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公開番号
2025014655
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023117390
出願日
2023-07-19
発明の名称
ラベル付き包装シート及びラベル付き包装シートセット
出願人
株式会社永島製袋
代理人
個人
主分類
B65D
75/02 20060101AFI20250123BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】 包装のために広げた状態にする際にもラベルを剥がす必要がなくて剥がしたラベルが意図しない部位に貼り付けてしまう問題がなく、折り畳んだ状態にして作業場所に搬入する必要がない構造のラベル付き包装シートを提供する。
【解決手段】 一方の側の面が長さ方向の順に第一粘着部21、中間非粘着部22、第二粘着部23となっているラベル2が中間非粘着部22において谷折りされてシート本体1の縁を跨いでおり、第一粘着部21はシート本体1の周辺部11の表面に粘着し、剥離及び再粘着可能な第二粘着部23は反対側の面でシート本体1に粘着している。ラベル2の第一粘着部21と第二粘着部23とは互いに粘着しておらず、ラベル2の第二粘着部23と第二粘着部側23の長さ方向端縁との間は第二非粘着端部25となっている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
シート本体と、一方の側の面が局所的に粘着部となっているラベルとから成り、物品を包んだ状態でシート本体の周辺部のある部位とシート本体の他の部位とがラベルで止められるラベル付き包装シートであり、
ラベルの一方の側の面は、長さ方向の順に第一粘着部と、中間非粘着部と、第二粘着部となっており、
少なくとも第二粘着部は、人の手で剥離して再粘着可能な粘着部となっており、
ラベルは、前記一方の側の面が谷となり中間非粘着部において折り線が形成されて二つに折り曲げられていて、第一粘着部はシート本体の周辺部のある部位の表面に粘着しており、中間非粘着部の谷を形成している部分はシート本体の縁を跨いでおり、第二粘着部は第一粘着部が粘着する前記周辺部のある部位の表面とは反対側の面においてシート本体に粘着しており、
ラベルの第一粘着部と第二粘着部とは互いに粘着しておらず、
ラベルの一方の側の面において、第二粘着部と第二粘着部側の長さ方向端縁との間が非粘着部となっていることを特徴とするラベル付き包装シート。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
前記中間非粘着部の折り線が形成されている部分は、前記シート本体の縁と接触しているか又は5mm以下の離間距離となっていることを特徴とする請求項1記載のラベル付き包装シート。
【請求項3】
前記ラベルの前記第一粘着部は、人の手で剥離可能な粘着部となっており、前記ラベルの一方の側の面において、前記第一粘着部と前記第一粘着部側の長さ方向端縁との間が非粘着部となっていることを特徴とする請求項1記載のラベル付き包装シート。
【請求項4】
前記ある部位が存在する前記周辺部を除いた部分において袋状となっていることを特徴とする請求項1記載のラベル付き包装シート。
【請求項5】
請求項1乃至4いずれかに記載のラベル付き包装シートを複数積み重ねてなるラベル付き包装シートセットであって、各ラベル付き包装シートは、全体に折り畳まれた状態となっており、前記第一粘着部が粘着している前記ある部位が存在する前記周辺部が最も上側に位置する状態で折り畳まれていることを特徴とするラベル付き包装シートセット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願の発明は、各種物品を包装する際に使用される包装シートに関するものである。
続きを表示(約 3,800 文字)
【背景技術】
【0002】
各種物品を包装する包装シートは、種々の業界で多用されている。このうち、小売り業界では、店頭で商品を並べる際に一個又は複数個の商品を包装シートで包装し、包装された単位で小売りがされている。
このような小売り業界で使用される包装シートは、単価の安い商品を包装する場合が多いために低コストであることが要請される他、箱単位で搬入された商品を従業員が1個ずつ又は数個ずつ包装するため、作業性が良いことも要請されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7298990号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような包装シートの一例が、特許文献1において開示されている。特許文献1に開示されているのは、粘着部を有するラベル付きの包装シートである。この包装シートは、シート本体が折り曲げられ、シート本体の一方の端部とその反対側の他方の端部とがラベルで止められた構成となっている。ラベルは、他方の端部に貼り付けられた部分より先端側の領域3Cを除いて全て粘着領域となっている。この包装シートは、非粘着領域3Cの部分を摘まんでシート本体の他方の端部からラベルを剥がし、シート本体を広げてから物品に被せて包装するという使用方法となっている。
【0005】
上記包装シートは、ラベルのうち、他方の端部に貼り付けられた部分を剥がさないとシート本体を広げられない構造となっている。このため、包装作業がしにくい問題がある。ラベルを剥がすと、他方の端部に貼り付いていた粘着領域が露出するため、シート本体を広げる際に意図しない部位にラベルが貼り付いてしまい易い。
