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公開番号
2025011878
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023114275
出願日
2023-07-12
発明の名称
キャスタ取付機構
出願人
株式会社オカムラ
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60B
33/00 20060101AFI20250117BHJP(車両一般)
要約
【課題】被取付部の下部に形成され簡便にキャスタを取り付けることができるキャスタ取付機構を提供する。
【解決手段】被取付部2の下部に形成され、キャスタ5の天板部7を取り付けるキャスタ取付機構であって、取付機構はキャスタ5の天板部7の縁部7aの一部に上下方向に重畳する規制片部19と、天板部7に形成された貫通孔8bに上下方向に嵌挿される嵌挿部16と、キャスタ5の天板部7の取付孔8aを通して締結される締結手段であるビス15及びビス穴14と、を備えている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
被取付部の下部に形成され、キャスタの天板部を取り付けるキャスタ取付機構であって、
前記取付機構は、前記キャスタの天板部の縁部の一部に上下方向に重畳する規制片部と、前記天板部に形成された貫通孔に上下方向に嵌挿される嵌挿部と、前記キャスタの天板部の取付孔を通して締結される締結手段と、を備えていることを特徴とするキャスタ取付機構。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
前記締結手段はビスとビス穴であり、前記ビス穴は、前記キャスタの前記車輪を挟んだ前記規制片部の反対側に配設されていることを特徴とする請求項2に記載のキャスタ取付機構。
【請求項3】
前記規制片部の幅方向両端部には、前記キャスタの天板部の対向する両縁部に対向する側壁部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のキャスタ取付機構。
【請求項4】
前記規制片部の上方の前記被取付部には、前記キャスタの天板部の縁部を挿入可能な開口部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のキャスタ取付機構。
【請求項5】
前記規制片部は、前記被取付部の下面に対して傾斜面部で連続していることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のキャスタ取付機構。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、被取付部の下部にキャスタを取り付けるためのキャスタ取付機構に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
下部にキャスタが取り付けられた被取付部としては、例えば物品を載置する移動什器が知られ、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗において、バックヤードに保管された商品を店内に運搬して品出しする際に用いられる例えば特許文献1に記載されているような移動什器がある。キャスタとしては、旋回キャスタと固定キャスタがあるが、いずれにしてもこのような移動什器では、構造規格が同一のキャスタが用いられることがほとんどである。
【0003】
例えば特許文献1に示されるキャスタは、トッププレート(天板部)と、このトッププレートの下方に延出する一対の車輪支持部と、一対の車輪支持部間に軸支される車輪とを有している。特許文献2のキャスタ取付機構は、トッププレートの縁部に複数離間して形成された貫通孔と、トッププレートを被取付部である什器本体の下面に形成されたビス穴と、このビス穴に貫通孔を通して螺着させるビスにより構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実願昭62-169564(実開平1-73463号)のCD-ROM(第6頁、第4図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載されるキャスタ取付機構のように、トッププレートの縁部に複数形成された貫通孔を通してトッププレートと什器本体の下面とを螺着する構成を採用することで、トッププレートと什器本体の下面との対向面の全体に渡って均等に互いを近接せしめることができ取り付け強度に優れるものの、複数の貫通孔及びビス穴を穿設加工する位置や加工精度が正確でないと複数のビスによる螺着ができないこと、また取り付け時には、複数の貫通孔とビス穴との位置合わせと複数の螺着工程とが必要になる点で、取り付け作業が煩雑になるという問題があった。
【0006】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、被取付部の下部に形成され簡便にキャスタを取り付けることができるキャスタ取付機構を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するために、本発明のキャスタ取付機構は、
被取付部の下部に形成され、キャスタの天板部を取り付けるキャスタ取付機構であって、
前記取付機構は、前記キャスタの天板部の縁部の一部に上下方向に重畳する規制片部と、前記天板部に形成された貫通孔に上下方向に嵌挿される嵌挿部と、前記キャスタの天板部の取付孔を通して締結される締結手段と、を備えていることを特徴としている。
この特徴によれば、取付機構がキャスタの天板部の縁部の一部に上下方向に重畳する規制片部を有することで上下方向における被取付部とキャスタとの離間を規制するとともに、天板部に形成された貫通孔に上下方向に嵌挿される嵌挿部により被取付部とキャスタとの水平方向の位置ずれを防止することができ、少ない数のビス及びビス穴などの締結手段で被取付部の下部にキャスタを取り付けることができるため、締結の締結工程を最小限にでき、取り付け作業を大幅に簡便にすることができる。
【0008】
前記締結手段はビスとビス穴であり、前記ビス穴は、前記キャスタの前記車輪を挟んだ前記規制片部の反対側に配設されていることを特徴としている。
この特徴によれば、規制片部と車輪を挟んだ反対側でビスとビス穴とがキャスタの天板部の貫通孔を通して締結されることで、キャスタの天板部の対向する両側の縁部が規制・固定され、取付状態を安定的に維持できる。
【0009】
前記規制片部の幅方向両端部には、前記キャスタの天板部の対向する両縁部に対向する側壁部が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、規制片部の幅方向両端部に設けられた側壁部により天板部の回動が規制されて締結手段の締結作業を容易に行うことができる。
【0010】
前記規制片部の上方の前記被取付部には、前記キャスタの天板部の縁部を挿入可能な開口部が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、縁部の先端を開口部に一時的に退避できるため、キャスタの天板部を嵌挿部を避けるように傾斜させた状態で当該縁部を規制片部と被取付部の下面との間に挿入できることから、規制片部を被取付部の下面に近接させて配設し、上下方向における被取付部とキャスタとの離間を確実に規制できる。また、嵌挿部を天板部に形成された貫通孔に嵌挿させやすい。
(【0011】以降は省略されています)
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