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公開番号2025015022
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023118077
出願日2023-07-20
発明の名称情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラム
出願人LINEヤフー株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G06Q 30/0242 20230101AFI20250123BHJP(計算;計数)
要約【課題】特定の広告の配信による広告効果を適切に把握することを可能とすることができる情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムを提供すること。
【解決手段】本開示の情報処理装置は、第1配信候補と第2配信候補とを決定する決定部と、第1配信候補と第2配信候補のうちの1つの配信候補を配信対象として判定する判定部と、第1配信候補と第2配信候補のうちの1つの配信候補を配信対象として仮想的に判定するシミュレーション部とを備える。決定部は、受付部によって受け付けられた広告リクエストが、特定の広告を配信しない第1ユーザの広告リクエストである場合、特定の広告を他の広告に置き換えた配信候補を第1配信候補として決定する。シミュレーション部は、特定の広告が他の広告に置き換えられていない第1配信候補と第2配信候補のうちの1つの配信候補を配信対象として仮想的に判定する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
広告リクエストを受け付ける受付部と、
前記受付部によって受け付けられた前記広告リクエストに対する配信による収益を複数の広告の各々について推定する推定部と、
前記複数の広告のうち前記推定部によって推定された前記収益に基づいて選択される1以上の広告を各々含む第1配信候補と第2配信候補とを決定する決定部と、
前記推定部によって推定された前記収益に基づいて、前記第1配信候補と前記第2配信候補のうちの1つの配信候補を配信対象として判定する判定部と、
前記判定部によって判定された前記配信対象を配信する配信部と、
前記推定部によって推定された前記収益に基づいて、前記第1配信候補と前記第2配信候補のうちの1つの配信候補を配信対象として仮想的に判定するシミュレーション部と、を備え、
前記決定部は、
前記受付部によって受け付けられた前記広告リクエストが、特定の広告を配信しない第1ユーザの広告リクエストおよび前記特定の広告を配信する第2ユーザの広告リクエストのうちの前記第1ユーザの広告リクエストである場合、前記特定の広告を他の広告に置き換えた配信候補を前記第1配信候補として決定し、
前記シミュレーション部は、
前記特定の広告が前記他の広告に置き換えられていない前記第1配信候補と前記第2配信候補のうちの1つの配信候補を前記配信対象として仮想的に判定する
ことを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 2,700 文字)【請求項2】
前記第1配信候補および前記第2配信候補の各々は、
前記複数の広告のうち前記推定部によって推定された前記収益が大きい順に選択された複数の広告を含み、
前記決定部は、
前記受付部によって受け付けられた前記広告リクエストが前記第1ユーザの広告リクエストである場合、前記第1配信候補における前記特定の広告以外の広告のうち最も前記収益が小さい広告の次に前記収益が大きい広告を前記他の広告として置き換える
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記第1配信候補および前記第2配信候補の各々は、
前記複数の広告のうち前記推定部によって推定された前記収益が最も大きい1つの広告を含み、
前記決定部は、
前記受付部によって受け付けられた前記広告リクエストが前記第1ユーザの広告リクエストである場合、前記第2配信候補における前記特定の広告の次に前記収益が大きい広告を前記他の広告として置き換える
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第1配信候補が前記配信部によって配信された場合に、前記第1配信候補に関する広告効果の結果を取得し、前記第2配信候補が前記配信部によって配信された場合に、前記第2配信候補に関する広告効果の結果を取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記第1配信候補に関する広告効果の結果と前記第2配信候補に関する広告効果の結果とに基づいて、前記特定の広告に関する広告効果を算出する算出部と、を備える
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1つに記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記取得部は、
前記第1ユーザの広告リクエストに対して前記判定部で前記第2配信候補が配信対象として判定され且つ前記シミュレーション部によって前記第1配信候補が配信対象として仮想的に判定された場合に、前記第2配信候補に関する広告効果の結果を取得し、
前記算出部は、
前記第1ユーザの広告リクエストに対して前記判定部で前記第2配信候補が配信対象として判定され且つ前記シミュレーション部によって前記第1配信候補が配信対象として仮想的に選択された場合、前記第2配信候補に関する広告効果の結果を用いて、前記特定の広告に関する広告効果を算出する
ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記第1配信候補と前記第2配信候補とは
広告形式が互いに異なる広告を含む
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1つに記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記シミュレーション部は、
前記決定部によって前記特定の広告が前記他の広告に置き換えられた前記第1配信候補が前記配信部によって配信される場合に、前記特定の広告が前記他の広告に置き換えられていない前記第1配信候補と前記第2配信候補とのうちの1つの配信候補を前記配信対象として仮想的に判定する
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1つに記載の情報処理装置。
【請求項8】
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
広告リクエストを受け付ける受付工程と、
