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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025016600
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-04
出願番号
2024189328,2023076776
出願日
2024-10-28,2018-04-11
発明の名称
レジスト下層膜形成組成物
出願人
日産化学株式会社
代理人
弁理士法人はなぶさ特許商標事務所
主分類
G03F
7/11 20060101AFI20250128BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】レジスト下層膜形成組成物を提供する。
【解決手段】特定の7つの式で表される部分構造(I):から選ばれる少なくとも一つの部分構造を含む化合物(E)と溶剤(F)とを含むEUVレジスト下層膜形成組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記式(1-1)乃至式(1-7)で表される部分構造(I):
TIFF
2025016600000032.tif
119
170
(式中、R
1
、R
1a
、R
3
、R
5a
、及びR
6a
はそれぞれ独立して炭素原子数1~10のアルキレン基、炭素原子数6~40のアリーレン基(該アルキレン基及びアリーレン基は、1つ又は2つ以上のアミド基又はアミノ基で任意に置換されていても良い)、酸素原子、カルボニル基、イオウ原子、-C(O)-NR
a
-、-NR
b
-又はそれらの組み合わせからなる2価の基を表し、
R
5
は、それぞれ独立して、窒素原子、又は窒素原子と炭素原子数1~10のアルキレン基、炭素原子数6~40のアリーレン基(該アルキレン基及びアリーレン基は、1つ又は2つ以上のアミド基又はアミノ基で任意に置換されていても良い)、酸素原子、カルボニル基、イオウ原子、-C(O)-NR
a
-及び-NR
b
-からなる群から選択される少なくとも一つ以上の基との組み合わせからなる3価の基を表し、
R
2
、R
2a
、R
4
、及びR
6
は、それぞれ独立して水素原子、炭素原子数1~10のアルキル基、又は水素原子と、炭素原子数1~10のアルキレン基、酸素原子、カルボニル基、-C(O)-NR
a
-及び-NR
b
-からなる群から選択される少なくとも一つ以上の基との組み合わせからなる1価の基を表し、
R
a
は水素原子又は炭素原子数1~10のアルキル基を表し、
R
b
は、水素原子、炭素原子数1~10のアルキル基又は炭素原子数1~10のアルキルカルボニル基を表し、
nは1~10の繰り返し単位数を表し、及び
点線は隣接原子との化学結合を表す。)
から選ばれる少なくとも一つの部分構造を含む化合物(E)と溶剤(F)とを含む、EUVレジスト下層膜形成組成物。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
上記R
5a
、及びR
6a
はそれぞれ炭素原子数1~10のアルキレン基、炭素原子数6
~40のアリーレン基、酸素原子、カルボニル基、イオウ原子、又はそれらの組み合わせからなる2価の基である請求項1に記載のEUVレジスト下層膜形成組成物。
【請求項3】
化合物(E)が
炭素原子間の不飽和結合を含むプロトン発生化合物(A)とエポキシ化合物(B)との反応で得られた化合物(1)、
炭素原子間の不飽和結合を含むエポキシ化合物(C)とプロトン発生化合物(D)との反応で得られた化合物(2)、又は
エポキシ化合物(B)もしくは炭素原子間の不飽和結合を含むエポキシ化合物(C)と、炭素原子間の不飽和結合を含むプロトン発生化合物(A)もしくはプロトン発生化合物(D)との反応で生成したヒドロキシ基を有する化合物と、不飽和結合を含む該ヒドロキシ基に反応可能な化合物(G)との反応で得られた化合物(3)
である請求項1又は請求項2に記載のEUVレジスト下層膜形成組成物。
【請求項4】
上記化合物(E)が、上記プロトン発生化合物(A)のプロトンと上記エポキシ化合物(B)のエポキシ基とのモル比1:1~1:1.5の、上記プロトン発生化合物(A)とエポキシ化合物(B)との反応物である請求項3に記載のEUVレジスト下層膜形成組成物。
