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公開番号
2025014757
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023117569
出願日
2023-07-19
発明の名称
蓋材及び蓋付き容器
出願人
TOPPANホールディングス株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65D
77/20 20060101AFI20250123BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】開封の確実性を向上する。
【解決手段】蓋材3の蓋本体33は、第一全切れ線40と、裏半切れ線60と、表半切れ線70と、を有する。裏半切れ線60は、蓋本体33の外周に沿って延びる裏半切れ本線61と、第一全切れ線40の近傍から延びて裏半切れ本線61に接続される第一裏半切れ誘導線63と、を有する。表半切れ線70は、第一全切れ線40の摘み部34とは反対側の先端40bの近傍から延びる第一表半切れ線部71を有する。第一全切れ線40の先端40bは、裏半切れ本線61と第一裏半切れ誘導線63とが接続する第一接続点61cを通り摘み部34の突出方向D5に対して摘み部34から離れる方向に45°傾斜する第一基準線L1に対する摘み部34の反対側に位置している。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
開口と前記開口から延びるフランジとを有する容器の前記フランジに接合されて前記開口を塞ぐためのシート状の蓋材であって、
前記フランジに接合されて前記開口を塞ぐ蓋本体と、
前記蓋本体から突出した摘み部と、を備え、
前記蓋本体は、
前記摘み部から延びる第一全切れ線と、
前記蓋本体の裏面に形成された裏半切れ線と、
前記蓋本体の表面に形成された表半切れ線と、を有し、
前記裏半切れ線は、
前記蓋本体の外周に沿って延びる裏半切れ本線と、
前記第一全切れ線の近傍から延びて前記裏半切れ本線に接続される第一裏半切れ誘導線と、を有し、
前記表半切れ線は、前記第一全切れ線の前記摘み部とは反対側の先端の近傍から延びる第一表半切れ線部を有し、
前記第一全切れ線の前記先端は、前記裏半切れ本線と前記第一裏半切れ誘導線とが接続する第一接続点を通り前記摘み部の突出方向に対して前記摘み部から離れる方向に45°傾斜する第一基準線に対する前記摘み部の反対側に位置している、
蓋材。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記蓋本体は、前記摘み部から延びる第二全切れ線を有し、
前記裏半切れ線は、前記第二全切れ線の近傍から延びて前記裏半切れ本線に接続される第二裏半切れ誘導線を有し、
前記表半切れ線は、前記第二全切れ線の前記摘み部とは反対側の先端の近傍から延びる第二表半切れ線部を有し、
前記第二全切れ線の前記先端は、前記裏半切れ本線と前記第二裏半切れ誘導線とが接続する第二接続点を通り前記摘み部の突出方向に対して前記摘み部から離れる方向に45°傾斜する第二基準線に対する前記摘み部の反対側に位置している、
請求項1に記載の蓋材。
【請求項3】
矩形状の開口と前記開口から延びるフランジとを有する容器の前記フランジに接合されて前記開口を塞ぐためのシート状の蓋材であって、
前記フランジに接合されて前記開口を塞ぐ矩形状の蓋本体と、
前記蓋本体の短辺と長辺との間の角部に位置して、前記蓋本体から突出した摘み部と、を備え、
前記蓋本体は、
前記摘み部から延びる第一全切れ線と、
前記蓋本体の裏面に形成された裏半切れ線と、
前記蓋本体の表面に形成された表半切れ線と、を有し、
前記裏半切れ線は、
前記蓋本体の外周に沿って延びる裏半切れ本線と、
前記第一全切れ線の近傍から延びて前記裏半切れ本線に接続される第一裏半切れ誘導線と、を有し、
前記表半切れ線は、前記第一全切れ線の前記摘み部とは反対側の先端の近傍から延びる第一表半切れ線部を有し、
