TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025017772
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023121005
出願日
2023-07-25
発明の名称
投写光学系及び投写型映像表示装置
出願人
パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G02B
13/00 20060101AFI20250130BHJP(光学)
要約
【課題】レンズ面の反射による画質の低下を抑制することができる投写光学系及び投写型映像表示装置を提供する。
【解決手段】本開示に係る投写光学系は、複数のレンズを備え、映像表示素子から出射した投影光を光軸に沿って前方向きに投写し、映像表示素子の表示面に形成された画像を投写対象物に表示させる投写光学系において、投影光が複数のレンズのレンズ面で反射することによって、後方向きに投写光学系を通過する光が生じる、投写光学系であって、投写光学系を通過する軸上光束のマージナル光線に対して、近軸光線追跡による光線追跡において、後方向きに伝搬するマージナル光線が表示面で反射した第1光線が各々のレンズ面で反射して集光する集光面と表示面との間の距離をXとし、投写光学系の全系の焦点距離をfとした場合、投写光学系における全てのレンズ面において以下の条件(1)を満足する、|X|>f/2・・・・(1)。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のレンズを備え、映像表示素子から出射した投影光を光軸に沿って前方向きに投写し、前記映像表示素子の表示面に形成された画像を投写対象物に表示させる投写光学系において、前記投影光が複数の前記レンズのレンズ面で反射することによって、後方向きに前記投写光学系を通過する光が生じる、前記投写光学系であって、
前記投写光学系を通過する軸上光束のマージナル光線に対して、近軸光線追跡による光線追跡において、後方向きに伝搬する前記マージナル光線が前記表示面で反射した第1光線が各々の前記レンズ面で反射して集光する集光面と前記表示面との間の距離をXとし、前記投写光学系の全系の焦点距離をfとした場合、
前記投写光学系における全ての前記レンズ面において以下の条件(1)を満足する、
|X|>f/2・・・・(1)
投写光学系。
続きを表示(約 2,300 文字)
【請求項2】
複数のレンズを備え、映像表示素子から出射した投影光を光軸に沿って前方向きに投写し、前記映像表示素子の表示面に形成された画像を投写対象物に表示させる投写光学系において、前記投影光が複数の前記レンズのレンズ面で反射することによって、後方向きに前記投写光学系を通過する光が生じる、前記投写光学系であって、
前記投写光学系を通過する軸上光束のマージナル光線に対して、近軸光線追跡による光線追跡において、後方向きに伝搬する前記マージナル光線が前記表示面で反射した第1光線が各々の前記レンズ面で反射した光線の前記表示面における光線高さをHとし、前記表示面の対角長の半分の長さをDとした場合、
前記投写光学系における全ての前記レンズ面において以下の条件(2)を満足し、
|(H*f/2F)|>D・・・・(2)
ここで、fは、前記投写光学系の全系の焦点距離であって、Fは、前記投写光学系の全系のF値である、
投写光学系。
【請求項3】
複数のレンズを備え、映像表示素子から出射した投影光を光軸に沿って前方向きに投写し、前記映像表示素子の表示面に形成された画像を投写対象物に表示させる投写光学系において、前記投影光が複数の前記レンズのレンズ面で反射することによって、後方向きに前記投写光学系を通過する光が生じる、前記投写光学系であって、
前記投写光学系を通過する軸上光束のマージナル光線に対して、実光線追跡による光線追跡において、前記表示面から前方向きに伝搬する前記マージナル光線が各々の前記レンズ面に入射するとき、入射するレンズ面の法線との間の角度をθ(deg)とし、入射するレンズ面における光線高さをh(mm)とした場合、
前記投写光学系における全ての前記レンズ面において以下の条件(3)を満足する、
1/(|θ|*h)<0.04・・・・(3)
投写光学系。
【請求項4】
複数のレンズを備え、映像表示素子から出射した投影光を光軸に沿って前方向きに投写し、前記映像表示素子の表示面に形成された画像を投写対象物に表示させる投写光学系において、前記投影光が複数の前記レンズのレンズ面で反射することによって、後方向きに前記投写光学系を通過する光が生じる、前記投写光学系であって、
前記投写光学系を通過する軸上光束のマージナル光線に対する光線追跡において、前記投写光学系における全ての前記レンズ面において、少なくとも以下の条件(1)から(3)のいずれか1つを満足し、
|X|>f/2・・・・・・・(1)
|(H*f/2F)|>D・・・・(2)
1/(|θ|*h)<0.04・・・(3)
ここで、
Xは、近軸光線追跡による前記光線追跡において、後方向きに伝搬する前記マージナル光線が前記表示面で反射した第1光線が各々の前記レンズ面で反射して集光する集光面と前記表示面との間の距離であって、
