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公開番号2025018658
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023122572
出願日2023-07-27
発明の名称搬送装置
出願人大和製罐株式会社
代理人個人,個人
主分類B65G 47/28 20060101AFI20250130BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】大きな設備変更を必要とせずに、また搬送品の位置精度を低下させることなく、搬送品の搬送高さを変更可能にする搬送装置を提供する。
【解決手段】作業領域でコンベアによる搬送面より上側に突出しているローラ14およびローラ16が、コンベアによる牽引方向での前後方向に所定の間隔D1を空けて設けられ、ローラ14を非接触で通過させる第1溝部22aが、搬送プレート2の下面に形成され、第1溝部22aの後端部に、溝深さが浅くなってローラ14に接触して搬送プレート2を押し上げる第1傾斜部22bが設けられ、搬送プレート2の先端部に、ローラ16の上端部を入り込ませる第2溝部23aが形成され、第2溝部23aは、溝深さが浅くなってローラ16に接触して搬送プレート2を押し上げる第2傾斜部23bを備え、ローラ14とローラ16との間隔D1と、第1傾斜部22bと第2傾斜部23bとの間隔D2とが同一になっている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
組み付け作業が施されるワークを載せた搬送プレートを所定の作業領域に水平に牽引するコンベアを有する搬送装置であって、
前記作業領域で前記コンベアによる搬送面より上側に突出している少なくとも二つの押し上げ突起部が、前記作業領域に向けた前記コンベアによる牽引方向での前後方向に所定の間隔を空けて設けられ、
前記二つの押し上げ突起部のうち前記前後方向で後ろ側の第1押し上げ突起部を非接触で通過させる第1溝部が、前記搬送プレートの下面に形成され、
前記第1溝部の前記前後方向での後端部に、溝深さが浅くなって前記第1押し上げ突起部に接触して前記搬送プレートを押し上げる第1傾斜部が設けられ、
前記搬送プレートの前記前後方向での先端部に、前記二つの押し上げ突起部のうち前記前後方向で前側の第2押し上げ突起部の上端部を入り込ませる第2溝部が形成され、
前記第2溝部は、溝深さが浅くなって前記第2押し上げ突起部に接触して前記搬送プレートを押し上げる第2傾斜部を備え、
前記第1押し上げ突起部と前記第2押し上げ突起部との間隔と、前記第1傾斜部と前記第2傾斜部との間隔とが同一になっている
ことを特徴とする搬送装置。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
請求項1に記載の搬送装置であって、
前記第1押し上げ突起部と前記第2押し上げ突起部とは、前記搬送プレートの進行方向に直交する幅方向に互いに離隔して平行に配置され、
前記第1溝部と前記第2溝部とは、前記進行方向と平行で互いに平行に形成されている
ことを特徴とする搬送装置。
【請求項3】
請求項1に記載の搬送装置であって、
前記第1押し上げ突起部と前記第2押し上げ突起部との少なくともいずれか一方は、前記幅方向に離隔した一対の押し上げ突起部から構成されている
ことを特徴とする搬送装置。
【請求項4】
請求項1に記載の搬送装置であって、
前記第1押し上げ突起部と前記第2押し上げ突起部とは、前記搬送面からの突出高さが互いに異なっており、
前記第1溝部の溝深さと第2溝部の溝深さとが互いに異なっている
ことを特徴とする搬送装置。
【請求項5】
請求項4に記載の搬送装置であって、
前記第1押し上げ突起部と前記第2押し上げ突起部と、および第1溝部と前記第2溝部とは、前記前後方向に沿う同一直線上に設けられている
ことを特徴とする搬送装置。
【請求項6】
請求項1ないし5のいずれか一項に記載の搬送装置であって、
前記コンベアと前記搬送プレートとのいずれか一方は、他方側に突出した突起部を備え、
前記コンベアと前記搬送プレートとのいずれか他方は、前記突起部が嵌合する嵌合孔を備えている
ことを特徴とする搬送装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ワークを載置したプレートを作業領域に搬送する装置に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ワークを載置したパレットを、人が組み立て作業を行う第1領域と、ロボットが組み立て作業を行う第2領域とに亘って、ローラチェーンコンベアやベルトコンベアなどによって搬送する装置が記載されている。
