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公開番号
2025015887
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-31
出願番号
2023118761
出願日
2023-07-21
発明の名称
インクジェット装置、制御方法、および物品の製造方法。
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B05C
5/00 20060101AFI20250124BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約
【課題】耐久性と信頼性のより高いインクジェット装置を提供する。
【解決手段】基板を保持する基板ステージと、昇降駆動可能であって、基板ステージに保持された基板上にインクを吐出するインクジェットヘッドを含むインクジェットユニットと、インクジェットユニットを支持し、昇降するインクジェットユニットが通過するための開口部が設けられたキャリッジベースと、キャリッジベースに対して上側に配置されるメンテナンスユニットと、を有するインクジェット装置である。インクジェット装置内の開口部よりも上側の第1空間の圧力は、開口部よりも下側の第2空間の圧力よりも低い。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
基板を保持する基板ステージと、
昇降駆動可能であって、前記基板ステージに保持された基板上にインクを吐出するインクジェットヘッドを含むインクジェットユニットと、
前記インクジェットユニットを支持し、昇降する前記インクジェットユニットが通過するための開口部が設けられたキャリッジベースと、
前記キャリッジベースに対して上側に配置されるメンテナンスユニットと、を有し、
前記開口部よりも上側の第1空間の圧力は、前記開口部よりも下側の第2空間の圧力よりも低いことを特徴とするインクジェット装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記キャリッジベースと共に前記第1空間を囲む包囲部材を有し、
前記包囲部材は、前記第1空間の気体を吸い込む吸い込み口を有することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット装置。
【請求項3】
前記吸い込み口は、前記包囲部材の上部に配置され、前記第2空間から前記第1空間へ向かう気流を形成することを特徴とする請求項2に記載のインクジェット装置。
【請求項4】
前記第1空間に気体を吹き出す吹き出し口をさらに有し、
前記メンテナンスユニットは、前記第1空間の一方側に配置された、前記インクジェットヘッドの回復処理を行う回復ユニットと、前記第1空間の他方側に配置された、前記インクジェットヘッドの検査を行うための検査ユニットと、を含み、
前記吹き出し口は前記検査ユニット側に配置され、前記吸い込み口は前記回復ユニット側に配置され、前記第1空間内に略水平となる気流を形成することを特徴とする請求項2記載のインクジェット装置。
【請求項5】
前記第1空間の圧力が、前記第2空間よりも低くなるように、少なくとも前記吸い込み口の吸い込み流量を制御する制御部を有することを特徴とする請求項2に記載のインクジェット装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記インクジェットヘッドの回復処理または検査処理の期間の前記吸い込み口の前記吸い込み流量が、前記インクジェットヘッドが前記基板に描画処理を行う際の前記吸い込み流量よりも多くなるように、前記吸い込み流量を制御することを特徴とする請求項5に記載のインクジェット装置。
【請求項7】
前記開口部を覆うためのシャッターを有する請求項1記載のインクジェット装置。
【請求項8】
前記キャリッジベースの下部に気流を調整する調整部材をさらに有し、
前記シャッターは、前記開口部を覆う第1位置と、前記開口部を開く第2位置との間を駆動可能であって、
前記シャッターが前記第1位置にあるときの前記調整部材と前記シャッターとの間隔と、前記シャッターが前記第2位置にあるときの前記インクジェットユニットと前記調整部材との間隔が略同一となることを特徴とする、請求項7に記載のインクジェット装置。
【請求項9】
前記キャリッジベースの下部に、前記開口部を通過する気流を調整する調整部材をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット装置。
【請求項10】