前記第一全切れ線の前記先端は、前記裏半切れ本線と前記第一裏半切れ誘導線とが接続する第一接続点を通り前記蓋本体の長辺方向に延びる第一基準線に対する前記摘み部の反対側に位置している、
蓋材。
【請求項4】
前記蓋本体は、前記摘み部から延びる第二全切れ線を有し、
前記裏半切れ線は、前記第二全切れ線の近傍から延びて前記裏半切れ本線に接続される第二裏半切れ誘導線を有し、
前記表半切れ線は、前記第二全切れ線の前記摘み部とは反対側の先端の近傍から延びる第二表半切れ線部を有し、
前記第二全切れ線の前記先端は、前記裏半切れ本線と前記第二裏半切れ誘導線とが接続する第二接続点を通り前記蓋本体の短辺方向に延びる第二基準線に対する前記摘み部の反対側に位置している、
請求項3に記載の蓋材。
【請求項5】
前記第一全切れ線は、前記第一全切れ線の前記先端まで直線状に延びる第一直線部を有し、
前記第二全切れ線は、前記第二全切れ線の前記先端まで直線状に延びる第二直線部を有し、
前記第一直線部と前記第二直線部とは、前記摘み部の突出方向とは反対の方向に向かって互いに離間する方向に延びている、
請求項2に記載の蓋材。
【請求項6】
前記第一全切れ線の前記先端と前記第二全切れ線の前記先端とを通る直線を全切れ線先端基準線とし、前記第一接続点と前記第二接続点とを通る直線を接続点基準線とした場合、前記接続点基準線に対する前記全切れ線先端基準線の傾斜角度は、10°以下である、
請求項2に記載の蓋材。
【請求項7】
前記第一接続点及び前記第二接続点は、前記全切れ線先端基準線に対する前記摘み部の反対側に位置している、
請求項6に記載の蓋材。
【請求項8】
前記蓋本体は、
前記フランジ上に配置されるフランジ配置部と、
前記フランジ配置部の内側に位置して前記フランジよりも前記開口側に配置される開口配置部と、を有し、
前記表半切れ線は、前記フランジ配置部に形成されており、
前記裏半切れ本線は、前記開口配置部に形成されている、
請求項1に記載の蓋材。
【請求項9】
開口と、前記開口の周辺に形成されたフランジと、を有する容器と、
請求項1~8の何れか一項に記載の蓋材と、を備え、
前記蓋材は、前記フランジに接合されて前記開口を塞ぐ、
蓋付き容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器の開口の周辺に形成されたフランジに接合される蓋材及び当該蓋材が接合された蓋付き容器に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、矩形状を有する容器開口部の周縁のフランジに蓋材がシールされた蓋付き容器が記載されている。特許文献1に記載の蓋材は、矩形状容器開口部の角部に対応する位置に設けられて蓋材を開封する摘み部(開封用タブ)と、表側層を切断する表半切れ線(表半切り線)と、裏側層を切断する裏半切れ線(裏半切り線及び補助半切り線)と、摘まみ部の両側において蓋材を切断する一対の全切れ線(切込み線)と、を備える。表半切れ線は、一対の全切れ線のそれぞれの先端から延びるとともに、摘み部が設けられる角部を除いて矩形状容器開口部を周回している。裏半切れ線は、一対の全切れ線のそれぞれの途中から延びるとともに、矩形状容器開口部を周回している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021―095168号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
全切れ線、表半切れ線、及び裏半切れ線は、トムソン刃等の刃物により同時に形成される。しかしながら、全切れ線を形成するための刃物の刃先と、表半切れ線を形成するための刃物の刃先と、裏半切れ線を形成するための刃物の刃先と、を途切れることなく連続させることができないため、これらの刃先は互いに離間した状態となっている。このため、特許文献1に記載された蓋付き容器では、表半切れ線は、一対の全切れ線のそれぞれの先端に接続されているのではなく、一対の全切れ線のそれぞれの先端の近傍から延びており、裏半切れ線は、一対の全切れ線のそれぞれの途中に接続されているのではなく、一対の全切れ線のそれぞれの途中の近傍から延びている。なお、近傍とは、近くの離間した位置をいう。
