIフォーマットで電子的に提出され、参照によりその全体において本明細書に組み込まれる配列表を含有する。2016年7月28日に作成された前記ASCIIコピーは、106887-0360_SL.txtと名付けられ、73,105バイトのサイズである。
【背景技術】
【0005】
公知の真正細菌全てにおいてタンパク質のDNABIIファミリーからの少なくとも1つのタンパク質が見いだされ、細菌細胞の外側に天然に見いだされる。これらにより、強力な自然免疫応答が引き出されるが、宿主対象は感染の結果として、ファミリーメンバーに対する特異的な保護的抗体を天然に生じることができない。DNABIIタンパク質および細胞外DNA(eDNA)は、「バイオフィルム」の格子構造に寄与する。細菌バイオフィルムに伴う主要な問題は、宿主免疫系および/または抗生物質および他の抗菌薬が、バイオフィルム内に保護された細菌に近づくことができないことである。
【0006】
バイオフィルムは、工業の場にも存在する。例えば、バイオフィルムは、生産現場からガソリンスタンドの貯蔵タンクまでの広範囲の石油の加工問題に関係づけられる。現場では、硫酸還元性バイオフィルム細菌が硫化水素を産生する(サワー・オイル(soured oil))。加工パイプラインでは、バイオフィルム活性によりスライムが発生し、それがフィルターおよび開口部の邪魔になる。バイオフィルムおよびバイオフィルム生物は、パイプラインおよび石油加工装置の腐食も引き起こす。これらの問題は、油またはガスの生産設備全体を通して、汚損および腐食性のバイオフィルム生物が貯蔵タンクの最終製品の表面に見いだされるまで顕在化し得る。
【0007】
家庭では、バイオフィルムは、微生物の成長を支持する任意の表面の中またはその上、例えば、排水管の中、調理台の上、トイレの中、およびスイミングプールおよびスパの中に見いだされる。バイオフィルムは、家庭用と工業用の両方の広範囲の水の加工に関係づけられる。バイオフィルムは、加工装置の表面上で成長し、熱伝達の効率低下、またはフィルターおよび膜を塞ぐなど、装置の性能を害する可能性がある。冷却塔充填材上で成長しているバイオフィルムにより、充填材の崩壊を引き起こすのに十分な重量が加わる可能性がある。バイオフィルムは、高度に特殊化されたステンレス鋼でさえも腐食させる。水の加工におけるバイオフィルムにより、例えば、紙加工におけるバイオフィルムの汚染、またはシリコンチップ上への単一の細胞の付着でさえ、最終製品の価値を下げる可能性がある。飲料水の配水系統において成長しているバイオフィルムは、水の美的品質を劣化させる潜在的な病原生物、腐食性の生物体または細菌を有し得る。
【0008】
部分配列表
配列番号1:全長野生型(wt)86-028NP Haemophilus influenzae IhfA;Genbank受託番号:AAX88425.1(2011年3月21日が最近のアクセスである):
JPEG
2025019185000002.jpg
13
151
【0009】
配列番号2:全長野生型(wt)86-028NP Haemophilus influenzae IhfB;Genbank受託番号:AAX88699.1(2015年5月13日が最近のアクセスである):
JPEG
2025019185000003.jpg
14
151
【0010】
配列番号3:全長wt86-028NP Haemophilus influenzae HU;Genbank受託番号:YP_248142.1(2011年3月21日が最近のアクセスである):
JPEG
2025019185000004.jpg
21
150
(【0011】以降は省略されています)

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