【0003】
この搬送装置は、第1領域における人手での作業速度に合わせて低速でパレットを搬送する低速搬送用コンベアと、第2領域におけるロボットでの作業速度に合わせて高速でパレットを搬送する高速搬送用コンベアとを備えている。これらのコンベアは搬送ラインが一致しているので、その高さを異ならせることにより、第1領域では低速搬送用コンベアが搬送を受け持ち、第2領域では高速搬送用コンベアが搬送を受け持つようになっている。具体的には、第1領域では、低速搬送用コンベアが高速搬送用コンベアよりも高い位置を走行するように、高速搬送用コンベアを構成するローラを鉛直方向で下側から支持する高速用チェーンレールが、低速搬送用コンベアを構成するローラを鉛直方向で下側から支持する低速用チェーンレールよりも低い位置に配置されている。
【0004】
そして、これらのコンベアの高さが遷移する箇所には、高さ変更プレートが配置されている。この高さ変更プレートは、高速搬送用コンベアが進行するに連れて、そのローラを支持する面を次第に上昇させるプレートであって、低速用チェーンレールの上面よりも高い位置まで傾斜した傾斜面と、その傾斜面に連なった平坦面とを備えている。
【0005】
したがって、特許文献1に記載された搬送装置は、第1領域内では、低速搬送用コンベア上にパレットを載せて搬送し、第2領域内では、高速搬送用コンベア上にパレットを載せて搬送するので、パレットの進行速度を第1領域内と第2領域内とで異ならせることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2000-16576号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載された搬送装置によれば、第1領域あるいは第2領域において、コンベアに載っているパレット上の部品あるいは搬送品に加工を施すことになる。その場合に、加工に伴う荷重が、コンベアを構成しているローラに掛かることがあるので、コンベアには、搬送に伴う荷重に耐え得る強度だけでなく、加工に伴う荷重に耐え得る強度が要求されることになる。そのため、その荷重に耐え得る強度となるようにコンベアの強度を再設計し、またはレイアウトを変更する必要が生じ、設備変更に伴う時間やコストが増加する可能性がある。
【0008】
また、特許文献1に記載の搬送装置は、低速搬送用コンベアと高速搬送用コンベアとの間でのパレットの受け渡しを、高さ変更プレートによって行うように構成されている。すなわち、高速搬送用コンベアがその高さ変更プレートによって次第に押し上げられ、そのローラの上面が、低速搬送用コンベアの上面より高くなる。それに併せて、低速用搬送コンベアに載っているパレットは、その搬送方向での前端側が低速用搬送コンベアから高速搬送用コンベアに載り移るように押し上げられ、次いで後端側も同様に押し上げられて高速搬送用コンベアに載り移ることにより、パレットの全体が高速搬送用コンベアに載ってほぼ水平になる。特許文献1に記載の搬送装置では、このような乗り移りの際にパレットが傾斜することになり、そのため、パレット上の部品もしくは搬送品の位置にずれが生じ、その結果、次の工程での組み付けあるいは加工に支障を来す可能性がある。
【0009】
さらに、パレットもしくはこれに載っている部品もしくは搬送品の位置精度を高くするために、パレットとコンベアとをピンなどの連結手段で連結することが考えられる。しかしながら、特許文献1に記載された搬送装置のように、パレットを一時的であっても傾斜させる構造では、連結手段でのクリアランス(あそび)を、傾斜を許容するために大きくせざるを得なくなり、これが要因となってパレットもしくはこれに載っている部品もしくは搬送品の位置精度が低下したり、搬送途中でのガタつきが大きくなったりする可能性がある。
【0010】
本発明は、上述した技術的課題に着目してなされたものであって、大きな設備変更を必要とせずに、また搬送品の位置精度を低下させることなく、搬送品の搬送高さを変更可能にする搬送装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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