【請求項5】
上記化合物(E)が、上記エポキシ化合物(C)のエポキシ基と上記プロトン発生化合物(D)のプロトンとのモル比1:1~1.5:1の、上記エポキシ化合物(C)と上記プロトン発生化合物(D)との反応物である請求項3に記載のEUVレジスト下層膜形成組成物。
【請求項6】
上記炭素原子間の不飽和結合を含むプロトン発生化合物(A)が、炭素原子間の不飽和結合含有カルボン酸、炭素原子間の不飽和結合含有酸無水物、炭素原子間の不飽和結合含有アミン、炭素原子間の不飽和結合含有アミド、炭素原子間の不飽和結合含有イソシアヌレート、炭素原子間の不飽和結合含有フェノール、又は炭素原子間の不飽和結合含有チオールである請求項3又は請求項4に記載のEUVレジスト下層膜形成組成物。
【請求項7】
上記エポキシ化合物(B)が、グリシジル基含有エーテル、フェノール性ヒドロキシ基含有化合物とエピクロルヒドリンとの反応物、フェノール性ヒドロキシ基含有樹脂とエピクロルヒドリンとの反応物、グリシジル基含有イソシアヌレート、エポキシシクロヘキシル基含有化合物、エポキシ基置換シクロヘキシル化合物、又はグリシジルエステル化合物である請求項3又は請求項4に記載のEUVレジスト下層膜形成組成物。
【請求項8】
上記炭素原子間の不飽和結合を含むエポキシ化合物(C)が、炭素原子間の不飽和結合含有グリシジルエステル化合物、炭素原子間の不飽和結合含有フェノール性ヒドロキシ基含有化合物とエピクロルヒドリンとの反応物、又は炭素原子間の不飽和結合含有フェノール性ヒドロキシ基含有樹脂とエピクロルヒドリンとの反応物である請求項3又は請求項5に記載のEUVレジスト下層膜形成組成物。
【請求項9】
上記プロトン発生化合物(D)が、フェノール性ヒドロキシ基含有化合物、カルボン酸含有化合物、アミン含有化合物、チオール含有化合物、又はイミド含有化合物である請求項3又は請求項5に記載のEUVレジスト下層膜形成組成物。
【請求項10】
上記化合物(G)が炭素原子と炭素原子との不飽和結合を含有する酸ハロゲライド、酸無水物、イソシアネート、若しくはハロゲン化アルキル、又は上記(A)である請求項3又は請求項5に記載のEUVレジスト下層膜形成組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
段差を有する基板にプラズマ照射によって平坦化膜を形成するための段差基板被覆膜形成組成物と、その段差基板被覆膜形成組成物を用いた平坦化された積層基板の製造方法に関する。
続きを表示(約 6,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、半導体集積回路装置は微細なデザインルールに加工されるようになってきた。光リソグラフィー技術により一層微細なレジストパターンを形成するためには、露光波長を短波長化する必要がある。
ところが、露光波長の短波長化に伴って焦点深度が低下するために、基板上に形成される被膜の平坦化性を向上させることが必要になる。微細なデザインルールを持つ半導体装置を製造するためには、基板上の平坦化技術が重要になってきている。
【0003】
平坦化膜形成方法として、例えばレジストの下に形成されるレジスト下層膜を光硬化により形成する方法が開示されている。
側鎖にエポキシ基又はオキセタン基を有するポリマーと光カチオン重合開始剤とを含むレジスト下層膜形成組成物、又はラジカル重合可能なエチレン性不飽和結合を有するポリマーと光ラジカル重合開始剤とを含むレジスト下層膜形成組成物が開示されている(特許文献1参照)。
また、エポキシ基及びビニル基等のカチオン重合可能な反応性基を有するケイ素系化合物と、光カチオン重合開始剤、光ラジカル重合開始剤とを含むレジスト下層膜形成組成物が開示されている(特許文献2参照)
また、側鎖に架橋性官能基(例えばヒドロキシ基)を有するポリマーと架橋剤と光酸発生剤とを含有するレジスト下層膜を用いる半導体装置の製造方法が開示されている(特許文献3参照)。
また、光架橋系のレジスト下層膜ではないが、不飽和結合を主鎖又は側鎖に有するレジスト下層膜が開示されている(特許文献4、5参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開パンフレット2006/115044
