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公開番号2025016551
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-04
出願番号2024186429,2022211452
出願日2024-10-23,2022-12-28
発明の名称拡張現実環境に関係付けられた購入を可能にするためのコンピュータ実装方法、コンピュータ可読媒体、ARデバイス及び拡張現実環境に関係付けられた購入を可能にするためのシステム
出願人スーパータブ アーゲー
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G06Q 30/0601 20230101AFI20250128BHJP(計算;計数)
要約【課題】拡張現実(AR)環境に関係付けられた購入を可能にする方法、コンピュータ可読媒体及びシステムを提供する。
【解決手段】ディスプレイとセンサとを有するARデバイス及び/又はARバックエンドによって提供される拡張現実環境に関係付けられた購入を可能にするためのシステムにおけるコンピュータ実装方法であって、拡張現実環境内で購入インセンティブを視覚化することと、少なくとも1つのセンサからの第1の信号に基づく購入のために選択されたアイテムを示す選択データを取得することと、少なくとも1つのセンサからの第2の信号に基づく反応データを取得することと、反応データを評価して、購入を確定又はキャンセルすることと、選択されたアイテムに価格設定データ及び支払いデータを割り当てることと、購入が確定される場合、価格設定データ及び/又は支払いデータを支払いシステムに送信することと、を含む。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
ARデバイス(110)及び/又はARバックエンド(120)によって提供される拡張現実環境に関係付けられた購入を可能にするためのコンピュータ実装方法であって、前記ARデバイス(110)は、少なくとも1つのディスプレイ(111)と、少なくとも1つのセンサ、好ましくはアイトラッカ(112)、位置センサ及び/又は慣性測定ユニット(113)とを有し、前記方法は、
- 特に前記ディスプレイ(111)を使用することにより、前記拡張現実環境内で購入インセンティブ(220)を視覚化するステップ、
- 前記少なくとも1つのセンサからの第1の信号(310)に基づく選択データ(315)を取得するステップであって、前記選択データ(315)は、購入のために選択されたアイテム(210)、特に仮想コンテンツアイテム及び/又は現実世界のアイテムを示す、ステップ、
- 前記少なくとも1つのセンサからの第2の信号(320)に基づく反応データ(325)を取得するステップであって、前記第2の信号(320)は、時間間隔中に連続的に得られる、ステップ、
- 前記反応データ(325)を評価して、前記選択されたアイテム(210)の前記購入を確定又はキャンセルするステップ、
- 特にデータベースルックアップを実施することにより、前記選択されたアイテム(210)に価格設定データ(330)及び支払いデータ(335)を割り当てるステップ、
- 前記購入が確定される場合、価格設定データ(330)及び/又は支払いデータ(335)を支払いシステム(140)に送信して、前記選択されたアイテム(210)の支払いを開始するステップ
を含む、コンピュータ実装方法。
続きを表示(約 2,600 文字)【請求項2】
前記購入は、前記反応データ(325)の少なくとも一部が、
- 好ましくは前記アイトラッカ(112)のセンサ信号によって示される、前記拡張現実環境内の領域(230)へのユーザの視線、
- 好ましくは前記位置センサ及び/又は前記慣性測定ユニット(113)のセンサ信号によって示される、前記拡張現実環境内の領域におけるユーザの位置、及び/又は
- 好ましくは前記慣性測定ユニット(113)のセンサ信号によって示される、前記ユーザによる所定回数のうなずき
を示す場合に確定されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記購入は、前記反応データ(325)の少なくとも一部が、好ましくは、前記慣性測定ユニット(113)のセンサ信号によって示される、前記ユーザによる所定回数の首振りを示す場合にキャンセルされることを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
- 特にプログレスバー(410)、カウントダウンタイマ、カラーコーディング及び/又はクロックにより、前記時間間隔中に前記拡張現実環境内における時間進行を視覚化するステップ
をさらに含むことを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項、特に請求項2に記載の方法。
【請求項5】
- 前記第1の信号の少なくとも1つに反応して又は前記第1の信号の少なくとも1つによってトリガされて、前記時間間隔の開始時点を記憶すること、
