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公開番号
2025015376
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023171499
出願日
2023-10-02
発明の名称
車両内装用表皮及び車両用シート
出願人
テイ・エス テック株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B60N
2/90 20180101AFI20250123BHJP(車両一般)
要約
【課題】皺の発生を抑えつつ、クッション性及びリサイクル性を向上させた車両内装用表皮を提供する。
【解決手段】車両内装用表皮Tは、パッド材の表面を覆う。車両内装用表皮Tは、表面となる表皮材20と、表皮材20におけるパッド材側の面20aに設けられるクッション層30と、を備える。クッション層30は、表皮材20のパッド材側の面20aに設けられ、伸縮性を有するストレッチ層31と、ストレッチ層31におけるパッド材側の面31aに設けられ、パッド材と対向して配置される不織布32と、を有する。表皮材20、ストレッチ層31及び不織布32は、それぞれ同じ素材で形成されている。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
パッド材の表面を覆う車両内装用表皮であって、
表面となる表皮材と、
前記表皮材における前記パッド材側の面に設けられるクッション層と、を備え、
前記クッション層は、
前記表皮材の前記パッド材側の面に設けられ、伸縮性を有するストレッチ層と、
前記ストレッチ層における前記パッド材側の面に設けられ、前記パッド材と対向して配置される不織布と、を有し、
前記表皮材、前記ストレッチ層及び前記不織布は、それぞれ同じ素材で形成されていることを特徴とする車両内装用表皮。
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【請求項2】
前記表皮材、前記ストレッチ層及び前記不織布は、ポリエステル繊維で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両内装用表皮。
【請求項3】
前記ストレッチ層は、少なくとも前記パッド材の角部に対応する位置に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両内装用表皮。
【請求項4】
前記不織布は、少なくとも前記パッド材の着座面に対応する位置に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両内装用表皮。
【請求項5】
前記パッド材に設けられた被係合部と係合し、前記表皮材を吊り込むための係合部を有し、
前記係合部は、前記表皮材、前記ストレッチ層及び前記不織布と同じ素材で形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両内装用表皮。
【請求項6】
前記係合部は、面ファスナのフック部又はループ部であることを特徴とする請求項5に記載の車両内装用表皮。
【請求項7】
前記表皮材、前記ストレッチ層及び前記不織布は、縫い糸によって互いに縫合され、
前記縫い糸は、ポリエステル繊維で形成されていることを特徴とする請求項2に記載の車両内装用表皮。
【請求項8】
請求項1又は2に記載の車両内装用表皮を備えた車両用シートであって、
フレームと、
前記フレームに配置される前記パッド材と、
前記パッド材の表面を覆う前記車両内装用表皮と、
前記フレームに設けられるブロア装置と、を備え、
前記パッド材には、前記ブロア装置から送出された空気が通過するための空気通路部が形成され、
前記車両内装用表皮の少なくとも一部は、前記空気通路部と前記パッド材の厚み方向において重なる位置に配置されることを特徴とする車両用シート。
【請求項9】
請求項1又は2に記載の車両内装用表皮を備えた車両用シートであって、
フレームと、
前記フレームに配置される前記パッド材と、
前記パッド材の表面を覆う前記車両内装用表皮と、を備え、
前記パッド材には、温度調整部が設けられ、
前記車両内装用表皮の少なくとも一部は、前記温度調整部と前記パッド材の厚み方向において重なる位置に配置されることを特徴とする車両用シート。
【請求項10】
請求項1又は2に記載の車両内装用表皮を備えた車両用シートであって、
フレームと、
前記フレームに配置される前記パッド材と、
前記パッド材の表面を覆う前記車両内装用表皮と、を備え、
前記パッド材には、通知部が設けられ、
前記車両内装用表皮の少なくとも一部は、前記通知部と前記パッド材の厚み方向において重なる位置に配置されることを特徴とする車両用シート。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両内装用表皮及び車両用シートに係り、特に、表皮材とクッション層とを備えた車両内装用表皮、及び車両内装用表皮を備えた車両用シートに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、パッド材を覆う表皮には、パッド材の変形に追従させるため、柔軟性を有する素材が用いられてきた。従来の表皮では、裁断時の表皮のゆがみから生じる皺を抑制するために、柔軟性を有する表皮材の裏面に、クッション性を有する軟質発泡体層を貼着することで、裁断時のゆがみを生じにくくしていた。
【0003】
例えば、特許文献1に記載の表皮は、表皮材と、表皮材に設けられた軟質発泡体層と、軟質発泡体層の裏面に貼着された基布と、を有する三層構造で形成される。この表皮では、表皮材、軟質発泡体層及び基布を一体化させることで、表皮材の伸びを適度に抑えて、裁断時の表皮のゆがみを生じにくくしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開平2-40526号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の表皮では、トリコットやニット等のファブリック素材からなる表皮材と、ポリウレタンフォームからなる軟質発泡体層と、ポリエステルからなる基布を積層していた。そのため、表皮は、ポリウレタンやポリエステル等の異なる素材で構成されていた。
しかしながら、異なる素材を用いた表皮の場合、パッド材から表皮を取り外して、表皮を廃棄する際に、素材ごとに表皮を分別する必要があるため、分別の手間が発生していた。
【0006】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、皺の発生を抑えつつ、クッション性及びリサイクル性を向上させた車両内装用表皮及び車両内装用表皮を備えた車両用シートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題は、本発明の車両内装用表皮によれば、パッド材の表面を覆う車両内装用表皮であって、表面となる表皮材と、前記表皮材における前記パッド材側の面に設けられるクッション層と、を備え、前記クッション層は、前記表皮材の前記パッド材側の面に設けられ、伸縮性を有するストレッチ層と、前記ストレッチ層における前記パッド材側の面に設けられ、前記パッド材と対向して配置される不織布と、を有し、前記表皮材、前記ストレッチ層及び前記不織布は、それぞれ同じ素材で形成されていることにより解決される。
上記構成により、表皮材、ストレッチ層及び不織布は、それぞれ同じ素材で形成されているため、表皮の廃棄時に分別が不要となる。また、ストレッチ層を設けることにより、皺を抑えることができる。また、不織布を設けることによりクッション性を高めることができる。
したがって、皺の発生を抑えつつ、クッション性及びリサイクル性を向上させることができる。
【0008】
このとき、前記表皮材、前記ストレッチ層及び前記不織布は、ポリエステル繊維で形成されているとよい。
上記構成により、車両内装用表皮の素材としてポリエステル繊維を用いることで、繊維の伸びを適度に抑え、皺をより抑制することができる。
【0009】
このとき、前記ストレッチ層は、少なくとも前記パッド材の角部に対応する位置に配置されるとよい。
上記構成により、伸縮性を有するストレッチ層が皺の発生し易いパッド材の角部に設けられるため、皺の発生をより一層抑制することができる。
【0010】
このとき、前記不織布は、少なくとも前記パッド材の着座面に対応する位置に配置されるとよい。
上記構成により、クッション性を有する不織布がパッド材の着座面に設けられるため、着座者の座り心地を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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