国際公開パンフレット2007/066597
国際公開パンフレット2008/047638
国際公開パンフレット2009/008446
特表2004-533637
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の光架橋材料では、ヒドロキシ基等の熱架橋形成官能基を有するポリマーと架橋剤と酸触媒(酸発生剤)とを含むレジスト下層膜形成組成物では、基板上に形成されたパターン(例えば、ホールやトレンチ構造)に充填するために加熱時に架橋反応が進行し粘度上昇が生じ、パターンへの充填性が問題になる。そして脱ガスによる熱収縮が発生するために平坦化性が問題になる。
また、エポキシ基及びビニル基等のカチオン重合可能な反応性基を有するポリマーと酸発生剤とを含むレジスト下層膜形成組成物では、光照射と加熱が行われる。その際にやはり脱ガスによる熱収縮が発生するために平坦化性が問題になる。
【0006】
本発明はパターンへの充填性が高く、脱ガスや熱収縮が発生しない塗膜形成が可能な平坦化性を有する被膜を基板上に形成するためのプラズマ硬化性段差基板被覆膜形成組成物を提供することを目的とする。また、本発明はレジスト下層膜形成組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は第1観点として、下記式(1-1)乃至(1-7)で表される部分構造(I):
TIFF
2025016600000001.tif
109
170
(式中、R
1
、R
1a
、R
3
、R
5a
、及びR
6a
はそれぞれ独立して炭素原子数1~10のアルキレン基、炭素原子数6~40のアリーレン基(該アルキレン基及びアリーレン基は、1つ又は2つ以上のアミド基又はアミノ基で任意に置換されていても良い)、酸素原子、カルボニル基、イオウ原子、-C(O)-NR
a
-、-NR
b
-又はそれらの組み合わせからなる2価の基を表し、R
5
は、それぞれ独立して、窒素原子、又は窒素原子と炭素原子数1~10のアルキレン基、炭素原子数6~40のアリーレン基(該アルキレン基及びアリーレン基は、1つ又は2つ以上のアミド基又はアミノ基で任意に置換されていても良い)、酸素原子、カルボニル基、イオウ原子、-C(O)-NR
a
-及び-NR
b
-からなる群から選択される少なくとも一つ以上の基との組み合わせからなる3価の基を表し、R
2
、R
2a
、R
4
、及びR
6
は、それぞれ独立して水素原子、炭素原子数1~10のアルキル基、又は水素原子と、炭素原子数1~10のアルキレン基、酸素原子、カルボニル基、-C(O)-NR
a
-及び-NR
b
-からなる群から選択される少なくとも一つ以上の基との組み合わせからなる1価の基を表し、R
a
は水素原子又は炭素原子数1~10のアルキル基を表し、R
b
は、水素原子、炭素原子数1~10のアルキル基又は炭素原子数1~10のアルキルカルボニル基を表し、nは1~10の繰り返し単位数を表し、及び点線は隣接原子との化学結合を表す。)から選ばれる少なくとも一つの部分構造を含む化合物(E)と溶剤(F)とを含むプラズマ硬化性段差基板被覆膜形成組成物、
第2観点として、上記R
5a
、及びR
6a
はそれぞれ炭素原子数1~10のアルキレン基、炭素原子数6~40のアリーレン基、酸素原子、カルボニル基、イオウ原子、又はそ
れらの組み合わせからなる2価の基である第1観点に記載のプラズマ硬化性段差基板被覆膜形成組成物、
第3観点として、化合物(E)が炭素原子間の不飽和結合を含むプロトン発生化合物(A)とエポキシ化合物(B)との反応で得られた化合物(1)、炭素原子間の不飽和結合を含むエポキシ化合物(C)とプロトン発生化合物(D)との反応で得られた化合物(2)、又はエポキシ化合物(B)もしくは炭素原子間の不飽和結合を含むエポキシ化合物(C)と、炭素原子間の不飽和結合を含むプロトン発生化合物(A)もしくはプロトン発生化合物(D)との反応で生成したヒドロキシ基を有する化合物と、不飽和結合を含む該ヒドロキシ基に反応可能な化合物(G)との反応で得られた化合物(3)である第1観点又は第2観点に記載のプラズマ硬化性段差基板被覆膜形成組成物、
