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公開番号
2025014916
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023117868
出願日
2023-07-19
発明の名称
シート給送装置及び画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人近島国際特許事務所
主分類
B65H
3/06 20060101AFI20250123BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】ピックアップローラから分離ニップへのシートが突入する際の当接音を小さくする。
【解決手段】給送カセット5に支持されたシートを給送するピックアップローラ2と、ピックアップローラ2によって給送されたシートを搬送するフィードローラ3と、フィードローラ3と接触して分離ニップを形成し、シートを1枚ずつに分離するリタードローラ4と、ピックアップローラ2によって給送されたシートの先端が分離ニップに到達したことを検知するニップセンサ24と、を備える。制御部は、ピックアップローラ2による給送を開始するときにシートの先端が分離ニップに到達していない場合は、ピックアップローラ2による給送速度を第1速度としてシートの給送を開始し、当該シートの先端が分離ニップに到達してから、フィードローラ3による搬送速度を第1速度より速い第2速度に増速して搬送する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
シート束を支持する支持部と、
前記支持部に支持されたシートを給送する給送部と、
前記給送部によって給送されたシートを搬送する搬送部と、
前記搬送部と接触して分離ニップを形成し、前記給送部によって給送されたシートを1枚ずつに分離する分離部と、
前記給送部によって給送されたシートの先端が前記分離ニップに到達したことを検知する第1センサと、
シート搬送方向において前記搬送部の下流に配置され、前記搬送部により搬送されたシートを搬送する搬送ローラ対と、
前記搬送部によって搬送されたシートの先端が前記搬送ローラ対に到達したことを検知する第2センサと、
前記給送部と前記搬送部とを制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記給送部による給送を開始するときにシートの先端が前記分離ニップに到達していない場合は、前記給送部による給送速度を第1速度としてシートの給送を開始し、当該シートの先端が前記分離ニップに到達してから、前記搬送部による搬送速度を前記第1速度より速い第2速度に増速して搬送する、
ことを特徴とするシート給送装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記第1センサの検知により、前記給送部により給送を開始してからシートが前記分離ニップに到達するまでのシートの給送速度が前記第1速度より遅い第3速度であると判定した場合に、前記搬送部による搬送速度を前記第2速度より速い第4速度に増速して搬送する、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記給送部により給送を開始したときにシートの先端が前記分離ニップに到達している場合は、前記搬送部による搬送速度を前記第1速度より速い第5速度として搬送を開始する、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記給送部により給送を開始したときにシートの先端が前記分離ニップに到達しており、かつ前記分離ニップからシートの先端までの距離が第1距離である場合は、当該シートの先端が前記搬送ローラ対に到達してから、前記搬送ローラ対による搬送速度を第6速度とし、
前記給送部により給送を開始したときにシートの先端が前記分離ニップに到達しており、かつ前記分離ニップからシートの先端までの距離が前記第1距離より長い第2距離である場合は、当該シートの先端が前記搬送ローラ対に到達してから、前記搬送ローラ対による搬送速度を前記第6速度より遅い第7速度とする、
ことを特徴とする請求項3に記載のシート給送装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記第2センサがシートの先端を検知したタイミングに基づいて、前記搬送ローラ対による搬送速度を調整する、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記第2センサがシートの後端を検知したタイミングに基づいて、前記給送部による給送を開始する、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
【請求項7】
前記第1センサは、前記シート搬送方向に交差する幅方向から視て、前記搬送部と少なくとも一部が重なって配置されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
【請求項8】
前記第1センサは、前記分離ニップに対して前記シート搬送方向の下流に位置し、
前記制御部は、前記第1センサがシートの先端を検知したときに、当該シートの先端が前記分離ニップに到達したと判定する、
ことを特徴とする請求項7に記載のシート給送装置。
【請求項9】
前記給送部と前記搬送部とを駆動する駆動部を備える、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
【請求項10】
請求項1乃至9のいずれか1項に記載のシート給送装置と、
