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公開番号2025018379
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023122026
出願日2023-07-26
発明の名称プラグ接続什器、及び、什器ユニット
出願人株式会社オカムラ
代理人個人
主分類A47C 7/72 20060101AFI20250130BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】柱状体の水平断面の小型化を図りつつ、複数のコネクタブロックを柱状体の所定の高さ領域に集約して配置することができるプラグ接続什器、及び、什器ユニットを提供する。
【解決手段】プラグ接続什器は、柱状体、第1コネクタブロック、第2コネクタブロックを備える。柱状体は第1側壁及び第2側壁を有する。側壁は機器収容空間を形成する。第1コネクタブロックは機器収容空間内に突出するように第1側壁に取り付けられ、外側の露出面にプラグ差込部が設けられる。第2コネクタブロックは機器収容空間内に突出するように第2側壁に取り付けられ、外側の露出面にプラグ差込部が設けられる。第1コネクタブロックと第2コネクタブロックの機器収容空間内に位置される部位は、第1側壁または第2側壁の外側面を法線方向から見た法線方向視において、相互に重ならず、かつ、法線方向と交差する水平方向視において、一部が重なるように配置される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
上下方向に延出する柱状体の外側面に複数のプラグ差込部が設置されたプラグ接続什器であって、
相互に対向して配置された第1側壁及び第2側壁を有し、前記第1側壁及び前記第2側壁を含む複数の側壁によって機器収容空間を形成する前記柱状体と、
一部が前記第1側壁の外側に露出して当該露出した面に前記プラグ差込部が設けられ、かつ主要部が前記機器収容空間内に突出する第1コネクタブロックと、
一部が前記第2側壁の外側に露出して当該露出した面に前記プラグ差込部が設けられ、かつ主要部が前記機器収容空間内に突出する第2コネクタブロックと、を備え、
前記第1コネクタブロックと前記第2コネクタブロックの前記機器収容空間内に位置される部位は、前記第1側壁または前記第2側壁の外側面を法線方向から見た法線方向視において、相互に重ならず、かつ、前記法線方向と交差する水平方向視において、一部が重なるように配置されていることを特徴とするプラグ接続什器。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記第1側壁と前記第2側壁の前記法線方向視における左右方向の幅は、前記第1コネクタブロックと前記第2コネクタブロックの前記機器収容空間内に位置される部位の同方向の合算幅よりも狭くない当該合算幅に近い幅であることを特徴とする請求項1に記載のプラグ接続什器。
【請求項3】
前記第1コネクタブロックと前記第2コネクタブロックの前記機器収容空間内に位置される部位の一方は、少なくとも一部が他方の高さ範囲に位置されていることを特徴とする請求項1または2に記載のプラグ接続什器。
【請求項4】
前記柱状体は、外側面が前記第1側壁及び前記第2側壁と異なる方向を向くとともに、前記第1側壁及び前記第2側壁とともに前記機器収容空間を形成する別側壁をさらに備え、
前記別側壁には、一部が前記別側壁の外側に露出して当該露出した面に前記プラグ差込部が設けられ、かつ主要部が前記機器収容空間内に突出するように別のコネクタブロックが取り付けられ、
前記別のコネクタブロックの前記機器収容空間内に位置される部位は、前記第1コネクタブロック及び前記第2コネクタブロックの前記機器収容空間内に位置される部位と高さ方向にずれて配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載のプラグ接続什器。
【請求項5】
前記柱状体は、相互に対向して配置されるとともに、前記第1側壁及び前記第2側壁とともに水平断面が方形状の周壁を形成する第3側壁及び第4側壁をさらに備え、
前記第3側壁には、一部が前記第3側壁の外側に露出して当該露出した面に前記プラグ差込部が設けられ、かつ主要部が前記機器収容空間内に突出するように第3コネクタブロックが取り付けられ、
前記第4側壁には、一部が前記第4側壁の外側に露出して当該露出した面に前記プラグ差込部が設けられ、かつ主要部が前記機器収容空間内に突出するように第4コネクタブロックが取り付けられ、
前記第3コネクタブロックと前記第4コネクタブロックの前記機器収容空間内に位置される部位は、前記第3側壁または前記第4側壁の外側面を法線方向から見た第2の法線方向視において、相互に重ならず、かつ、当該第2の法線方向視の法線方向と交差する水平方向視において、一部が重なるように配置され、
前記第3コネクタブロック及び第4コネクタブロックの前記機器収容空間内に位置される部位は、前記第1コネクタブロック及び前記第2コネクタブロックと高さ方向にずれて配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載のプラグ接続什器。
【請求項6】
前記第1コネクタブロック、前記第2コネクタブロック、前記第3コネクタブロック、及び、前記第4コネクタブロックは、対応する前記第1側壁、前記第2側壁、前記第3側壁、及び、前記第4側壁の各外側面の正面視において、左右方向の同側に偏って配置されていることを特徴とする請求項5に記載のプラグ接続什器。
【請求項7】
複数の椅子と、
複数の前記椅子の間に設置される請求項1または2に記載のプラグ接続什器と、を備え、