前記受付工程によって受け付けられた前記広告リクエストに対する配信による収益を複数の広告の各々について推定する推定工程と、
前記複数の広告のうち前記推定工程によって推定された前記収益に基づいて選択される1以上の広告を各々含む第1配信候補と第2配信候補とを決定する決定工程と、
前記推定工程によって推定された前記収益に基づいて、前記第1配信候補と前記第2配信候補のうちの1つの配信候補を配信対象として判定する判定工程と、
前記判定工程によって判定された前記配信対象を配信する配信工程と、
前記推定工程によって推定された前記収益に基づいて、前記第1配信候補と前記第2配信候補のうちの1つの配信候補を配信対象として仮想的に判定するシミュレーション工程と、を含み、
前記決定工程は、
前記受付工程によって受け付けられた前記広告リクエストが、特定の広告を配信しない第1ユーザの広告リクエストおよび前記特定の広告を配信する第2ユーザの広告リクエストのうちの前記第1ユーザの広告リクエストである場合、前記特定の広告を他の広告に置き換えた配信候補を前記第1配信候補として決定し、
前記シミュレーション工程は、
前記特定の広告が前記他の広告に置き換えられていない前記第1配信候補と前記第2配信候補のうちの1つの配信候補を前記配信対象として仮想的に判定する
ことを特徴とする情報処理方法。
【請求項9】
広告リクエストを受け付ける受付手順と、
前記受付手順によって受け付けられた前記広告リクエストに対する配信による収益を複数の広告の各々について推定する推定手順と、
前記複数の広告のうち前記推定手順によって推定された前記収益に基づいて選択される1以上の広告を各々含む第1配信候補と第2配信候補とを決定する決定手順と、
前記推定手順によって推定された前記収益に基づいて、前記第1配信候補と前記第2配信候補のうちの1つの配信候補を配信対象として判定する判定手順と、
前記判定手順によって判定された前記配信対象を配信する配信手順と、
前記推定手順によって推定された前記収益に基づいて、前記第1配信候補と前記第2配信候補のうちの1つの配信候補を配信対象として仮想的に判定するシミュレーション手順と、をコンピュータに実行させ、
前記決定手順は、
前記受付手順によって受け付けられた前記広告リクエストが、特定の広告を配信しない第1ユーザの広告リクエストおよび前記特定の広告を配信する第2ユーザの広告リクエストのうちの前記第1ユーザの広告リクエストである場合、前記特定の広告を他の広告に置き換えた配信候補を前記第1配信候補として決定し、
前記シミュレーション手順は、
前記特定の広告が前記他の広告に置き換えられていない前記第1配信候補と前記第2配信候補のうちの1つの配信候補を前記配信対象として仮想的に判定する
ことを特徴とする情報処理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、インターネットの飛躍的な普及に伴い、インターネットを介した広告配信が盛んに行われている。このような広告配信の一例として、過去の入札実績に基づいて広告枠に対する入札額を制御することで、広告利益を最大化する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-220052号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の従来技術では、例えば、2段階で配信対象とする広告を絞り込むような処理を行う場合において、特定の広告の配信による広告効果を適切に把握することが難しい場合がある。
【0005】
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、特定の広告の配信による広告効果を適切に把握することを可能とすることができる情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の情報処理装置は、広告リクエストを受け付ける受付部と、受付部によって受け付けられた広告リクエストに対する配信による収益を複数の広告の各々について推定する推定部と、複数の広告のうち推定部によって推定された収益に基づいて選択される1以上の広告を各々含む第1配信候補と第2配信候補とを決定する決定部と、推定部によって推定された収益に基づいて、第1配信候補と第2配信候補のうちの1つの配信候補を配信対象として判定する判定部と、判定部によって判定された配信対象を配信する配信部と、推定部によって推定された収益に基づいて、第1配信候補と第2配信候補のうちの1つの配信候補を配信対象として仮想的に判定するシミュレーション部とを備える。決定部は、受付部によって受け付けられた広告リクエストが、特定の広告を配信しない第1ユーザの広告リクエストおよび特定の広告を配信する第2ユーザの広告リクエストのうちの第1ユーザの広告リクエストである場合、特定の広告を他の広告に置き換えた配信候補を第1配信候補として決定する。シミュレーション部は、特定の広告が他の広告に置き換えられていない第1配信候補と第2配信候補のうちの1つの配信候補を配信対象として仮想的に判定する。
【発明の効果】
【0007】
実施形態の一態様によれば、特定の広告の配信による広告効果を適切に把握することを可能とすることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。
図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す図である。
図3は、実施形態に係る情報処理装置の構成の一例を示す図である。
図4は、実施形態に係る情報処理装置のユーザ情報記憶部に記憶されるユーザ情報テーブルの一例を示す図である。
図5は、実施形態に係る情報処理装置の広告情報記憶部に記憶される広告情報テーブルの一例を示す図である。
図6は、実施形態に係る情報処理装置の広告配信履歴記憶部に記憶される広告配信履歴テーブルの一例を示す図である。
図7は、実施形態に係る情報処理装置の処理部による情報処理の一例を示すフローチャートである。
図8は、実施形態に係る情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムが限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0010】
〔1.情報処理の一例〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る情報処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図であり、情報処理装置1によって実行される。
(【0011】以降は省略されています)

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