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公開番号2025014941
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023117919
出願日2023-07-20
発明の名称キャップ
出願人三笠産業株式会社
代理人弁理士法人森本国際特許事務所
主分類B65D 47/14 20060101AFI20250123BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】離脱部を中栓から離脱させて中栓に注出口を形成した後、蓋を閉栓方向へ回して閉栓し、閉栓状態で誤って容器を落下しても、落下の衝撃で離脱部が蓋の内側保持筒と外側保持筒との間から脱落するのを防止することができるキャップを提供する。
【解決手段】離脱部14の外周に第1の外周側係合突起41が形成され、離脱部14の内周に第1の内周側係合突起42が形成され、外側保持筒33の内周に第2の内周側係合突起45が形成され、内側保持筒32の外周に第2の外周側係合突起46が形成され、径方向における第2の外周側係合突起46と離脱部14の内周との間に第1隙間48が形成され、蓋5が開栓方向Oへ回転して、第2の外周側係合突起46が第1の内周側係合突起42に係合し、第2の内周側係合突起45が第1の外周側係合突起41に係合した状態で、第1隙間48を埋める突部51が離脱部14に設けられている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
容器に取り付けられる中栓と、回転することにより中栓に着脱自在なねじ式の蓋とを有し、
中栓は周囲が破断可能な弱化部で囲まれた筒状の離脱部を有し、
弱化部が破断して離脱部が中栓から離脱することにより、中栓に注出口が形成されるキャップであって、
蓋は、内部に、内外二重に配設された内側保持筒と外側保持筒とを有し、
蓋が閉じた状態で、中栓の離脱部が蓋の内側保持筒と外側保持筒との間に挿入され、
離脱部の先端部分と内側保持筒の付け根部分又は外側保持筒の付け根部分とが篏合部を介して篏合し、
離脱部の外周に第1の外周側係合突起が形成され、
離脱部の内周に第1の内周側係合突起が形成され、
外側保持筒の内周に第2の内周側係合突起が形成され、
内側保持筒の外周に第2の外周側係合突起が形成され、
径方向における第2の外周側係合突起と離脱部の内周との間に第1隙間が形成され、
径方向における第2の内周側係合突起と離脱部の外周との間に第2隙間が形成され、
蓋が開栓方向へ回転して、第2の外周側係合突起が開栓方向において第1の内周側係合突起に係合するとともに、第2の内周側係合突起が開栓方向において第1の外周側係合突起に係合した状態で、第1隙間と第2隙間の少なくともいずれかの隙間を埋める突部が離脱部に設けられていることを特徴とするキャップ。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
篏合部は、凹部と、凹部に嵌合する凸部とを有し、
凸部と凹部とのいずれか一方が離脱部の外周に設けられるとともに、他方が外側保持筒の内周に設けられ、
突部は、離脱部の内周から径方向における内側へ突出しており、第2の外周側係合突起が開栓方向において第1の内周側係合突起に係合するとともに、第2の内周側係合突起が開栓方向において第1の外周側係合突起に係合した状態で、第1隙間を埋めることを特徴とする請求項1に記載のキャップ。
【請求項3】
蓋が中栓に打栓されて装着された際、第2の外周側係合突起は突部から閉栓方向に離間しており、
蓋が開栓方向へ回転して、第2の外周側係合突起が開栓方向において第1の内周側係合突起に係合するとともに、第2の内周側係合突起が開栓方向において第1の外周側係合突起に係合した際、第2の外周側係合突起が径方向において突部と重なることを特徴とする請求項2に記載のキャップ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、容器に取り付けられる中栓と、中栓に着脱自在なねじ式の蓋とを有するキャップに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種のキャップとしては、例えば図12に示すように、容器102に取り付けられた中栓103とねじ式の蓋104と筒状の離脱部105とを有し、離脱部105が中栓103から離脱することにより、中栓103に注出口が形成されるものがある。
【0003】
蓋104は内側保持筒107と外側保持筒108とを有し、蓋104が閉じた状態で、離脱部105が蓋104の内側保持筒107と外側保持筒108との間に挿入され、離脱部105の先端部分と外側保持筒108の付け根部分とが篏合部109を介して篏合する。
【0004】
図12,図13に示すように、離脱部105の外周に第1の外周側係合突起111が形成され、離脱部105の内周に第1の内周側係合突起112が形成され、外側保持筒108の内周に第2の内周側係合突起113が形成され、内側保持筒107の外周に第2の外周側係合突起114が形成されている。図14に示すように、径方向115における第2の外周側係合突起114と離脱部105の内周との間に隙間116が形成されている。
【0005】
図12に示すように、篏合部109は、離脱部105の先端部外周に設けられた凸部117と、外側保持筒108の付け根部内周に設けられた凹部118とを有している。
【0006】
これによると、図12に示すように蓋104を中栓103に打栓して装着した後、未開封のキャップ101を開封する際、図13に示すように蓋104を開栓方向Oへ回すことにより、図14の実線で示すように、第2の外周側係合突起114が開栓方向Oへ移動して第1の内周側係合突起112に係合するとともに、第2の内周側係合突起113が開栓方向Oへ移動して第1の外周側係合突起111に係合する。これにより、蓋104を回転した際の回転トルクが第2の内周側係合突起113と第1の外周側係合突起111および第2の外周側係合突起114と第1の内周側係合突起112を介して離脱部105に作用し、弱化部119が破断して、離脱部105が中栓103から離脱し、中栓103に注出口が形成される。
【0007】
この際、離脱部105が内側保持筒107と外側保持筒108との間に挿入され、凸部117が凹部118に嵌まり込んでいるため、中栓103から離脱した離脱部105が蓋104の内側保持筒107と外側保持筒108との間に保持される。
上記のようなキャップ101については下記特許文献に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特許第6941351号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら上記の従来形式では、上記のように蓋104を開栓方向Oへ回して離脱部105を中栓103から離脱し、中栓103に注出口を形成した後、蓋104を閉栓方向Sへ回してキャップ101を閉栓し、この閉栓状態で誤って容器102を床等に落下した際、落下の衝撃によって、離脱部105が径方向115に撓んで、篏合部109の凸部117が凹118部から離脱し、離脱部105が蓋104の内側保持筒107と外側保持筒108との間から脱落する虞がある。
【0010】
本発明は、離脱部を中栓から離脱させて、中栓に注出口を形成した後、蓋を閉栓方向へ回して閉栓し、この閉栓状態で誤って容器を落下しても、落下の衝撃で離脱部が蓋の内側保持筒と外側保持筒との間から脱落するのを防止することができるキャップを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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