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公開番号2025016074
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-31
出願番号2023119100
出願日2023-07-21
発明の名称搬送装置
出願人理想科学工業株式会社
代理人個人
主分類B65H 5/22 20060101AFI20250124BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】シート部材を安定して吸引搬送することができるとともに、ミストによる画質の劣化を防止することができる搬送装置を提供する。
【解決手段】複数のベルト穴21aを有し、そのベルト穴21a内で発生した負圧によってシート部材Pを吸着して搬送する搬送ベルト21と、搬送ベルト21のシート部材Pの吸着面とは反対側に設けられ、搬送ベルト21を支持するとともに、複数の吸引穴32を有するプラテン26とを備え、ベルト穴21aと吸引穴32が、搬送ベルト21の吸引面側から垂直に見た場合に、シート部材Pの搬送方向に直交する方向(前後方向)について重ならない位置に形成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数のベルト穴を有し、該ベルト穴内で発生した負圧によってシート部材を吸着して搬送する搬送ベルトと、
前記搬送ベルトの前記シート部材の吸着面とは反対側に設けられ、前記搬送ベルトを支持するとともに、複数の吸引穴を有する支持部材とを備え、
前記ベルト穴と前記吸引穴が、前記搬送ベルトの前記吸引面側から垂直に見た場合に、前記シート部材の搬送方向に直交する方向について重ならない位置に形成されている搬送装置。
続きを表示(約 140 文字)【請求項2】
前記ベルト穴と前記吸引穴との間の距離が変更可能に構成された請求項1記載の搬送装置。
【請求項3】
前記シート部材に対して液体を吐出する吐出部と前記搬送ベルトとの間の距離に応じて、前記ベルト穴と前記吸引穴との間の距離が変更される請求項2記載の搬送装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シート部材を吸引保持して搬送する搬送装置に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、紙またはフィルムなどからなるシート部材を搬送しつつ、インクジェットヘッドからシート部材に対してインクを吐出して印刷を施すインクジェット印刷装置が提案されている。
【0003】
このようなインクジェット印刷装置におけるシート部材の搬送装置として、搬送ベルトを用いた搬送装置が提案されている。具体的には、搬送ベルトのシート部材の搬送面の裏側の面に吸引ファンを設け、吸引ファンの回転によって搬送ベルトに形成された多数のベルト孔に負圧を発生させ、これにより搬送ベルトにシート部材を吸引して吸着させる搬送装置が提案されている。
【0004】
このような吸引搬送方式では、搬送ベルトの下にプラテンが設けられており、搬送ベルトとの摺動面側にはセルと呼ばれる中間圧力室が多数設けられ、搬送面全域に負圧を生成し、シート部材の吸着を実現している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-038607号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ここで、上述したような吸引搬送方式では負圧を生成するための吸引ファンの出力によって、シート部材を吸着する力(吸着力)が決まる。シート部材が搬送面から離れないように安定して搬送するためには高い吸着力が求められるため、吸引ファンの出力はできるだけ高い出力であることが望ましい。
【0007】
しかしながら、吸引ファンの出力を高くした場合、搬送ベルトの上面に吸引による風(吸引風)が発生し、ファンの出力が高いほど、吸引風の速度は大きくなる。吸引搬送ではインク吐出時に発生するミスト(主滴以外の微小インク滴)が、上述した吸引風によって流されて、主滴とは離れた位置に着弾する現象が発生し、画像がぼやけて見える画像劣化が発生する。
【0008】
また、吸引風の速度が大きくなると、ミストが流される距離が大きくなり、主滴からより離れた位置にミストが着弾するため、画像品質のさらなる劣化が生じる。
【0009】
そこで、たとえば特許文献1においては、プラテンのセル内に負圧を生成するための開口部が設けられており、その開口断面積を0.8mm

以下にすることで吸引風を抑制する方法が提案されている。
【0010】
しかしながら、インクジェットヘッドノズル面とシート部材との隙間であるヘッドギャップが広がった場合(たとえば1.4mm以上)、浮遊しているミストが吸引風によって吸引される時間および距離が長くなり、主滴と離れた位置へ着弾しやすくなることから、ミスト汚れが悪化する。そのため、ヘッドギャップが広くなった場合でも、ミスト汚れが目視で識別できないレベルにする必要がある。
(【0011】以降は省略されています)

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