fは、前記投写光学系の全系の焦点距離であって、
Hは、近軸光線追跡による前記光線追跡において、前記第1光線が各々の前記レンズ面で反射した光線の前記表示面における光線高さであって、
Fは、前記投写光学系の全系のF値であって、
Dは、前記表示面の対角長の半分の長さであって、
θ(deg)は、実光線追跡による前記光線追跡において、前記表示面から前方向きに伝搬する前記マージナル光線が各々の前記レンズ面に入射するとき、入射するレンズ面の法線との間の角度であって、
h(mm)は、実光線追跡による前記光線追跡において、前記表示面から前方向きに伝搬する前記マージナル光線が各々の前記レンズ面に入射するとき、入射するレンズ面における光線高さである、
投写光学系。
【請求項5】
前記光線追跡は、前記投影光に含まれる光波長を用いて行う、
請求項1から4いずれか1項に記載の投写光学系。
【請求項6】
前記投写対象物から前記光軸に沿って後方向きに伝搬する外部光が前記投写光学系を通過し、前記外部光のうち所定の波長域の光が撮像を形成し、
前記光線追跡は、前記所定の波長域に含まれる光波長を用いて行う、
請求項1から4いずれか1項に記載の投写光学系。
【請求項7】
映像を投写対象物に投写して表示させる投写型映像表示装置であって、
光源装置と、
1つ又は複数の映像表示素子を含み、映像信号に応じて変調した投影光を生成する投影光生成部と、
前記光源装置から出射した照明光を前記投影光生成部に導く導光光学系と、
請求項1から4いずれか1項に記載の前記投写光学系と、
を備え、
前記投影光に含まれる光波長を用いて前記光線追跡を行う、
投写型映像表示装置。
【請求項8】
映像を投写対象物に投写して表示させる投写型映像表示装置であって、
光源装置と、
1つ又は複数の映像表示素子を含み、映像信号に応じて変調した投影光を生成する投影光生成部と、
前記光源装置から出射した照明光を前記投影光生成部に導く導光光学系と、
請求項1から4いずれか1項に記載の前記投写光学系と、
前記投写対象物から前記光軸に沿って後方向き伝搬する外部光が前記投写光学系を通過し、前記外部光のうち所定の波長域の光を撮像する撮像光学系と、
を備え、
前記所定の波長域に含まれる光波長を用いて前記光線追跡を行う、
投写型映像表示装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、画像を投写して表示させる投写光学系、及び投写光学系を備えた投写型映像表示装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、投写型映像表示装置は、スクリーン又は建物など投写対象物に対して映像を投写する。また、投写対象物と投写される映像との位置関係(歪み)を確認するために、投写対象物に投写された映像を撮影する場合がある。投写型映像表示装置が備える投写光学系において、レンズ面での反射により画質の低下が生じる場合がある。
【0003】
特許文献1は、フィルタが配置されたテレセントリック系において、撮像面での反射光がフィルタにより反射して起こるフレアーの少ない撮像光学系を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開1991-078716号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、レンズ面の反射による画質の低下を抑制することができる投写光学系及び投写型映像表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、本開示の一実施の形態に係る映像調整方法は、複数のレンズを備え、映像表示素子から出射した投影光を光軸に沿って前方向きに投写し、映像表示素子の表示面に形成された画像を投写対象物に表示させる投写光学系において、投影光が複数のレンズのレンズ面で反射することによって、後方向きに投写光学系を通過する光が生じる、投写光学系であって、投写光学系を通過する軸上光束のマージナル光線に対して、近軸光線追跡による光線追跡において、後方向きに伝搬するマージナル光線が表示面で反射した第1光線が各々のレンズ面で反射して集光する集光面と表示面との間の距離をXとし、投写光学系の全系の焦点距離をfとした場合、投写光学系における全てのレンズ面において以下の条件(1)を満足する、|X|>f/2・・・・(1)。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、レンズ面の反射による画質の低下を抑制することができる投写光学系及び投写型映像表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の実施形態1に係る投写型映像表示装置を示すブロック図
図1の投写型映像表示装置の伝搬光学系の一例を示す概念図
図1の投写型映像表示装置の伝搬光学系の他の一例を示す概念図
本開示の実施形態1に係る投写光学系における条件(1)の充足性を説明する図
本開示の実施形態1に係る投写光学系における条件(2)の充足性を説明する図
本開示の実施形態1に係る投写光学系における条件(3)の充足性を説明する図
実施例1に係る投写光学系のレンズ配置図
実施例1に係る投写光学系の諸収差を示す収差図