前記プラグ接続什器の複数の前記プラグ差込部は、前記椅子の背凭れよりも高い所定高さ領域に配置されていることを特徴とする什器ユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電力の供給や電子データの通信等を行うためのプラグが接続されるプラグ接続什器、及び、什器ユニットに関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、スマートフォンやノートパソコン等の持ち運び可能な通信端末の普及により、空港や駅、オフィス等の様々な場所で、電力供給のためのプラグや電子データ通信のためのプラグを接続できる設備が求められている。このような要求に対し、床面(接地部)から上方に延出する柱状体の外側面に複数のプラグ差込部を設け、複数方向からプラグをプラグ差込部に接続できるようにしたプラグ接続什器が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載のプラグ接続什器は、柱状体が角筒状に形成され、その柱状体の側壁にプラグ差込部が設けられている。各プラグ差込部は、プラグを受容する受刃や配線機器を内蔵するコネクタブロックの端面に設けられている。コネクタブロックは、主要部が柱状体の機器収容空間内に突出し、かつプラグ差込部が外部に露出するように柱状体の各側壁に取り付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-32661号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
プラグ接続什器の各コネクタブロックは、その主要部が柱状体の側壁から機器収容空間の内側方向に突出している。このため、対向する側壁に取り付けられる各コネクタブロックが機器収容空間内で互いに干渉するのを避けるためには、柱状体の水平断面を大型化せざるを得ない。そして、柱状体の水平断面が大型化すると、柱状体が什器の周域空間を圧迫してしまう。
【0006】
なお、各コネクタブロックが機器収容空間内で互いに干渉するのを避けるための手段としては、複数のコネクタブロック(プラグ差込部)を上下方向に大きく離間して配置することも考えられるが、この手段は以下の理由によりできるだけ採用を避けることが望ましい。
即ち、この種のプラグ接続什器は、利用者が椅子に座った状態で使用される場合が多いため、プラグ差込部は、椅子に着座した利用者が使用し易い特定の高さ範囲に設けることが望ましい。これに対し、上述のように複数のコネクタブロック(プラグ差込部)を上下方向に大きく離間して配置すると、一部のプラグ差込部が利用者の使用し易い特定の高さ範囲からずれて配置されることになる。
【0007】
そこで本発明は、柱状体の水平断面の小型化を図りつつ、複数のコネクタブロックを柱状体の所定の高さ領域に集約して配置することができるプラグ接続什器、及び、什器ユニットを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のプラグ接続什器、及び、什器ユニットは、上記課題を解決するために、以下の構成を採用した。
本発明の一態様に係るプラグ接続什器は、上下方向に延出する柱状体の外側面に複数のプラグ差込部が設置されたプラグ接続什器であって、相互に対向して配置された第1側壁及び第2側壁を有し、前記第1側壁及び前記第2側壁を含む複数の側壁によって機器収容空間を形成する前記柱状体と、一部が前記第1側壁の外側に露出して当該露出した面に前記プラグ差込部が設けられ、かつ主要部が前記機器収容空間内に突出する第1コネクタブロックと、一部が前記第2側壁の外側に露出して当該露出した面に前記プラグ差込部が設けられ、かつ主要部が前記機器収容空間内に突出する第2コネクタブロックと、を備え、前記第1コネクタブロックと前記第2コネクタブロックの前記機器収容空間内に位置される部位は、前記第1側壁または前記第2側壁の外側面を法線方向から見た法線方向視において、相互に重ならず、かつ、前記法線方向と交差する水平方向視において、一部が重なるように配置されていることを特徴とする。
【0009】
上記の構成のプラグ接続什器は、第1コネクタブロックと第2コネクタブロックの機器収容空間内に位置される部位が、第1側壁または第2側壁の外側面を法線方向から見た法線方向視において、相互に重ならないように配置されている。このため、第1コネクタブロックと第2コネクタブロックは機器収容空間内で干渉することがない。このとき、第1コネクタブロックと第2コネクタブロックの機器収容空間内に位置される部位が、前記法線方向と交差する水平方向視において、一部が重なるように配置されているため、第1コネクタブロックと第2コネクタブロックの高さ方向の占有領域幅を狭めることができる。
また、本構成では、第1コネクタブロックと第2コネクタブロックの機器収容空間内に位置される部位が、前記法線方向と交差する水平方向視において、一部が重なるように配置されているため、第1側壁と第2側壁の離間幅を第1コネクタブロックと第2コネクタブロックの奥行幅に近い幅とすることができる。これにより、柱状体の水平断面を小型化することができる。
【0010】
前記第1側壁と前記第2側壁の前記法線方向視における左右方向の幅は、前記第1コネクタブロックと前記第2コネクタブロックの前記機器収容空間内に位置される部位の同方向の合算幅よりも狭くない当該合算幅に近い幅であることが望ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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