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公開番号2025016070
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-31
出願番号2023119094
出願日2023-07-21
発明の名称シャフト付セラミックスヒータ
出願人日本特殊陶業株式会社
代理人個人,個人
主分類H01L 21/683 20060101AFI20250124BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】PE-CVD成膜などの成膜処理を行った場合において、シリコンウェハの表面に形成される膜の膜厚のバラツキを抑制するための技術を提供する。
【解決手段】
セラミックスヒータ100は、円板状のセラミックス基材110と、セラミックス基材110に埋設された電極120(ヒータ電極122及び高周波電極124)と、セラミックス基材110の下面111に接合された筒状のシャフト130とを備えている。セラミックス基材110の上面111には、環状凸部152が設けられている。環状凸部152の外径B(mm)に対するセラミックス基材110の上面111の外径A(mm)の比A/Bが1.2以上である。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
上面、及び、前記上面と上下方向において対向する下面を有する円板状のセラミックス基材と、
前記セラミックス基材に埋設された、又は前記セラミックス基材の前記下面に配置された電極と、
前記セラミックス基材の下面に接合された筒状のシャフトと、を備え、
前記セラミックス基材は、前記セラミックス基材の前記上面よりも上方に突出する環状の凸部を備え、
前記セラミックス基材の前記上面の外径をA(mm)とし、前記環状の凸部の外径をB(mm)としたとき、
A/B≧1.2
であることを特徴とするシャフト付セラミックスヒータ。
続きを表示(約 190 文字)【請求項2】
前記電極は前記セラミックス基材に埋設されており、
前記電極の外径をC(mm)としたとき、
C>B
であることを特徴とする請求項1に記載のシャフト付セラミックスヒータ。
【請求項3】
前記電極の外径をC(mm)としたとき、
A-C<10mm
であることを特徴とする請求項1に記載のシャフト付セラミックスヒータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シリコンウェハ等の基板を保持して加熱するシャフト付セラミックスヒータに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、内部に発熱体が埋設されたシャフト付セラミックスヒータが開示されている。特許文献1に記載のセラミックスヒータの、基板が載置されるセラミックス基材の表面(加熱面)の直径Dは350mmである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-093004号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明者らは、特許文献1に記載されているような、表面(加熱面)の直径Dが350mmであるセラミックス基材に直径300mmのシリコンウェハを載置してPE-CVD成膜(Plasma Enhanced Chemical Vapor Deposition;プラズマ励起化学気相成膜)などの成膜処理を行った場合において、特にシリコンウェハの外周部分において膜厚にバラツキが生じることがあることを見いだした。
【0005】
本発明は、かかる事情を鑑みてなされたものであり、PE-CVD成膜などの成膜処理を行った場合において、シリコンウェハの表面に形成される膜の膜厚のバラツキを抑制するための技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様に従えば、上面、及び、前記上面と上下方向において対向する下面を有する円板状のセラミックス基材と、
前記セラミックス基材に埋設された、又は前記セラミックス基材の前記下面に配置された電極と、
前記セラミックス基材の下面に接合された筒状のシャフトと、を備え、
前記セラミックス基材は、前記セラミックス基材の前記上面よりも上方に突出する環状の凸部を備え、
前記セラミックス基材の前記上面の外径をA(mm)とし、前記環状の凸部の外径をB(mm)としたとき、
A/B≧1.2
であることを特徴とするシャフト付セラミックスヒータが提供される。
【発明の効果】
【0007】
上記の構成のように、環状の凸部の外径B(mm)に対するセラミックス基材の上面の外径A(mm)の比A/Bを1.2以上とすることにより、特にウェハの外縁近傍におけるガス(成膜に用いられる原料ガス)の流れを整流する効果が高くなる。これにより、膜厚のバラツキを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、セラミックスヒータ100の上面図である。
図2は、セラミックスヒータ100の概略説明図である。
図3は、電極120の概略説明図である。
図4は、ヒータ電極122の概略説明図である。
(a)~(e)は、セラミックス基材110の製造方法の流れを示す図である。
(a)~(d)は、セラミックス基材110の別の製造方法の流れを示す図である。
図7は実施例1~4の結果をまとめた表である。
図8は比較例1~3の結果をまとめた表である。
図9はセラミックスヒータ100の寸法A~Eを説明するための説明図である。
図10はウェハ10の膜厚を測定する位置#1~#17を説明するための概略説明図である。
(a)は環状凸部152の外径B(mm)に対するセラミックス基材110の上面111の外径A(mm)の比A/Bが1.2未満である場合におけるガスの流れを説明するための概略説明図であり、(b)は比A/Bが1.2以上である場合におけるガスの流れを説明するための概略説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<セラミックスヒータ100>
本発明の実施形態に係るセラミックスヒータ100について、図1、2を参照しつつ説明する。本実施形態に係るセラミックスヒータ100は、例えば、半導体製造装置の内部でシリコンウェハなどの半導体ウェハ(以下、単にウェハ10という)を保持し加熱するために用いられる。なお、以下の説明においては、セラミックスヒータ100が使用可能に設置された状態(図2の状態)を基準として上下方向5が定義される。図2に示されるように、本実施形態に係るセラミックスヒータ100は、セラミックス基材110と、電極120と、給電線140、141とを備える。
【0010】
セラミックス基材110は、円形の板状の形状を有する部材であり、セラミックス基材110の上にはウェハ10が載置される。セラミックス基材110の外径Aは360mmである。セラミックス基材110の上下方向5の長さ(厚さ)は5mm以上であることが好ましく、特に15mm~30mmであることが好ましい。セラミックス基材110は、例えば、窒化アルミニウム、炭化ケイ素、アルミナ、窒化ケイ素等のセラミックス焼結体により形成することができる。なお、図2では図面を見やすくするためにウェハ10とセラミックス基材110とを離して図示している。図1に示されるように、セラミックス基材110の上面111には、環状の凸部152(以下、単に環状凸部152という)と、複数の凸部156とが設けられている。なお、図2においては、図面を見やすくするために、図1と比べて複数の凸部156の数を減らして図示している。また、図1に示されるように、セラミックス基材110の中心には、ガス流路164(図2参照)の開口164aが設けられている。開口164aの直径は5mmである。また、セラミックス基材110の中心に対して半径80mmの円を3等配した位置には、それぞれ、リフトピン穴166が設けられている。リフトピン穴166の直径は5mmである。
(【0011】以降は省略されています)

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