TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025017660
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023120809
出願日2023-07-25
発明の名称撮像装置及び電子機器
出願人エーエーシー オプティックス ソリューションズ ピーティーイー リミテッド
代理人個人,個人
主分類G03B 5/00 20210101AFI20250130BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】板バネ共振による制御性能低下問題と板バネ幅による重量配分問題を解決するための撮像装置及び電子機器を提供する。
【解決手段】この撮像装置は、駆動機構と、レンズモジュールと、を含み、前記駆動機構は、ベースと、前記ベースに回動可能に設けられた第1枠体と、を含み、前記ベースには、第1ヨークと駆動コイルが設けられ、前記第1枠体には、磁石が設けられ、且つ、光軸に対して傾斜する傾斜支持面を備え、前記レンズモジュールは、レンズキャリアを含み、前記第1枠体が前記傾斜支持面によって前記レンズキャリアを支持し、前記駆動コイルに通電して磁界を生じさせた後、前記磁石によって前記第1枠体を前記光軸方向に垂直な平面内で回動させるように駆動し、前記第1枠体は、回動が発生した前記傾斜支持面によって、前記レンズキャリアを、光軸方向に沿って移動させるか、または光軸に対して傾斜させるように駆動する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
駆動機構と、光軸を有するレンズモジュールと、を含み、
前記駆動機構は、ベースと、前記ベースに回動可能に設けられた第1枠体と、を含み、前記ベースには、第1ヨークと駆動コイルが設けられており、前記第1枠体には、磁石が設けられ、且つ、光軸に対して傾斜する傾斜支持面を備え、前記第1ヨークが、光軸方向において前記磁石に対向して設置されており、前記磁石は、前記第1枠体を前記ベースに押圧保持するように光軸方向に沿って前記第1ヨークに吸引力を付勢し、
前記レンズモジュールは、前記第1枠体に押圧保持されたレンズキャリアを含み、前記第1枠体が前記傾斜支持面によって前記レンズキャリアを支持し、
前記駆動コイルに通電して磁界を生じさせた後、前記磁石によって前記第1枠体を前記光軸方向に垂直な平面内で回動させるように駆動し、前記第1枠体は、回動が発生した前記傾斜支持面によって、前記レンズキャリアを、光軸方向に沿って移動させるか、または光軸に対して傾斜させるように駆動する、
ことを特徴とする撮像装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1枠体は、複数あり、複数の前記第1枠体が光軸を取り囲む方向に沿って前記ベースに略等間隔に設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記第1枠体の数は4つであり、4つの前記第1枠体が2つずつ対向して設置されており、
対向して設置されている2つの第1枠体は、前記レンズキャリアを光軸に垂直な第1方向回りに回転させるように、回動が発生した前記傾斜支持面によって、それぞれ前記レンズキャリアを光軸に沿って逆方向に移動させるように駆動し、
対向して設置されている他の2つの第1枠体は、前記レンズキャリアを光軸及び第1方向に垂直な第2方向回りに回転させるように、回動が発生した前記傾斜支持面によって、それぞれ前記レンズキャリアを光軸に沿って逆方向に移動させるように駆動し、
4つの前記第1枠体を同時に回転させて前記レンズキャリアの第1方向での回転と第2方向での回転を重ね合わせることにより、前記レンズキャリアを光軸に対して傾斜させる、
ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
【請求項4】
複数の前記第1枠体は、前記レンズキャリアを光軸方向に沿って移動させるように、いずれも回動が発生した前記傾斜支持面によって、前記レンズキャリアを光軸に沿って同じ方向へ移動させるように駆動する、
ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記ベースには、複数の前記第1枠体に1対1で対応している複数の回転軸が突設されており、各前記第1枠体には、回転軸穴が設けられており、前記回転軸が対応する前記回転軸穴に穿設されることで、対応する前記第1枠体を前記ベースに回動可能に設置する、
ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記傾斜支持面の高さは、対応する前記回転軸を取り囲む方向において逓増する、
ことを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記傾斜支持面の高さは、対応する前記回転軸を取り囲む方向において時計回りに逓増する、
ことを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
【請求項8】
各前記傾斜支持面の対応する前記回転軸を取り囲む方向における高さの変化傾向及び高さの変化幅は、いずれも同じである、
ことを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
【請求項9】
前記駆動コイルと前記第1枠体の光軸方向における投影が互いに交錯している、
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項10】
前記レンズキャリアに球状支持突起が設けられており、前記レンズキャリアにおける球状支持突起によって前記レンズキャリアを支持するように、前記傾斜支持面が前記レンズキャリアにおける球状支持突起に当接している、
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施例は、撮像装置のフォーカス技術分野に関し、特に撮像装置及び電子機器に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