- 前記時間間隔の終了時点を、好ましくは、前記終了時点と前記開始時点との間の差が、好ましくは、5秒以下の所定の定数に等しくなるように決定すること
をさらに含むことを特徴とする、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記時間進行を視覚化することは、
- 特に前記ディスプレイ(111)を使用して、前記時間間隔の前記開始時点で時間インジケータを表示するステップ、
- 好ましくは前記ARデバイス(110)のタイムユニットによって提供される時間の進行に従って前記時間インジケータを更新するステップ、
- 前記時間間隔の前記終了時点で前記時間インジケータを削除するステップ
の1つ又は複数を含むことを特徴とする、請求項1~5のいずれか一項、特に請求項4又は5に記載の方法。
【請求項7】
前記支払いシステム(140)は、ユーザからの支払い取引を実施するように適合され、それにより、支払いは、前記価格設定データ(300)によるアイテム価格と、前記ユーザに関連付けられた未決済の以前の債務の合計との総額が閾値金額を超える場合にのみ要求され、好ましくは、
取引ステータスインジケータは、前記拡張現実環境内に表示され、前記取引ステータスインジケータは、
- 前記選択されたアイテム(210)の前記価格設定データ(330)、
- 前記支払いシステム(140)が支払いを要求する前の前記閾値金額、
- 存在する場合、未決済の以前の債務
の少なくとも1つを示すことを特徴とする、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
ARデバイス(110)及び/又はARバックエンド(120)によって提供される拡張現実環境に関係付けられた購入を可能にするための、特に請求項1~7のいずれか一項に記載のコンピュータ実装方法であって、前記ARデバイス(110)は、少なくとも1つのディスプレイ(111)と、少なくとも1つのセンサ、好ましくはアイトラッカ、位置センサ及び/又は慣性測定ユニット(113)とを有し、前記方法は、
- モバイルデバイス(130)により、トリガ信号、特にオーディオ信号を受信するステップであって、前記トリガ信号は、ユーザの購入意思を示す、ステップ、
- 前記モバイルデバイス(130)により、特に前記ARデバイス(110)及び/又は前記ARバックエンド(120)に少なくとも1つのリクエストを送信することにより、前記購入意思に関係付けられた少なくとも1つのアイテム(210)を識別するステップ、
- 特にデータベースルックアップを実施することにより、前記識別されたアイテム(210)に価格設定データ(330)及び支払いデータ(335)を割り当てるステップ、
- 前記モバイルデバイス(130)により、価格設定データ(330)及び/又は支払いデータ(335)を支払いシステム(140)に送信して、前記選択されたアイテム(210)の支払いを開始するステップ
を含む、コンピュータ実装方法。
【請求項9】
前記購入意思に関係付けられた前記少なくとも1つのアイテム(210)の前記識別は、
- 前記モバイルデバイス(130)により、識別データ及び前記購入意思に関係付けられたデータを含むリクエストを前記ARデバイス(110)及び/又は前記ARバックエンド(120)に送信すること、
- 前記ARデバイス及び/又は前記ARバックエンドにより、前記拡張現実環境内のアバターに前記リクエストを関係付けることであって、前記アバターは、前記識別データに関連付けられる、関係付けること、
- 前記ARデバイス(110)及び/又は前記ARバックエンド(120)により、前記購入情報及び前記アバターの少なくとも1つの特性に関係付けられた前記データを使用して、少なくとも1つのアイテム(210)を決定すること
を含むことを特徴とする、請求項1~8のいずれか一項、特に請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記アバターの前記少なくとも1つの特性は、
- 好ましくはアイトラッカのセンサ信号によって示される、前記拡張現実環境内の領域(230)へのユーザの視線、及び/又は
- 好ましくは前記位置センサ及び/又は慣性測定ユニット(113)のセンサ信号によって示される、前記拡張現実環境内の領域におけるユーザの位置
に対応する、請求項1~9のいずれか一項、特に請求項8又は9に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
説明
本出願は、拡張現実環境に関係付けられた購入を可能にするためのコンピュータ実装方法、コンピュータ可読媒体、ARデバイス及び拡張現実環境に関係付けられた購入を可能にするためのシステムを対象とする。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
