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公開番号
2025016514
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-04
出願番号
2024178850,2021522980
出願日
2024-10-11,2019-10-28
発明の名称
生体表面の治療方法
出願人
コイテ ヘルス オイ
,
Koite Health Oy
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61N
5/06 20060101AFI20250128BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】光線力学療法による表面の治療方法を提供する。
【解決手段】3.5eV~2.8eVの範囲に大部分のエネルギーを持つ光子による第1光と、1.24eV~2.48eVの範囲に大部分のエネルギーを持つ光子による第2光との2つの異なるエネルギーレベルの光の形態をした電磁放射線で生体表面を治療する。第1光及び第2光の光子は、同時に生体表面に照射される。感染症の局所治療における増感剤の使用も企図する。良好な組織透過を実現する。2つ以上の異なるエネルギー光子が異なる領域の分子を標的にすることができるため、病原体の異なる領域に同時に抗菌処理を施すことが可能になる。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
3.5eV~2.8eVの範囲に大部分のエネルギーを持つ光子による第1光と、1.
24eV~2.48eVの範囲に大部分のエネルギーを持つ光子による第2光との2つの
異なるエネルギーレベルの光の形態をした電磁放射線で生体表面を治療する方法であって
、前記第1光及び前記第2光の光子を同時に前記生体表面に照射する、方法。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、
非コヒーレント放射光エネルギーを、第1及び第2エネルギーレベルの少なくとも2つ
の異なるエネルギーレベルで生成し;
前記非コヒーレント放射光エネルギーから、前記第1エネルギーレベルの大部分のエネ
ルギーに対応する波長を有する第1光と、前記第2エネルギーレベルの大部分のエネルギ
ーに対応する波長を有する第2光とを供給し;
前記第1光及び前記第2光を同時に生体表面に照射する、方法。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の方法であって、前記表面の生体物質が、特に活性一重項酸素若
しくは活性酸素種又はその両方を生成するように、内因性及び外因性の励起を受ける、方
法。
【請求項4】
微生物又はウイルス又は真菌による生物組織の汚染などの表面の生物学的汚染を防止又
は対策を取ることを含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
美容的治療又は抗菌若しくは抗ウイルス若しくは抗真菌治療を含む、請求項1~4のい
ずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記光をそのまま使用する、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
光線力学療法を用いて前記表面を治療するために、前記光を少なくとも1つの光感受性
物質と組み合わせる、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記高エネルギー光子及び低エネルギー光子を、前記低エネルギー光子で活性化され得
る少なくとも1つの外因性光増感剤と併用して照射する、請求項1~7のいずれか一項に
記載の方法。
【請求項9】
哺乳動物組織の局所治療で使用するための光増感剤を提供し、前記増感剤を哺乳動物の
皮膚又は粘膜などの前記組織の表面部位に塗布し、このように処理した前記部位を、続い
て又は同時に2つの異なる波長の光にさらす、請求項1~8のいずれか一項に記載の方法
。
【請求項10】
前記光が、2.8eV~3.5eVの間に大部分のエネルギーを持つ高エネルギー光子
による第1光と;1.24eV~1.65eVの間に大部分のエネルギーを持つ低エネル
ギー光子による第2光とからなる、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、生体表面の抗病原体治療に関する。特に、本発明は、光線力学療法による表
面の治療方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
バイオフィルム中の微生物は、浮遊性細菌に比べて抗菌剤の影響を受けにくい。バイオ
フィルムの耐性及び抵抗性のメカニズムには、抗菌剤のバイオフィルムマトリックスへの
浸透の遅さ、バイオフィルム内の微小環境の変化、細菌細胞の異なるストレス応答、及び
いわゆるパーシスター細胞の亜集団の形成が含まれる。バイオフィルムでは、遺伝子の水
平伝播により、潜在的な抵抗性が異なる種間で容易に伝達され得る。全微生物感染症の8
0%近くがバイオフィルムによって引き起こされていると推定されている。これは、感受
性の高い病原菌株が抵抗性を獲得し、もともと感受性の低い種が淘汰されることで集団の
抵抗性が高まる薬剤抵抗性にも関連している。
【0003】
頻発するバイオフィルム感染症には、歯垢によって引き起こされる歯科感染症のほか、
皮膚感染症、尿路感染症、中耳感染症、心内膜炎、及びインプラント又はカテーテル関連
の感染症が挙げられる。
【0004】
バイオフィルム内の微生物の抗菌処理を成功させるには、通常、浮遊性の微生物を処理
する場合と比べて、最大100倍~1000倍の濃度の殺菌剤又は抗生物質が必要となる
。例えば、ある試験では、ソブリヌス菌の単一種バイオフィルムを死滅させるためには、
浮遊性のソブリヌス菌の場合よりも100倍高い濃度のフッ化アミン及びクロルヘキシジ
ンが必要であった。同様に、大腸菌、緑膿菌及び黄色ブドウ球菌のバイオフィルムを効果
的に処理するためには、それらの浮遊性形態の場合と比べて、1000倍高い濃度の抗生
物質を投与する必要があった。
【0005】
歯科医師は、歯周病又は歯内感染症で、抗生物質抵抗性細菌と闘わなければならないこ
とが多い。歯科医師が口腔感染症を治療する際の最も一般的な手段であるクロルヘキシジ
ンのような消毒剤に対する抵抗性は、抗生物質抵抗性と相関している可能性があることが
観察されている。
【0006】
抗生物質は、これまで人間が細菌感染症に対処するのに役立ってきたが、病原体はほと
んどの抗生物質に対して抵抗性を持ち、新しい抗生物質の開発が困難であることから、人
類は抗生物質以前の時代に戻る恐れがある。
【0007】
そのため、例えば歯科においては、細菌又は酵母のバイオフィルムによって引き起こさ
れる歯周病、歯内療法又は粘膜局所感染の治療に抗生物質を過剰に使用することを避ける
ために、新しい抗菌戦略が必要とされている。
【発明の概要】
【0008】
本発明の目的は、病原体の抵抗性発現のリスクを低減しつつ、抗菌処理を行う方法を提
供することである。
【0009】
特に、主に光を用いて生体表面を治療する手法を提供することが目的である。
【0010】
本発明は、高エネルギー光子と低エネルギー光子とを同時に組み合わせて生体表面を治
療するという着想に基づいている。驚くべきことに、高エネルギー光子と低エネルギー光
子とを同時に表面の標的領域に使用することで、そのような光子を別々に使用するよりも
優れた殺生物効果が得られることがわかっている。
(【0011】以降は省略されています)
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