撮影技術の急速な発展に伴い、レンズの移動を駆動するための駆動機構は各種撮像装置に広く応用されており、且つこのような撮像装置も各種モバイルデバイスにも応用されている。一般的な撮像装置の駆動機構は、通常、レンズを、光軸方向または光軸に垂直な平面内で移動させるように駆動する。このような駆動機構は、駆動コイルと磁石を含むことが多く、駆動コイルがレンズ枠の外周側に固定され、駆動コイルに通電して磁界を生じさせた後、電磁力の作用によってレンズ枠内のレンズを光軸方向に移動させてフォーカス機能を実現し、レンズ枠内のレンズを光軸に垂直な平面上で移動させたり、レンズ主点を中心に揺動させたりして手振れ補正機能を実現する。
【0003】
このような駆動機構は通常、板バネを備えてレンズ枠を弾性的に支持し且つ吊り下げ、レンズ枠を他の部品と非接触状態に保つことで、レンズ枠に電磁力を付勢した時にレンズのリニアな移動効果を実現できる。しかしながら、このような弾性的な支持と吊り下げ構造は振動モードで共振を発生させるため、共振によるフォーカス中における制御性能低下を抑制することは、レンズ設計での重要な課題の1つとなっている。また、レンズの傾きを制御するための上下板バネ式の設計において、板バネの幅の設計はレンズの重量配分に影響するため、レンズ全体の設計と製造の難度が高くなる。
【0004】
したがって、上記の問題を解決するための撮像装置及び電子機器を提供する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の実施形態は、上記の板バネを備えた駆動機構において、共振による制御性能低下問題及び板バネの幅による重量配分問題を解決するための撮像装置及び電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の技術的課題を解決するために、本発明には、撮像装置が提供され、この撮像装置は、駆動機構と、光軸を有するレンズモジュールと、を含み、前記駆動機構は、ベースと、前記ベースに回動可能に設けられた第1枠体と、を含み、前記ベースには、第1ヨークと駆動コイルが設けられており、前記第1枠体には、磁石が設けられ、且つ、光軸に対して傾斜する傾斜支持面を備え、前記第1ヨークが、光軸方向において前記磁石に対向して設置されており、前記磁石は、前記第1枠体を前記ベースに押圧保持するように光軸方向に沿って前記第1ヨークに吸引力を付勢し、前記レンズモジュールは、前記第1枠体に押圧保持されたレンズキャリアを含み、前記第1枠体が前記傾斜支持面によって前記レンズキャリアを支持し、前記駆動コイルに通電して磁界を生じさせた後、前記磁石によって前記第1枠体を前記光軸方向に垂直な平面内で回動させるように駆動し、前記第1枠体は、回動が発生した前記傾斜支持面によって、前記レンズキャリアを、光軸方向に沿って移動させるか、または光軸に対して傾斜させるように駆動する。
【0007】
いくつかの実施例では、前記第1枠体は、複数あり、複数の前記第1枠体が光軸を取り囲む方向に沿って前記ベースに等間隔に設けられている。
【0008】
いくつかの実施例では、前記第1枠体の数は4つであり、4つの前記第1枠体が2つずつ対向して設置されており、対向して設置されている2つの第1枠体は、前記レンズキャリアを光軸に垂直な第1方向回りに回転させるように、回動が発生した前記傾斜支持面によって、それぞれ前記レンズキャリアを光軸に沿って逆方向に移動させるように駆動し、対向して設置されている他の2つの第1枠体は、前記レンズキャリアを光軸及び第1方向に垂直な第2方向回りに回転させるように、回動が発生した前記傾斜支持面によって、それぞれ前記レンズキャリアを光軸に沿って逆方向に移動させるように駆動し、4つの前記第1枠体を同時に回転させて前記レンズキャリアの第1方向での回転と第2方向での回転を重ね合わせることにより、前記レンズキャリアを光軸に対して傾斜させる。
【0009】
いくつかの実施例では、複数の前記第1枠体は、前記レンズキャリアを光軸方向に沿って移動させるように、いずれも回動が発生した前記傾斜支持面によって、前記レンズキャリアを光軸に沿って同じ方向へ移動させるように駆動する。
【0010】
いくつかの実施例では、前記ベースには、複数の前記第1枠体に1対1で対応している複数の回転軸が突設されており、各前記第1枠体には、回転軸穴が設けられており、前記回転軸が対応する前記回転軸穴に穿設されることで、対応する前記第1枠体を前記ベースに回動可能に設置する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
表示装置
2か月前
個人
露光方法
29日前
株式会社シグマ
撮像装置
29日前
株式会社リコー
装置
16日前
株式会社シグマ
フードキャップ
2か月前
キヤノン株式会社
光学機器
2か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
29日前
株式会社リコー
画像形成装置
2か月前
株式会社リコー
画像形成装置
2か月前
株式会社リコー
画像形成装置
2か月前
株式会社リコー
画像形成装置
3か月前
国立大学法人広島大学
撮像装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
29日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
カシオ計算機株式会社
撮像装置
1日前
信越ポリマー株式会社
スポンジローラ
1か月前
キヤノン株式会社
定着装置
2か月前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
2か月前
三洋化成工業株式会社
トナーバインダー
2か月前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
1か月前
三洋化成工業株式会社
トナーバインダー
2か月前
三菱製紙株式会社
ドライフィルムレジスト
29日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
16日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
16日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
5日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
5日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
ブラザー工業株式会社
ドラムユニット
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3か月前
シャープ株式会社
画像形成装置
23日前
続きを見る