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公開番号2025016832
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-05
出願番号2023119548
出願日2023-07-24
発明の名称ラミネートセル組電池におけるラミネートセルの締結方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人明成国際特許事務所
主分類H01M 50/50 20210101AFI20250129BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】締結時にセル端子に対して回転トルクをかけないようにすることでセルの破損を防止することができるラミネートセル組電池の締結方法を提供する。
【解決手段】ラミネートセルの締結方法は、ラミネートセルを厚さ方向に複数個並べて組んだラミネートセル組電池におけるラミネートセルの締結方法であって、ラミネートセルが有する締結用の端子同士を、ボルトとナットを用いて仮締めする仮締め工程と、仮締め工程の後に、ボルトおよび端子を回り止めするための治具をセットした状態で、ナットを締結する締結工程と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ラミネートセルを厚さ方向に複数個並べて組んだラミネートセル組電池におけるラミネートセルの締結方法であって、
前記ラミネートセルが有する締結用の端子同士を、ボルトとナットを用いて仮締めする仮締め工程と、
前記仮締め工程の後に、前記ボルトおよび前記端子を回り止めするための治具をセットした状態で、前記ナットを締結する締結工程と、
を備える、ラミネートセル組電池におけるラミネートセルの締結方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ラミネートセル組電池におけるラミネートセルの締結方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に記載されるように、複数のラミネートセルが厚み方向に並べられて構成される組電池において、複数のラミネートセルを、ボルトとナットを用いて締結することにより接続する方法が知られている。特許文献1に記載の方法では、複数のラミネートセルの本体部から延びて設けられたセル端子同士を締結することにより、複数のラミネートセルを接続する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-11128号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記特許文献1に記載の締結方法では、締結時にセル端子に対して締結トルクがかかる際に、セル端子の付け根部、すなわちラミネートセルの本体部に近い部位にも供回りする応力がかかってしまい、ラミネートセルが破損する虞があるという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、以下の形態として実現することが可能である。
【0006】
本開示の一形態によれば、ラミネートセルの締結方法が提供される。このラミネートセルの締結方法は、ラミネートセルを厚さ方向に複数個並べて組んだラミネートセル組電池におけるラミネートセルの締結方法であって、前記ラミネートセルが有する締結用の端子同士を、ボルトとナットを用いて仮締めする仮締め工程と、前記仮締め工程の後に、前記ボルトおよび前記端子を回り止めするための治具をセットした状態で、前記ナットを締結する締結工程と、を備える。
この形態によれば、締結工程において、治具によりボルトおよび端子が回り止めされた状態でナットが締結される。このため、端子に対してナット締結時に回転トルクがかからないようにでき、ラミネートセルの破損を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示の第1実施形態において、ラミネートセル組電池に治具がセットされる前の状態を説明するための斜視図である。
本開示の第1実施形態において、ラミネートセル組電池に治具がセットされた後の状態を説明するための斜視図である。
ラミネートセル組電池に治具がセットされた後の状態を模式的に示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
A.第1実施形態:
A1.ラミネートセル組電池1の構成:
図1は、本開示の第1実施形態において、ラミネートセル組電池1に治具20がセットされる前の状態を説明するための斜視図である。図2は、本開示の第1実施形態において、ラミネートセル組電池1に治具20がセットされた後の状態を説明するための斜視図である。図1、図2に示すように、ラミネートセル組電池1は、ラミネートセル10を、厚さ方向に複数個並べて組んだ組電池である。ラミネートセル10としては、特に限定されないが、リチウムイオン電池、特には固体電解質を含む全固体型リチウムイオン電池を使用することが好ましい。
【0009】
厚さ方向は図1~図3の各図においてX軸の延びる方向と一致する。以下の説明において、厚さ方向の一方側を「X軸-側」、厚さ方向の他方側を「X軸+側」、ともいう。Y軸は、X軸と垂直をなし、各図における上下方向と一致する。以下、Y軸+側を「上」といい、Y軸-側を「下」ともいう。
【0010】
図1、図2では、組電池に一般的に用いられるラミネートセル10を模式的に示している。ラミネートセル10は、図示しない極板群を、例えば、アルミニウム等の金属箔を合成樹脂でコートしたラミネートフィルムで包み込んで周囲をシールし、板形状に密閉したものである。極板群は、正極シート、負極シート、そして場合によりそれらの間にセパレータシート等が介挿される。また、ラミネートセル10の端部には、外部へ突出する締結用の2つの端子(第1端子11と第2端子12)が設けられている。治具20は、隣り合うラミネートセル10の端子同士を接続する際に用いられる。
(【0011】以降は省略されています)

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