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公開番号
2025017265
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-05
出願番号
2023120311
出願日
2023-07-24
発明の名称
易開封性包装袋及びその開封方法
出願人
SBパックス株式会社
代理人
個人
主分類
B65D
33/00 20060101AFI20250129BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】本発明は、被包装物の隠蔽性に優れ、開封及び被包装物の取り出しが容易で、開封時又は取り出し時に被包装物の破損が生じにくい包装袋及びその開封方法を提供する。
【解決手段】フィルムの両側端部を互いに対向させてシールしてなる縦シール部と、筒状となったフィルムの軸方向の両端部を全長にわたってそれぞれシールしてなる2箇所の横シール部とを有し、これらのシール部により収容空間が形成されている包装袋であり、包装袋の前面及び後面を貫通する微細な細長形状の傷痕Aが多数設けられてなる易開封部が、包装袋のシールされていない側端部に設けられており、傷痕Aの長手方向は横方向に平行であり、包装袋の後面のみを貫通する微細な細長形状の傷痕Bが直線状に連続的に設けられてなる開封誘導線が、易開封部を有する側端部と縦シール部との間に、軸方向の全長にわたって設けられており、傷痕Bの長手方向は軸方向に平行である、易開封性包装袋。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
フィルムの両側端部を互いに対向させてシールしてなる縦シール部と、
前記縦シール部の形成により筒状となったフィルムの軸方向の両端部を、前記軸方向に垂直な横方向の全長にわたってそれぞれシールしてなる2箇所の横シール部と
を有し、
前記縦シール部及び前記2箇所の横シール部により被包装物を収容可能な収容空間が形成されている包装袋であり、
前記包装袋の前面及び後面を貫通する微細な傷痕Aが多数設けられてなる易開封部が、前記包装袋のシールされていない側端部に設けられており、前記傷痕Aは細長形状を有し、前記傷痕Aの長手方向は前記横方向に平行であり、
前記包装袋の後面のみを貫通する微細な傷痕Bが直線状に連続的に設けられてなる開封誘導線が、前記易開封部を有する側端部と前記縦シール部との間に、前記軸方向の全長にわたって少なくとも1本設けられており、前記傷痕Bは細長形状を有し、前記傷痕Bの長手方向は前記軸方向に平行である
ことを特徴とする、易開封性包装袋。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
前記開封誘導線と前記縦シール部との距離が0~5.0mmである、請求項1に記載の易開封性包装袋。
【請求項3】
前記傷痕Bの長手方向の長さが、前記傷痕Aの長手方向の長さよりも短い、請求項1又は2に記載の易開封性包装袋。
【請求項4】
前記多数の傷痕Aが千鳥状に設けられている、請求項1又は2に記載の易開封性包装袋。
【請求項5】
前記傷痕Bの前記軸方向のピッチが、前記傷痕Aの前記横方向のピッチよりも狭い、請求項4に記載の易開封性包装袋。
【請求項6】
前記請求項1又は2に記載の易開封性包装袋の開封方法であり、
前記包装袋の前面及び後面の両方を、前記易開封部から前記横方向に略平行に、前記開封誘導線に至るまで又は前記開封誘導線を超えて引き裂くステップ(1)と、
前記包装袋の後面のみを、前記開封誘導線に沿って引き裂くステップ(2)とを含む
ことを特徴とする、開封方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、易開封性包装袋及びその開封方法に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
プラスチックフィルムを代表的な包装材料として用い、包装袋に内容物が収納されて密封された包装体は、内容物の形状と大きさに合わせて包装材料で構成された袋状物に内容物が収納され、その筒状物の両端部がシールされて構成されている。
【0003】
このような包装袋として種々の形状のものが知られているが、開封の際にはさみ、カッター等の道具を使用せずに手指で開封することが可能な、易開封性の包装袋が多く求められている。
易開封性の包装袋として、例えば、袋の端部にノッチ等を設け、それを起点として袋を引き裂いて開封するものが知られており、特許文献1には、ピロー包装パウチにおいて、合掌貼り付け根に近接してノッチ又は弱化部を設けることにより、合掌貼りに沿った開封を可能にした易開封性パウチが開示され、該易開封性パウチによれば、内容物が袋の内寸とほぼ同じ大きさであっても、しかも厚い固形物であっても、開封が内容物に阻害されることなく、且つ、内容物に損傷を与えることなく、開封および内容物の取り出しが容易にできることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平9-77090号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載されるようなノッチ付き包装袋は、ノッチが包装袋表面の絵柄や文字等の妨げとなる場合があり、また、未シール部分にノッチがある包装袋の場合には、内部に収容された被包装物がノッチから見えてしまうことがあるため、包装袋の外観(デザイン性)及び被包装物の隠蔽性の点で更なる改良の余地があった。また、包装袋全般として、特に数多くの包装袋を開封する場合でも包装袋の開封や被包装物の取り出しが容易で手間がかからないこと、さらに、特に希少性の高い被包装物や壊れやすい被包装物などの包装用途において、開封時や取り出し時に被包装物の破損が生じにくいことが強く望まれている。