実施例2に係る投写光学系のレンズ配置図
実施例2に係る投写光学系の諸収差を示す収差図
比較例1に係る投写光学系のレンズ配置図
比較例1に係る投写光学系の諸収差を示す収差図
実施例1の投写光学系における条件(1)の充足性を示す図
実施例1の投写光学系における条件(2)の充足性を示す図
実施例1の投写光学系における条件(3)の充足性を示す図
実施例2の投写光学系における条件(1)の充足性を示す図
実施例2の投写光学系における条件(2)の充足性を示す図
実施例2の投写光学系における条件(3)の充足性を示す図
比較例1の投写光学系における条件(1)の充足性を示す図
比較例1の投写光学系における条件(2)の充足性を示す図
比較例1の投写光学系における条件(3)の充足性を示す図
実施例1の投写光学系を用いた伝搬光学系における光の伝搬を示す図
図16の伝搬光学系における結像を示す図
比較例1の投写光学系を用いた伝搬光学系における光の伝搬を示す図
図18の伝搬光学系における結像を示す図
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の第1態様によれば、複数のレンズを備え、映像表示素子から出射した投影光を光軸に沿って前方向きに投写し、映像表示素子の表示面に形成された画像を投写対象物に表示させる投写光学系において、投影光が複数のレンズのレンズ面で反射することによって、後方向きに投写光学系を通過する光が生じる、投写光学系であって、投写光学系を通過する軸上光束のマージナル光線に対して、近軸光線追跡による光線追跡において、後方向きに伝搬するマージナル光線が表示面で反射した第1光線が各々のレンズ面で反射して集光する集光面と表示面との間の距離をXとし、投写光学系の全系の焦点距離をfとした場合、投写光学系における全てのレンズ面において以下の条件(1)を満足する、|X|>f/2・・・・(1)、投写光学系を提供する。
【0010】
本開示の第2態様によれば、複数のレンズを備え、映像表示素子から出射した投影光を光軸に沿って前方向きに投写し、映像表示素子の表示面に形成された画像を投写対象物に表示させる投写光学系において、投影光が複数のレンズのレンズ面で反射することによって、後方向きに投写光学系を通過する光が生じる、投写光学系であって、投写光学系を通過する軸上光束のマージナル光線に対して、近軸光線追跡による光線追跡において、後方向きに伝搬するマージナル光線が表示面で反射した第1光線が各々のレンズ面で反射した光線の表示面における光線高さをHとし、表示面の対角長の半分の長さをDとした場合、投写光学系における全てのレンズ面において以下の条件(2)を満足し、|(H*f/2F)|>D・・・・(2)、ここで、fは、投写光学系の全系の焦点距離であって、Fは、投写光学系の全系のF値である、投写光学系を提供する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
太陽光反射板。
7日前
個人
眼鏡こめかみ支持具
20日前
日本精機株式会社
表示装置
今日
日本精機株式会社
空中表示装置
8日前
株式会社クラベ
光伝送体及び照明装置
14日前
ハート光学株式会社
眼鏡ケース
20日前
キヤノン株式会社
光学機器
13日前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ装置
今日
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ装置
21日前
ブラザー工業株式会社
走査光学装置
今日
住友ベークライト株式会社
積層体の製造方法
14日前
キヤノン株式会社
画像表示装置
今日
大日本印刷株式会社
光学フィルム
14日前
スリーアール株式会社
拡大鏡
6日前
株式会社エスパー
マイクロプリズム反射体
13日前
株式会社 GLASSART
水に浮くアイウェア
20日前
ヘラマンタイトン株式会社
コネクタ保持具
20日前
株式会社小糸製作所
画像投影装置
今日
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ装置及び車両
今日
株式会社小糸製作所
画像投影装置
23日前
三井化学株式会社
レンズ、光学部材および撮像カメラ
7日前
キヤノン株式会社
光学系および撮像装置
21日前
三井化学株式会社
展示装置
今日
アイカ工業株式会社
反射防止フィルム及びそれを用いた成形品
20日前
株式会社JVCケンウッド
ヘッドマウントディスプレイ
20日前
キヤノン株式会社
表示光学系および表示装置
6日前
住友電工オプティフロンティア株式会社
融着接続機
15日前
アルプスアルパイン株式会社
表示装置
7日前
三井化学株式会社
空中結像装置
今日
キヤノン株式会社
レンズ装置および撮像装置
20日前
住友化学株式会社
積層体及び表示装置
今日
キヤノン株式会社
ズームレンズおよび撮像装置
6日前
キヤノン株式会社
ズームレンズおよび撮像装置
20日前
株式会社ヨコオ
光トランシーバ及び光トランシーバユニット
7日前
日亜化学工業株式会社
光学部材の製造方法、発光装置
7日前
キヤノン株式会社
光学装置及び撮像装置
14日前
続きを見る
他の特許を見る