第4観点として、上記化合物(E)が、上記プロトン発生化合物(A)のプロトンと上記エポキシ化合物(B)のエポキシ基とのモル比で1:1~1:1.5の、上記プロトン発生化合物(A)とエポキシ化合物(B)との反応物である第3観点に記載のプラズマ硬化性段差基板被覆膜形成組成物、
第5観点として、上記化合物(E)が、上記エポキシ化合物(C)のエポキシ基と上記プロトン発生化合物(D)のプロトンとのモル比で1:1~1.5:1の、上記エポキシ化合物(C)と上記プロトン発生化合物(D)との反応物である第3観点に記載のプラズマ硬化性段差基板被覆膜形成組成物、
第6観点として、上記炭素原子間の不飽和結合を含むプロトン発生化合物(A)が、炭素原子間の不飽和結合含有カルボン酸、炭素原子間の不飽和結合含有酸無水物、炭素原子間の不飽和結合含有アミン、炭素原子間の不飽和結合含有アミド、炭素原子間の不飽和結合含有イソシアヌレート、炭素原子間の不飽和結合含有フェノール、又は炭素原子間の不飽和結合含有チオールである第3観点又は第4観点に記載のプラズマ硬化性段差基板被覆膜形成組成物、
第7観点として、上記エポキシ化合物(B)が、グリシジル基含有エーテル、フェノール性ヒドロキシ基含有化合物とエピクロルヒドリンとの反応物、フェノール性ヒドロキシ基含有樹脂とエピクロルヒドリンとの反応物、グリシジル基含有イソシアヌレート、エポキシシクロヘキシル基含有化合物、エポキシ基置換シクロヘキシル化合物、又はグリシジルエステル化合物である第3観点又は第4観点に記載のプラズマ硬化性段差基板被覆膜形成組成物、
第8観点として、上記炭素原子間の不飽和結合を含むエポキシ化合物(C)が、炭素原子間の不飽和結合含有グリシジルエステル化合物、炭素原子間の不飽和結合含有フェノール性ヒドロキシ基含有化合物とエピクロルヒドリンとの反応物、又は炭素原子間の不飽和結合含有フェノール性ヒドロキシ基含有樹脂とエピクロルヒドリンとの反応物である第3観点又は第5観点に記載のプラズマ硬化性段差基板被覆膜形成組成物、
第9観点として、上記プロトン発生化合物(D)が、フェノール性ヒドロキシ基含有化合物、カルボン酸含有化合物、アミン含有化合物、チオール含有化合物、又はイミド含有化合物である第3観点又は第5観点に記載のプラズマ硬化性段差基板被覆膜形成組成物、
第10観点として、上記化合物(G)が炭素原子と炭素原子との不飽和結合を含有する酸ハロゲライド、酸無水物、イソシアネート、若しくはハロゲン化アルキル、又は上記(A)である第3観点又は第5観点に記載のプラズマ硬化性段差基板被覆膜形成組成物、
第11観点として、プラズマがエッチングガスで用いられるプラズマガス照射によるものである第1観点乃至第10観点のいずれか一つに記載のプラズマ硬化性段差基板被覆膜形成組成物、
第12観点として、プラズマが、ハロゲン含有ガスプラズマ、酸素ガスプラズマ、又は水素ガスプラズマである第1観点乃至第10観点のいずれか一つに記載のプラズマ硬化性段差基板被覆膜形成組成物、
第13観点として、上記段差基板被覆組成物が、半導体装置製造のリソグラフィー工程に用いられるレジスト下層膜形成組成物である第1観点乃至第12観点のいずれか一つに記載のプラズマ硬化性段差基板被覆膜形成組成物、
第14観点として、段差を有する基板に第1観点乃至第13観点のいずれか一つに記載のプラズマ硬化性段差基板被覆膜形成組成物を塗布する工程(i)、及び該段差を有する基板にプラズマを照射する工程(ii)を含む被覆基板の製造方法、
第15観点として、工程(i)に従うプラズマ硬化性段差基板被覆膜形成組成物の塗布後に該組成物に対し70乃至400℃の温度で、10秒~5分間の加熱を行う工程(ia)をさらに含む第14観点に記載の被覆基板の製造方法、
第16観点として、工程(ii)に従うプラズマ照射が、フッ素含有ガス、又は酸素と不活性ガスとの混合ガスによるプラズマ照射である第14観点又は第15観点に記載の被覆基板の製造方法、
第17観点として、工程(ii)に従うプラズマの照射が、ドライエッチング工程に用いられる装置を用いたエッチングガスによるものである第14観点乃至第15観点のいずれか一つに記載の被覆基板の製造方法、
第18観点として、基板がオープンエリア(非パターンエリア)と、DENCE(密)及びISO(粗)のパターンエリアとを有し、パターンのアスペクト比が0.1~10である第14観点乃至第17観点のいずれか一つに記載の被覆基板の製造方法、
