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公開番号2025015757
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2024201308,2021002049
出願日2024-11-19,2021-01-08
発明の名称絆創膏
出願人王子ホールディングス株式会社
代理人弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類A61F 13/02 20240101AFI20250123BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】絆創膏に加えた張力の、絆創膏の凹部周辺における低下を抑制し、皮膚に対して張力を効果的に加えることができる絆創膏を提供すること。
【解決手段】絆創膏(1)は、絆創膏(1)の長手方向に延びる2つの端部(11,12)が平行な部分(11a,11b,12)を有し、2つの端部(11,12)の一方の長さが他方より長く、2つの端部のうちの長いほうの端部(11)が、絆創膏に向かう凹部(11d)を区画形成する湾曲部(11c)を有し、湾曲部(11c)と短いほうの端部(12)との間の最短距離(d)が、長手方向に延びる2つの端部の間の絆創膏の長手方向と垂直な方向における最大距離(W)の30%~80%である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
絆創膏の長手方向に延びる2つの端部が平行な部分を有し、
前記2つの端部の一方の長さが他方より長く、
前記2つの端部のうちの長いほうの端部が、絆創膏に向かう凹部を区画形成する湾曲部を有し、
前記湾曲部と短いほうの端部との間の最短距離が、長手方向に延びる2つの端部の間の絆創膏の長手方向と垂直な方向における最大距離の30%~80%である絆創膏。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記湾曲部が略円弧状である請求項1に記載の絆創膏。
【請求項3】
長手方向に垂直な中心軸に関して対称な形である請求項1又は2に記載の絆創膏。
【請求項4】
前記絆創膏の長手方向に延びる2つの端部の両端が、別の2つの端部と接続されており、
絆創膏の長手方向における前記2つの端部のうちの長いほうの端部の両端間の距離が30~80mmであり、
前記別の2つの端部の長さがそれぞれ3~40mmであり、
絆創膏の長手方向に延びる2つの端部のうちの短いほうの端部と、前記別の2つの端部の各々とのなす角度が160°以下である請求項1~3のいずれかに記載の絆創膏。
【請求項5】
前記2つの端部のうちの長いほうの端部の前記平行な部分が、前記湾曲部の両端と接続する2つの直線状部分を含み、前記2つの直線状部分の長さは同じ長さであり、かつ2つの直線状部分の各々の長さが、絆創膏の長手方向における前記2つの端部のうちの長いほうの端部の長さの10%よりも大きく、40%より小さい請求項1~4のいずれかに記載の絆創膏。
【請求項6】
絆創膏の長手方向に延びる2つの端部のうちの短いほうの端部の長さが25~80mmである請求項1~5のいずれかに記載の絆創膏。
【請求項7】
爪囲炎の予防及び/又は処置用の絆創膏である請求項1~6のいずれか一項に記載の絆創膏。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、絆創膏に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
抗がん剤の副作用である爪囲炎(爪周囲炎とも言う)の患者が増加している。爪囲炎は、手足の爪の周囲の皮膚に起きる炎症であり、爪の周囲の皮膚に発赤又は腫れが生じ、しばしば痛みを伴う。従来は、爪等の周囲組織への圧迫を緩和し、炎症の重症化を予防及び疼痛を緩和するために、市販のテーピング材を爪の周囲に巻き付けて使用していたが(非特許文献1)、この場合、医師、看護師、患者本人等の使用者が様々な種類の市販品の中からテーピング材を選定し、さらにその都度適切な大きさにカットして使用しなければならず煩雑であった。そのため、特に外来通院の患者では、自宅等でのテーピングが継続できず、爪囲炎が重症化する原因となっていた。
【0003】
特許文献1はこの問題に対応し、爪囲炎による爪の皮膚への食い込みを緩和するために使用される絆創膏を開示しており、この絆創膏は、基材層と、粘着剤層と、剥離材層とを有し、絆創膏の長手方向に延びる2つの端部が平行な部分を有し、前記2つの端部の一方の長さが他方よりも長く、かつ前記2つの端部の両端が、別の2つの端部の両端と接続されており、前記長手方向に延びる2つの端部のうちの長い方の端部と、別の2つの端部の各々とがなす2つの角が鋭角である。この絆創膏は、引っ張りながら爪の周囲の皮膚に巻きつけるように貼ることで、貼付後の皮膚にテンションすなわち張力がかかり、爪と皮膚における爪の食い込み部との間の間隔が広がって症状緩和効果につながるというものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
WO2017/130838
【非特許文献】
【0005】
医学のあゆみ vol.241 No.8 p.588-592(2012)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の絆創膏の一部の実施形態では、指先の腹の部分の露出面積を高めて指の感覚を損なわないために、長手方向に延びる2つの端部のうちの長い方の端部に、絆創膏の内方に向かう凹部が設けられている。
【0007】
ここで、本発明者らは、絆創膏に適当な凹部を設けると、皮膚に貼付した絆創膏に加えた張力が、凹部によって絆創膏が細くなった部分により集中するため、患部に効果的に加わることを見出したが、凹部が深すぎると細くなった部分が伸び易く、加えた張力が凹部周辺で逃げて皮膚に対する張力として作用しづらくなるという問題があった。
【0008】
本発明の目的は、凹部を備えた絆創膏に加えた張力の、該凹部周辺における低下を抑制し、皮膚に対して張力をより効果的に加えることができる絆創膏を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、上記の目的を達成すべく、絆創膏の長手方向に延びる2つの端部のうちの、2つの端部のうちの長いほうの端部における凹部を区画形成する湾曲部と、2つの端
部のうちの短いほうの端部との間の距離が特定の範囲にある場合に、絆創膏に加えた張力の、絆創膏の凹部周辺の変形による低下を抑制し、皮膚に対して張力を効果的に加えることができることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】
本発明は、以下に記載の実施形態を包含する。
項1.絆創膏の長手方向に延びる2つの端部が平行な部分を有し、
前記2つの端部の一方の長さが他方より長く、
前記2つの端部のうちの長いほうの端部が、絆創膏に向かう凹部を区画形成する湾曲部を有し、
前記湾曲部と短いほうの端部との間の最短距離が、長手方向に延びる2つの端部の間の絆創膏の長手方向と垂直な方向における最大距離の30%~80%である絆創膏。
項2.前記湾曲部が略円弧状である項1に記載の絆創膏。
項3.長手方向に垂直な中心軸に関して対称な形である項1又は2に記載の絆創膏。
項4.前記絆創膏の長手方向に延びる2つの端部の両端が、別の2つの端部と接続されており、
絆創膏の長手方向における前記2つの端部のうちの長いほうの端部の両端間の距離が30~80mmであり、
前記別の2つの端部の長さがそれぞれ3~40mmであり、
絆創膏の長手方向に延びる2つの端部のうちの短いほうの端部と、前記別の2つの端部の各々とのなす角度が160°以下である項1~3のいずれかに記載の絆創膏。
項5.前記2つの端部のうちの長いほうの端部の前記平行な部分が、前記湾曲部の両端と接続する2つの直線状部分を含み、前記2つの直線状部分の長さは同じ長さであり、かつ2つの直線状部分の各々の長さが、絆創膏の長手方向における前記2つの端部のうちの長いほうの端部の長さの10%よりも大きく、40%より小さい項1~4のいずれかに記載の絆創膏。
項6.絆創膏の長手方向に延びる2つの端部のうちの短いほうの端部の長さが25~80mmである項1~5のいずれかに記載の絆創膏。
項7.爪囲炎の予防及び/又は処置用の絆創膏である項1~6のいずれか一項に記載の絆創膏。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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