【0006】
かかる従来技術の水準に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、表面の絵柄や文字等の妨げとなりにくい形状を有し、被包装物の隠蔽性に優れ、開封及び被包装物の取り出しが容易で、開封時又は取り出し時に被包装物の破損が生じにくい易開封性包装袋及びその開封方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、以下のとおりである。
[1]
フィルムの両側端部を互いに対向させてシールしてなる縦シール部と、
前記縦シール部の形成により筒状となったフィルムの軸方向の両端部を、前記軸方向に垂直な横方向の全長にわたってそれぞれシールしてなる2箇所の横シール部と
を有し、
前記縦シール部及び前記2箇所の横シール部により被包装物を収容可能な収容空間が形成されている包装袋であり、
前記包装袋の前面及び後面を貫通する微細な傷痕Aが多数設けられてなる易開封部が、前記包装袋のシールされていない側端部に設けられており、前記傷痕Aは細長形状を有し、前記傷痕Aの長手方向は前記横方向に平行であり、
前記包装袋の後面のみを貫通する微細な傷痕Bが直線状に連続的に設けられてなる開封誘導線が、前記易開封部を有する側端部と前記縦シール部との間に、前記軸方向の全長にわたって少なくとも1本設けられており、前記傷痕Bは細長形状を有し、前記傷痕Bの長手方向は前記軸方向に平行である
ことを特徴とする、易開封性包装袋。
[2]
前記開封誘導線と前記縦シール部との距離が0~5.0mmである、[1]に記載の易開封性包装袋。
[3]
前記傷痕Bの長手方向の長さが、前記傷痕Aの長手方向の長さよりも短い、[1]又は[2]に記載の易開封性包装袋。
[4]
前記多数の傷痕Aが千鳥状に設けられている、[1]~[3]のいずれかに記載の易開封性包装袋。
[5]
前記傷痕Bの前記軸方向のピッチが、前記傷痕Aの前記横方向のピッチよりも狭い、[4]に記載の易開封性包装袋。
[6]
[1]~[5]のいずれかに記載の易開封性包装袋の開封方法であり、
前記包装袋の前面及び後面の両方を、前記易開封部から前記横方向に略平行に、前記開封誘導線に至るまで又は前記開封誘導線を超えて引き裂くステップ(1)と、
前記包装袋の後面のみを、前記開封誘導線に沿って引き裂くステップ(2)とを含む
ことを特徴とする、開封方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、表面の絵柄や文字等の妨げとなりにくい形状を有し、被包装物の隠蔽性に優れ、開封及び被包装物の取り出しが容易で、開封時又は取り出し時に被包装物の破損が生じにくい易開封性包装袋及びその開封方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
(a)及び(b)は、それぞれ本実施形態の易開封性包装袋の一例を示す概略図であり、いずれも易開封性包装袋を後面側から見た図である。
(a)は、傷痕A群及び傷痕B群を形成した実施例1のフィルムを示す概略図である。(b)は、後面側から見た実施例1の包装体を示す概略図である。
(a)は、実施例1の傷痕A群(易開封部)の一部の写真である。(b)は、実施例1の傷痕Aの写真である。
(a)は、実施例1の傷痕B群(3列の開封誘導線5)の一部の写真である。(b)は、実施例1の傷痕Bの写真である。
(a)は、傷痕A群及び傷痕B群を形成した実施例6のフィルムを示す概略図である。(b)は、後面側から見た実施例6の包装体を示す概略図である。
(a)は、開封用ノッチのみを形成した比較例2の包装体を後面側から見た概略図である。(b)は、開封用ノッチ及び傷痕B群(3列の開封誘導線5)を形成した比較例3の包装体を後面側から見た概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態(以下、「本実施形態」という。)について詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施することができる。
なお、本開示で、「略」又は「約」とは、製造又は配置の際に生じる数%程度の誤差を含むことを意味する。例えば、「略平行」とは、完全に平行であることを意味するだけでなく、数度のずれを含むことを意味する。
(【0011】以降は省略されています)
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