TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025016208
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-31
出願番号2023119338
出願日2023-07-21
発明の名称スルフィド類からなる香味改善剤
出願人長谷川香料株式会社
代理人
主分類A61K 8/46 20060101AFI20250124BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】香味改善剤を提供する。
【解決手段】メチルプレニルスルフィド、ジプレニルスルフィド、メチルプレニルトリスルフィド、ジプレニルトリスルフィドからなる群から選択される1種または2種以上の化合物を有効成分として含む香味改善剤を提供する。当該香味改善剤は、香料組成物用香味改善剤、飲食品用香味改善剤、果実感改善剤、またはビター感改善剤であってよく、さらに、メチルプレニルスルフィド、ジプレニルスルフィド、メチルプレニルトリスルフィド、ジプレニルトリスルフィドからなる群から選択される1種または2種以上の化合物を、消費財に添加する工程を含む、消費財の香味改善方法が提供される。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
メチルプレニルスルフィド、ジプレニルスルフィド、メチルプレニルトリスルフィド、ジプレニルトリスルフィドからなる群から選択される1種または2種以上の化合物を有効成分として含む、香味改善剤。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記香味改善剤が、香料組成物用香味改善剤、飲食品用香味改善剤、果実感改善剤、またはビター感改善剤である、請求項1に記載の香味改善剤。
【請求項3】
メチルプレニルスルフィド、ジプレニルスルフィド、メチルプレニルトリスルフィド、ジプレニルトリスルフィドからなる群から選択される1種または2種以上の化合物を有効成分として含む、消費財添加用組成物。
【請求項4】
前記消費財添加用組成物が、香料組成物、飲食品用香味改善組成物、果実感改善組成物、またはビター感改善組成物である、請求項3に記載の消費財添加用組成物。
【請求項5】
メチルプレニルスルフィド、ジプレニルスルフィド、メチルプレニルトリスルフィド、ジプレニルトリスルフィドからなる群から選択される1種または2種以上の化合物を、消費財に添加する工程を含む、消費財の香味改善方法。
【請求項6】
請求項5に記載の消費財の香味改善方法において、前記消費財が飲食品であって、前記工程では、前記飲食品の全質量を基準として、前記化合物の合計濃度が0.01ppt~10ppmの範囲となるように前記化合物を添加し、前記飲食品の香味を改善する、消費財の香味改善方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スルフィド類からなる香味改善剤、これを含有する消費財添加用組成物、および消費財の香味付与方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
昨今、飲食品や香粧品における消費者の要求は高度化および多様化しているが、特に、香りに注目が集まっており、香りの特性が製品の訴求力に重要な要素となっている。例えば、配合によって、香りや風味を改善することや、香りや風味に持続性、天然感、コク感などを付与または増強できる香料化合物への要求が高まっている。
【0003】
これまで、香りや風味を改善可能な様々な組成物が提案されているが、例えば、本出願人は、スルフィド類としては、ビス(3-メチル-2-ブテニル) ジスルフィドおよび/または3-メチル-2-ブテニル 3-メチルブチル ジスルフィドを有効成分とする風味改善剤(特許文献1)を提案した。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-110859号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の技術も十分有用といえるが、多様化している消費財の香味を改善する要望に対応すべく、消費者製品によりよい香味を付与して既存製品の香味との差別化を可能とする、香味改善効果の高い新たな香味改善剤の開発が期待されている。
【0006】