【0005】
特許文献1に記載された蓋付き容器では、摘み部を引っ張って開封しようとすると、全切れ線と裏半切れ線との間で蓋材が層間剥離される。そして、全切れ線の先端から表半切れ線まで蓋材の破断が進行し、表半切れ線と裏半切れ線との間で蓋材が層間剥離されることで、蓋材が開封される。しかしながら、表半切れ線の切込先端が裏半切れ線の切込先端がよりも蓋材の表面側に位置していると、全切れ線の先端から表半切れ線に蓋材の破断が進行することで、剥離面が裏半切れ線よりも蓋材の表面側に移動することがある。その結果、剥離面が蓋材の内側まで進行する開封不良が発生することがあった。
【0006】
そこで、本発明は、開封の確実性を向上することができる蓋材及び蓋付き容器を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
[1] 本発明に係る蓋材は、開口と開口から延びるフランジとを有する容器のフランジに接合されて開口を塞ぐためのシート状の蓋材であって、フランジに接合されて開口を塞ぐ蓋本体と、蓋本体から突出した摘み部と、を備え、蓋本体は、摘み部から延びる第一全切れ線と、蓋本体の裏面に形成された裏半切れ線と、蓋本体の表面に形成された表半切れ線と、を有し、裏半切れ線は、蓋本体の外周に沿って延びる裏半切れ本線と、第一全切れ線の近傍から延びて裏半切れ本線に接続される第一裏半切れ誘導線と、を有し、表半切れ線は、第一全切れ線の摘み部とは反対側の先端の近傍から延びる第一表半切れ線部を有し、第一全切れ線の先端は、裏半切れ本線と第一裏半切れ誘導線とが接続する第一接続点を通り摘み部の突出方向に対して摘み部から離れる方向に45°傾斜する第一基準線に対する摘み部の反対側に位置している。
【0008】
この蓋材では、蓋本体が、摘み部から延びる第一全切れ線と、蓋本体の裏面に形成された裏半切れ線と、蓋本体の表面に形成された表半切れ線と、を有し、裏半切れ線が、蓋本体の外周に沿って延びる裏半切れ本線と、第一全切れ線の近傍から延びて裏半切れ本線に接続される第一裏半切れ誘導線と、を有し、表半切れ線が、第一全切れ線の摘み部とは反対側の先端の近傍から延びる第一表半切れ線部を有している。このため、摘み部を引っ張って開封しようとすると、第一全切れ線と第一裏半切れ誘導線との間で蓋本体が層間剥離される。層間剥離の剥離面は、第一全切れ線から第一表半切れ線部に進行するとともに、第一裏半切れ誘導線から裏半切れ本線に進行する。これにより、表半切れ線と裏半切れ本線との間で蓋本体が層間剥離されて、蓋材が開封される。
【0009】
しかも、この蓋材では、第一全切れ線の先端が、裏半切れ本線と第一裏半切れ誘導線とが接続する第一接続点を通り摘み部の突出方向に対して摘み部から離れる方向に45°傾斜する第一基準線に対する摘み部の反対側に位置している。このため、層間剥離は、第一全切れ線の先端に進行する前に、裏半切れ本線の第一接続点よりも遠方の位置まで進行しやすくなる。このため、第一全切れ線の先端から第一表半切れ線部に蓋本体の破断が進行することで剥離面が裏半切れ本線よりも蓋材の表面側に移動したとしても、裏半切れ本線で囲まれた部分を蓋材の裏面側から持ち上げようとする力が働いて、剥離面と裏半切れ本線との間の部分が引きちぎられやすくなる。これにより、開封の確実性を向上することができる。
【0010】
[2] [1]に記載の蓋材において、蓋本体は、摘み部から延びる第二全切れ線を有し、裏半切れ線は、第二全切れ線の近傍から延びて裏半切れ本線に接続される第二裏半切れ誘導線を有し、表半切れ線は、第二全切れ線の摘み部とは反対側の先端の近傍から延びる第二表半切れ線部を有し、第二全切れ線の先端は、裏半切れ本線と第二裏半切れ誘導線とが接続する第二接続点を通り摘み部の突出方向に対して摘み部から離れる方向に45°傾斜する第二基準線に対する摘み部の反対側に位置していてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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