前記シート給送装置により給送されたシートに画像を形成する画像形成部と、を備える、
ことを特徴とする画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シートを給送するシート給送装置と、このシート給送装置を適用した画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、電子写真方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置において、画像形成部にシートを給送するシート給送装置を有するものが普及している。このようなシート給送装置として、ピックアップローラから給送されたシートの重送を防止するために分離ローラ及びリタードローラを有するものが知られている(特許文献1参照)。このシート給送装置では、分離ローラ及びリタードローラの接触する分離ニップにニップセンサが設けられている。そして、シート給送開始から所定時間内にニップセンサがシート先端を検知した場合は、シートを第1搬送速度よりも減速した第2搬送速度で給送するようにしている。このように、このシート給送装置では、給送部におけるシート位置情報をフィードバックすることで、先行シートと後続シートとのシート間隔のバラツキを低減し、生産性の向上を図っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-1878号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年、オフィスで使用する画像形成装置において、画像形成の高速化かつ静音化に対する要求も高まってきている。しかしながら、上述した特許文献1に記載のシート給送装置では、画像形成の高速化に伴って給送速度も高速化するため、ピックアップローラから分離ニップへシートが突入する際の当接音が大きくなる虞があるという課題があった。
【0005】
本発明は、ピックアップローラから分離ニップへのシートが突入する際の当接音を小さくすることができるシート給送装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、シート束を支持する支持部と、前記支持部に支持されたシートを給送する給送部と、前記給送部によって給送されたシートを搬送する搬送部と、前記搬送部と接触して分離ニップを形成し、前記給送部によって給送されたシートを1枚ずつに分離する分離部と、前記給送部によって給送されたシートの先端が前記分離ニップに到達したことを検知する第1センサと、シート搬送方向において前記搬送部の下流に配置され、前記搬送部により搬送されたシートを搬送する搬送ローラ対と、前記搬送部によって搬送されたシートの先端が前記搬送ローラ対に到達したことを検知する第2センサと、前記給送部と前記搬送部とを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記給送部による給送を開始するときにシートの先端が前記分離ニップに到達していない場合は、前記給送部による給送速度を第1速度としてシートの給送を開始し、当該シートの先端が前記分離ニップに到達してから、前記搬送部による搬送速度を前記第1速度より速い第2速度に増速して搬送することを特徴とするシート給送装置である。
【0007】
本発明の他の一態様は、上記のシート給送装置と、前記シート給送装置により給送されたシートに画像を形成する画像形成部と、を備えることを特徴とする画像形成装置である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ピックアップローラから分離ニップへのシートが突入する際の当接音を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態に係る画像形成装置を示す断面図である。
実施の形態に係る画像形成装置の制御系を示す制御ブロック図である。
実施の形態に係る画像形成装置のカセット給送部を示す断面図である。
実施の形態に係る画像形成装置のカセット給送部を示す平面図である。
実施の形態に係る画像形成装置において、給送開始基準時にシートの先端がニップセンサにより検知されていない場合におけるシートの搬送位置を示すタイムチャートである。
実施の形態に係る画像形成装置において、給送開始基準時にシートの先端がニップセンサにより検知されていない場合におけるシートの搬送が遅延した場合の搬送位置を示すタイムチャートである。
実施の形態に係る画像形成装置において、給送開始基準時にシートの先端がニップセンサにより検知されている場合におけるシートの搬送位置を示すタイムチャートである。
実施の形態に係る画像形成装置におけるシートを給送する際の処理手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本実施形態について図を用いて説明する。まず、本実施形態に係る画像形成装置1の概略構成を、図1及び図2を用いて説明する。図1は本実施形態に係る画像形成装置1の概略構成を示す断面図、図2は制御系のブロック図である。画像形成装置1は、電子写真プロセスを利用したタンデム方式-中間転写式のレーザビームプリンタである。画像形成装置1は、制御部100に接続されたホスト装置900から出力される印刷画像データに対応したフルカラー、または単色の画像を記録媒体であるシートSに形成して出力することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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