以上より、本発明の課題は、新規な香味改善剤、消費財添加用組成物、および消費財の香味改善方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を行った結果、メチルプレニルスルフィド、ジプレニルスルフィド、メチルプレニルトリスルフィド、ジプレニルトリスルフィドの各スルフィド類が幅広い香味において優れた香味改善効果を奏することを見出し、本願に係る発明を完成するに至った。
【0008】
かくして、本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次の通りである。
[1] メチルプレニルスルフィド、ジプレニルスルフィド、メチルプレニルトリスルフィド、ジプレニルトリスルフィドからなる群から選択される1種または2種以上の化合物を有効成分として含む、香味改善剤。
[2] 前記香味改善剤が、香料組成物用香味改善剤、飲食品用香味改善剤、果実感改善剤、またはビター感改善剤である、[1]に記載の香味改善剤。
[3] メチルプレニルスルフィド、ジプレニルスルフィド、メチルプレニルトリスルフィド、ジプレニルトリスルフィドからなる群から選択される1種または2種以上の化合物を有効成分として含む、消費財添加用組成物。
[4] 前記消費財添加用組成物が、香料組成物、飲食品用香味改善組成物、果実感改善組成物、またはビター感改善組成物である、[3]に記載の消費財添加用組成物。
[5] メチルプレニルスルフィド、ジプレニルスルフィド、メチルプレニルトリスルフィド、ジプレニルトリスルフィドからなる群から選択される1種または2種以上の化合物を、消費財に添加する工程を含む、消費財の香味改善方法。
[6] [5]に記載の消費財の香味改善方法において、前記消費財が飲食品であって、前記工程では、前記飲食品の全質量を基準として、前記化合物の合計濃度が0.01ppt~10ppmの範囲となるように前記化合物を添加し、前記飲食品の香味を改善する、消費財の香味改善方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、新規な香味改善剤、消費財添加用組成物、および消費財の香味改善方法を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施の形態について、詳細に説明する。本明細書において、「~」は下限値および上限値を含む範囲を意味し、「濃度(ppm、ppb、ppt)」、「%」は特に断りのない限りそれぞれ「質量濃度」、「質量パーセント濃度」を表すものとする。また、本明細書において、「香味」とは、香気(香り)によって変化し得る1種または複数種の感覚、代表的には嗅覚および/または味覚を含む感覚を意味する。本明細書において、用語「香味改善(香味を改善する)」とは、香味を付与する(新たに加える)および/または香味を増強することを含み、香味を付与乃至増強した結果、香味が改善されることを意味する。また、本明細書において、飲食品の香味を風味と呼ぶこともある。また、本明細書において、「消費財の香味改善」には、上記「香味」の定義の通り、嗅覚および味覚に寄与する「飲食品等の香味改善」と、嗅覚に寄与するが味覚に寄与しない「香粧品等の香気改善」との両方が含まれる。また、本明細書において、「添加」とは、ある対象に噴霧、滴下などによって単に加えること、およびある対象と混ぜ合わせることの、少なくとも1つを含む。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

長谷川香料株式会社
香味改善剤
9日前
長谷川香料株式会社
スルフィド類からなる香味改善剤
2日前
個人
歯茎みが品
9日前
個人
歯の掃除具
2か月前
個人
錠剤撒き器
5か月前
個人
乗馬テラピー
3か月前
個人
導電香
2日前
個人
身体牽引装置
3か月前
個人
塗り薬塗り具
1か月前
個人
健康器具
1か月前
個人
発熱器具
2か月前
個人
収納容器
1か月前
個人
染毛方法
2か月前
個人
片足歩行支援具
17日前
個人
クリップ
16日前
個人
動体視力強化装置
3か月前
株式会社コロナ
脱臭機
5か月前
個人
鼻腔拡張具
5か月前
個人
眼科診療車
24日前
個人
磁器治療器
3か月前
個人
挟圧手工爪矯正具
5か月前
個人
血管硬化度算出方法
3か月前
株式会社ナカニシ
生検針
3か月前
株式会社コーセー
美爪料
17日前
東レ株式会社
下肢着用具
3か月前
株式会社コーセー
化粧料
17日前
東レ株式会社
吸収制御剤
2か月前
個人
口腔ケア用歯ブラシ
5か月前
個人
除菌システム
17日前
株式会社 MTG
浴用剤
3日前
個人
避難困難者救出台車
24日前
個人
立位姿勢支持具
2か月前
株式会社ニデック
眼科装置
4か月前
個人
尿バッグカバー
3日前
株式会社ニデック
眼科装置
4か月前
株式会社ファンケル
化粧料
4か月前
続きを見る