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公開番号
2025018169
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023121653
出願日
2023-07-26
発明の名称
金属加工品、放熱部材、及び現像装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人中川国際特許事務所
主分類
G03G
15/08 20060101AFI20250130BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】金属板同士の接合部を小さくできる金属加工品、放熱部材、及び電子写真方式の画像形成装置における現像装置を提供する。
【解決手段】第1の金属板と、第2の金属板と、前記第1金属板と前記第2の金属板は、それぞれ互いに対向する第1の端面と第2の端面を備え、前記第1の端面は、前記第2の端面に向かって突出する突出部を備え、前記第2の端面は、前記第1の端面の突出部に対応する位置で少なくとも一部が前記突出部と係合する係合部を有する切欠き部を備え、前記突出部の少なくとも一部は前記係合部と同形状で接すると共に、前記突出部の少なくとも一部は前記切欠き部の少なくとも一部の縁周辺部の表裏両側に対し板厚方向で重合していることを特徴とする金属加工品、放熱部材、及び電子写真方式の画像形成装置における現像装置。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
第1の金属板と、
第2の金属板と、
前記第1の金属板と前記第2の金属板は、それぞれ互いに対向する第1の端面と第2の端面を備え、
前記第1の端面は、前記第2の端面に向かって突出する突出部を備え、
前記第2の端面は、前記第1の端面の突出部に対応する位置で少なくとも一部が前記突出部と係合する係合部を有する切欠き部を備え、
前記突出部の少なくとも一部は前記係合部と同形状で接すると共に、前記突出部の少なくとも一部は前記切欠き部の少なくとも一部の縁周辺部の表裏両側に対し板厚方向で重合していることを特徴とする金属加工品。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
前記第2の金属板の前記切欠き部の表裏両側の縁周辺部の稜線の一部に板厚方向に凹んだ凹形状を備え、
前記第1の金属板の前記突出部の少なくとも一部は、前記凹形状と同形状で接することを特徴とする請求項1に記載の金属加工品。
【請求項3】
前記第2の金属板の前記切欠き部の表裏両側の縁周辺部の稜線の一部に端部に向かって板厚が薄くなる方向に凹んだ凹形状を備え、
前記第1の金属板の前記突出部の少なくとも一部は、前記凹形状と同形状で接することを特徴とする請求項1に記載の金属加工品。
【請求項4】
前記第2の金属板は、前記切欠き部に前記係合部より幅の大きい離間部を備え、
前記第1の金属板の突出部の少なくとも一部は、前記離間部と同形状で接することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の金属加工品。
【請求項5】
前記第2の金属板は、前記切欠き部に前記係合部より幅の大きい離間部を備え、
前記第1の金属板の突出部の少なくとも一部は、前記離間部と同形状で接することを特徴とする請求項1に記載の金属加工品。
【請求項6】
第1の金属板の前記突出部の板面の表裏両側の一部に板厚が薄くなる方向に凹んだ凹部を備えることを特徴とする請求項1に記載の金属加工品
【請求項7】
前記金属加工品は、アルミニウム合金或いは銅合金であることを特徴とする請求項1に記載の金属加工品。
【請求項8】
請求項1に記載の金属加工品を有することを特徴とする放熱部材。
【請求項9】
請求項8に記載の放熱部材を有することを特徴とする電子写真方式の画像形成装置における現像装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式の画像形成装置における現像装置に用いられる金属加工品に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
電子写真方式の画像形成装置における現像装置では、感光ドラムなどの像担持体に形成された静電潜像を現像し、トナー像を形成する。この現像装置では、内部に収容した現像剤を攪拌搬送するため、現像剤の温度が上昇することになる。さらに、画像形成装置の高速化に伴い、より内部の現像剤の温度が上昇する傾向にある。そのため、現像剤の冷却が必要となり、現像剤を収容する現像容器の一部に高熱伝導部材を用いたヒートシンクを配置し、効率的に内部の現像剤の熱を放熱するようにしているものがある。
【0003】
このようなヒートシンクは、主に押出加工や引抜加工で形成されることが多いが、加工費が高いため、コストダウンのために複数の金属板をプレス加工によって成形し、それらを組み合わせて形成する方法がある。ただし、複数の金属板を組み合わせてヒートシンクを形成する場合、金属板同士の接合が課題となる。
【0004】
金属板同士の接合において、2つの金属板の端部を板面に平行な方向で対向させた状態で、端部同士を接合する方法としては、従来から様々なものが提案されている。
【0005】
例えば、特許文献1では、向かい合った金属板それぞれに略同一となる複数の凹凸形状を形成し、それら凹凸形状を係合させた後、凸部の板面表面を押圧して板面表面に凹形状を形成する。凹形状が形成された領域近傍では、凸部の縁部が外側に突出する。その突出は相手の金属板の凹部に向けて突出し、凹部の縁部の一部を凹ませて板厚方向で重なり合う。このように板厚方向で重なることで板厚方向での外れが防止され、2つの金属板が接合される。
【0006】
また、特許文献2では、金属板を切断刃によって切断した場合、切断面はダレ面とせん断面と破断面で構成されるが、せん断面は破断面に対して若干出っ張る形状となることを利用して接合する。具体的には、同形状に切断された2枚の金属板を、接合したときに互いにせん断面と破断面が向き合うように重ね合わせて押し込むことで、せん断面同士が板厚方向で重なり合い、板厚方向の外れが防止されて接合されるものである。
【0007】
さらに、特許文献3では、主に筒状体の端面同士の接合に用いられるが、一方の端面には内側に係合部を備えた切り欠きを設け、他方の端面にはその切り欠きに対応する位置に凸部を設け、凸部が切り欠きの係合部に引っかかるように曲げることで接合するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2003-80329号公報
特開2022-19419号公報
WO2018/221601号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、特許文献1のように複数の凹凸部を形成して接合する場合、金属板が対向する方向に対し垂直方向に複数の凹凸を形成するためのスペースが必要である。また、凸部の板金表面に形成する凹形状はすべて同じ板面側であるため、凸部の縁部の突出も同じ板面側となる。そのため、板厚方向での重なりはどの個所も同じ方向となり、片側の金属板が板厚方向に力を受けた場合に外れないようにするためには、凹凸形状で形成される接合領域を大きくして、凹側と凸側でかかる力が逆方向となるようにする必要がある。このため、2つの金属板を接合する接合部は、金属板が対向する方向とそれに直交する方向の2つの方向で大きなスペースが必要となる。
【0010】
また、特許文献2のように、同形状に切断した2枚の金属板を互いにせん断面と破断面が向き合うようにして押し込んで接合する場合も、特許文献1と同様に2つの金属板が板厚方向で重なる方向は同じため、特許文献1と同様に接合部を大きくする必要がある。
(【0011】以降は省略されています)
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