第19観点として、オープンエリアとパターンエリアとのBias(塗布段差)が1乃至50nmである第18観点のいずれか一つに記載の被覆基板の製造方法、
第20観点として、段差を有する基板上に第1観点乃至第13観点のいずれか一つに記載の段差基板被覆膜形成組成物により下層膜を形成する工程、該下層膜の上にレジスト膜を形成する工程、該レジスト膜に光又は電子線の照射と現像によりレジストパターンを形成する工程、レジストパターンにより該下層膜をエッチングする工程、及びパターン化された下層膜により半導体基板を加工する工程を含む半導体装置の製造方法、
第21観点として、上記段差を有する基板が第18観点に記載の基板である第20観点に記載の半導体装置の製造方法、
第22観点として、上記段差基板被覆膜形成組成物により下層膜を形成する工程が第14観点乃至第19観点のいずれか一つに記載の方法により形成されたものである第20観点に記載の半導体装置の製造方法、
第23観点として、段差基板被覆膜形成組成物により得られた下層膜が第19観点に記載の塗布段差を有する第20観点に記載の半導体装置の製造方法、
第24観点として、段差を有する基板に第1観点乃至第13観点のいずれか一つに記載のプラズマ硬化性段差基板被覆膜形成組成物により下層膜を形成する工程、該下層膜の上にハードマスクを形成する工程、更に該ハードマスクの上にレジスト膜を形成する工程、該レジスト膜に光又は電子線の照射と現像によりレジストパターンを形成する工程、該レジストパターンによりハードマスクをエッチングする工程、該パターン化されたハードマスクにより該下層膜をエッチングする工程、及び該パターン化された下層膜により半導体基板を加工する工程を含む半導体装置の製造方法、
第25観点として、上記段差を有する基板が第18観点に記載の基板である第24観点に記載の半導体装置の製造方法、
第26観点として、上記段差基板被覆膜形成組成物により下層膜を形成する工程が第14観点乃至第19観点のいずれか一つに記載の方法により形成されたものである第24観点に記載の半導体装置の製造方法、及び
第27観点として、上記段差基板被覆膜形成組成物により得られた下層膜が第19観点に記載の塗布段差を有する第24観点に記載の半導体装置の製造方法である。
特に、本発明は、プラズマ硬化性段差基板被覆膜形成組成物がEUVレジスト下層膜形成組成物である、下記[1]乃至[12]の発明に関する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の段差基板被覆膜形成組成物は基板上に塗布され、場合により更に加熱によるリフローによりパターンに充填されるが、その際に熱架橋部位や酸触媒を持たないため段差基板被覆膜形成組成物の粘度上昇がなく、基板上のオープンエリア(非パターンエリア)や、DENCE(密)及びISO(粗)のパターンエリアを問わず、平坦な膜が形成される。そして、炭素原子と炭素原子との不飽和結合へのプラズマ照射によりラジカル種による不飽和結合同士の架橋構造が形成される。本発明の段差基板被覆膜形成組成物は架橋剤と酸触媒を含むことなく、段差基板被覆膜形成組成物を塗布して形成された段差基板被覆膜(平坦化膜)は炭素原子と炭素原子との不飽和結合に由来する二重結合、三重結合同士の反応により架橋することができる。
【0009】
本発明の段差基板被覆膜形成組成物による段差基板被覆膜(平坦化膜)は、熱リフロー時に架橋剤と酸触媒による架橋反応を生じず、その後のプラズマ照射による架橋は脱ガスを伴わないプラズマ反応であるため段差基板被覆膜に熱収縮は生じない。これにより、本発明はパターンへの充填性と、充填後の平坦化性が同時に満たされ、優れた平坦化膜を形成することが可能となった段差基板被覆膜形成組成物を提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明は部分構造(I)から選ばれる少なくとも一つの部分構造を含む化合物(E)と溶剤(F)とを含むプラズマ硬化性段差基板被覆膜形成組成物である。
(【0011】以降は省略されています)
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