仮想現実(VR)及び拡張現実(AR)は、最近10年間で大幅な発展を遂げてきた。仮想現実は、ユーザが、現実世界と同様であるか又は現実世界と全く異なり得るコンピュータ生成された仮想環境を体験し、その仮想環境と対話することができるようにする。仮想現実の中心的な特徴は、ユーザに没入感が引き起こされることであり、没入感とは、仮想環境内に物理的に存在しているとユーザが感じることとして定義され得る。拡張現実では、現実世界でのユーザの知覚が、コンピュータ生成された仮想コンテンツによって強化される。したがって、VR及びARの両方がユーザに仮想環境を提供する。しかし、VR及びARは、VRでの仮想環境がユーザの知覚において完全に現実世界から置き換わる一方、ARでの仮想環境が、通常、ユーザが知覚する現実世界の要素を取り込むという意味で異なる。
【0003】
仮想現実及び拡張現実の応用分野は、多岐にわたり、例えばエンターテインメント、ゲーム、ビジネス及び教育を含む。
【0004】
通常、VR及びARアプリケーションは、ユーザが仮想環境を知覚して対話できるようにする1つ又は複数の入力及び出力デバイスを有する特殊なハードウェアを必要とする。したがって、入力及び出力デバイスの数及び種類は、ユーザのための対話可能性を決定し、したがって没入感にとって重要である。
【0005】
本明細書での説明において、ARデバイスという用語は、ARアプリケーションの仮想環境をユーザに提示し、ユーザが前記仮想環境と対話できるように構成された任意のタイプのハードウェアに使用される。仮想環境は、本明細書でARバックエンドと呼ぶバックエンドコンポーネントによってさらに提供され得る。例えば、ARバックエンドは、資源集約型の計算を実施し、結果をARデバイスに提供するサーバであり得る。ARバックエンドは、ARデバイスに統合され得るか、又はARデバイスと通信可能に結合された外部コンポーネントであり得る。
【0006】
一般的に、ARデバイスは、ユーザの頭に装着され(ヘッドマウントデバイス、HMD)、ユーザの頭の動きに追従する。ヘッドマウントデバイスの一般的な形態は、眼鏡、ゴーグル、顔を完全に若しくは部分的に覆うヘルメット及びヘッドセットを含む。通常、これらのARデバイスは、少なくとも1つのセンサ(例えば、アイトラッカ、モーションセンサ、ジャイロセンサ、慣性測定ユニット、前面カメラ、触覚センサ)を有する1つ又は複数の入力デバイスを含み、ユーザの頭、視線、手、指、腕及び/又はポインティングデバイスの運動を検出することを可能にする。さらに、ARデバイスは、通常、ユーザが仮想環境を知覚できるようにする1つ又は複数の出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカ、フォースフィードバックアクチュエータ)を含む。
【0007】
多くのARアプリケーションでは、拡張現実環境の最中にアイテムを購入する機会がユーザに提供される。特に、拡張現実環境は、購入のためのいくつかのアイテムを提供する仮想市場を含み得る。これらのアイテムは、様々なタイプのものであり得る。アイテムは、仮想世界内で提供される物理的な商品及び/又はサービスであり得、現実世界で配送/提供することもできる(例えば、拡張現実環境が現実世界の店舗の仮想モデルを提供するとき)。購入は、そのアイテムのレンタルに関係付けることもできる。
【0008】
代替として、アイテムは、デジタルコンテンツであり得る。本明細書で使用するとき、デジタルコンテンツは、例えば、ビデオ、ビデオゲーム、画像、非代替性トークン(NFT)、ポッドキャスト、出版物、音楽及び仮想環境内で表示されるユーザに固有の(又は非固有の)デジタル画像、例えばユーザの関連する画像又はアバターを伴う又は伴わない仮想の衣類、アウターウェア、ヘッドウェア、フットウェア及びジュエリー並びにデジタル形式で通信される任意のコンテンツを含む。デジタルコンテンツの購入は、代替として、所定の期間又は無制限の期間にわたり、ローカル又はリモートコンテンツサーバからのデジタルコンテンツへのアクセス権を得ることを含み得る。
【0009】
拡張現実アプリケーションのユーザにとって、特に購入の確定及び/又は支払いデータの提供のために拡張現実体験を大幅に中断することなく、購入を行うことが非常に望ましい。この側面は、アイテムが低価格で提供されているときに特に重要である(例えば、0.01ユーロ~1.00ユーロ)。そのような購入に対する支払いは、マイクロペイメントと呼ばれる。1回のみのマイクロペイメントの場合、ユーザは、通常、労力が割りに合わないため、支払いデータを登録又は入力したがらない。
【0010】
他方で、1つの重要な側面は、ユーザが仮想環境内での購入決定についての完全な制御権を有することである。さらに、ほとんどのユーザは、自らのデータ、特にクレジットカード番号などの支払いデータの機密性が確実に保持されることを好むであろう。実際、ユーザが自らの支払いデータをARアプリケーションに提供したがらないことがあり得る。この場合、ARデバイス及び/又はARバックエンドは、ユーザに関連付けられた支払いシステムのインターフェースへのアクセス権を有さないか又は完全にはアクセス権を有さない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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