前記メンテナンスユニットのベースの面積は、前記開口部の面積よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェット装置、制御方法、および物品の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、種々の機能素子を製造する際、機能素子の材料となる液体をインクジェット法により基板上に液滴として供給(付与)するインクジェット装置(液体供給装置)を用いて、基板上にパターンを形成することが試みられている。このようなインクジェット装置を用いたパターン形成は、オンデマンドパターニングが可能であるため材料の使用効率が高いこと、非真空プロセスであり製造装置が比較的小型になること、大面積を高速に塗布することができることなどのメリットを有している。例えば、インクジェット装置は、フラットパネルディスプレイ等の表示装置を製造するために用いられうる。
【0003】
インクジェット装置を用いて製造する表示機器としては様々な表示方式が提案されている。近年では蒸着法により生成した自発光部の上部に量子ドット材料を含んだ色変換部をインクジェット装置により生成する方式がある。さらに、機能素子をインクジェット装置によりTFT(Thin Film Transistor)デバイス上にパターニングして自発光素子として形成する方式などがある。後者に関しては、自発光素子として有機EL材料を用いる場合と量子ドット材料を用いる場合がある。特許文献1には表示装置の製造過程において、インクジェット法を用いて有機EL素子を作成することが記載されている。
【0004】
機能素子をパターニングするインクジェット装置は、インクを吐出するインクジェットヘッドと、パターニングされる被吐出媒体(多くの場合、基板)と、被吐出媒体を保持して走査し搬送する機構と、ヘッドをメンテナンスする機構を有しうる。特許文献2では、ヘッドを上下方向に昇降させ、ヘッドを上昇させた位置でヘッドメンテナンスを行うことで、装置の上方向の空間利用率を上げ、装置の小型化を図っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-12815号公報
特開2003-103764号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、近年はディスプレイの高精細化が進んでいるため、ヘッドから吐出されたインク液滴が基板に着弾する位置(着弾位置)に対する要求精度が高くなってきている。それに伴い、インクの吐出角度などのインクジェットヘッド側の精度のみならず、基板を保持してヘッドと位置決めする機構(基板ステージ)の位置精度に対する要求も厳しいものになると考えられる。厳しい要求を満たすため、ステージ装置にガイド方式としてエアベアリング、位置制御にレーザー干渉計などの精密な方式を採用する可能性がある。また、インクジェット方式で有機ELディスプレイなどの表示素子の製造を行う場合、バンクと呼ばれる基板上に形成された各画素を区画する隔壁内部に適量を塗布することが一般的である。高精細化に伴いバンクのサイズが小さくなり、吐出する総液量も小さくなることから、高精細化に伴い、吐出するインク液滴のサイズもより小さいものが求められうる。
【0007】
特許文献2に記載の装置では、インクジェットヘッドから吐出されたインク液滴、および主液滴から分離発生したさらに微小なインク液滴(ミストと呼ばれる)は、メンテナンスユニットで検査用に吐出した後装置内を漂いうる。よって、装置内のエアベアリングやレーザー干渉計のターゲットミラーに付着する恐れがある。エアベアリングやミラーにインクが付着する環境で長期的に使用した場合、微小なインク液滴の付着が原因でステージの駆動に支障が発生し、精度が悪化、あるいは装置が停止しうる。また、装置が停止するまで繰り返し微小インク液滴がステージ装置に付着し続けるような環境で使用される場合、ステージの精度部品のクリーニングや部品交換のために装置が長期停止に陥り、装置の信頼性を大きく損なう恐れがある。
【0008】
本発明は、このような状況を鑑みてなされたものであり、耐久性と信頼性のより高いインクジェット装置を提供することを例示的目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明の一側面としてのインクジェット装置は、基板を保持する基板ステージと、昇降駆動可能であって、前記基板ステージに保持された基板上にインクを吐出するインクジェットヘッドを含むインクジェットユニットと、前記インクジェットユニットを支持し、昇降する前記インクジェットユニットが通過するための開口部が設けられたキャリッジベースと、前記キャリッジベースに対して上側に配置されるメンテナンスユニットと、を有し、前記開口部よりも上側の第1空間の圧力は、前記開口部よりも下側の第2空間の圧力よりも低いことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、例えば、耐久性と信頼性のより高いインクジェット装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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