また、シート本体を折り畳んだ状態で作業場所に搬入する必要があるため、シート本体に必ず折り目が付いてしまう。この折り目が、見栄えを悪くしたり、場合によっては包装作業の障害になったりする。
【0006】
本願の発明は、このような課題を解決するために為されたものであり、包装のために広げた状態にする際にもラベルを剥がす必要がなくて剥がしたラベルが意図しない部位に貼り付けてしまう問題がなく、折り畳んだ状態にして作業場所に搬入する必要がない構造のラベル付き包装シートを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、この明細書において、ラベル付き包装シートの発明が開示されたる。開示された発明に係るラベル付き包装シートは、シート本体と、一方の側の面が局所的に粘着部となっているラベルとから成り、物品を包んだ状態でシート本体の周辺部のある部位とシート本体の他の部位とがラベルで止められるラベル付き包装シートである。
このラベル付き包装シートにおいて、ラベルの一方の側の面は、長さ方向の順に第一粘着部と、中間非粘着部と、第二粘着部となっており、少なくとも第二粘着部は、人の手で剥離して再粘着可能な粘着部となっている。
また、このラベル付き包装シートにおいて、ラベルは、前記一方の側の面が谷となり中間非粘着部において折り線が形成されて二つに折り曲げられていて、第一粘着部はシート本体の周辺部のある部位の表面に粘着しており、中間非粘着部の谷を形成している部分はシート本体の縁を跨いでおり、第二粘着部は第一粘着部が粘着する前記周辺部のある部位の表面とは反対側の面においてシート本体に粘着している。
また、このラベル付き包装シートにおいて、ラベルの第一粘着部と第二粘着部とは互いに粘着しておらず、ラベルの一方の側の面において、第二粘着部と第二粘着部側の長さ方向端縁との間が非粘着部となっている。
また、上記課題を解決するため、開示された発明に係るラベル付き包装シートは、中間非粘着部の折り線が形成されている部分が、シート本体の縁と接触しているか又は5mm以下の離間距離となっているという構成を持ち得る。
また、上記課題を解決するため、開示された発明に係るラベル付き包装シートは、ラベルの第一粘着部が、人の手で剥離可能な粘着部となっており、ラベルの一方の側の面において、第一粘着部と第一粘着部側の長さ方向端縁との間が非粘着部となっているという構成を持ち得る。
また、上記課題を解決するため、開示された発明に係るラベル付き包装シートは、前記ある部位が存在する前記周辺部を除いた部分において袋状となっているという構成を持ち得る。
また、上記課題を解決するため、この明細書において、ラベル付き包装シートセットの発明が開示される。開示された発明に係るラベル付き包装シートセットは、上記いずれかのラベル付き包装シートを複数積み重ねてなるラベル付き包装シートセットである。このラベル付き包装シートセットにおいて、各ラベル付き包装シートは、全体に折り畳まれた状態となっており、第一粘着部が粘着している前記ある部位が存在する前記周辺部が最も上側に位置する状態で折り畳まれている。
【発明の効果】
【0008】
以下に説明する通り、開示された発明に係るラベル付き包装シートによれば、折り畳んで提供された場合でも、物品を包むためにシート本体を広げる際、ラベルの粘着部を剥がす必要はない。このため、包装作業の際に意図しない部位にラベルが粘着してしまうことはなく、包装作業が容易に行える。
また、シート本体を折り曲げずに提供することも可能なので、折り目のない状態での包装が可能であり、見栄えの悪化が避けられる。
また、ラベルの第一粘着部と第二粘着部とは互いに粘着していないので、この点でもラベルの剥離が容易に行える構成となっている。
さらに、ラベルの一方の側の面において第二粘着部と第二粘着部側の長さ方向端縁との間が非粘着部となっているので、その非粘着部を摘まんで第二粘着部をシート本体から剥がすことが容易であり、この点でも作業性が良好となっている。
また、中間非粘着部の折り線が形成されている部分が、シート本体の縁と接触しているか又は5mm以下の離間距離となっている構成によれば、ラベルがシート本体の縁から大きく突出していないので、多数のラベル付き包装シートを梱包する際に折れ曲がったり何かに引っ掛かったりしにくく、ラベルが破れてしまうことがない。
また、第一粘着部が人の手で剥離可能な粘着部となっており、ラベルの一方の側の面において、第一粘着部と第一粘着部側の長さ方向端縁との間が非粘着部となっている構成によれば、使用後に廃棄する際にラベルをシート本体から分離する作業が容易となるので好適である。
また、ラベルが貼り付けられた周辺部を除いた部分において袋状となっている構成によれば、袋状の包装シートにおいて前記各効果を得ることができる。
また、開示された発明に係るラベル付き包装シートセットによれば、各ラベル付き包装シートが、第一粘着部が粘着している周辺部が最も上側に位置する状態で折り畳まれているので、その最も上側に位置する周辺部を摘まんで引っ張ることでシート本体は広げられ、物品を包んだ後にその摘まんでいる周辺部においてラベルの端部の非粘着部を摘まみ直してラベルを剥がすことができる。このため、各ラベル付き包装シートをコンパクトな状態で提供しつつもそれを使用した包装作業がより容易となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第一の実施形態のラベル付き包装シートの斜視概略図である。
ラベルの粘着部について示した概略図であり、(1)は斜視概略図、(2)は断面概略図である。
ラベルのシート本体への貼り付けについて示した斜視概略図である。
実施形態に係るラベル付き包装シートセットの斜視概略図である。
第一の実施形態のラベル付き包装シートの使用方法について示した斜視概略図である。
中間非粘着部の折り線の部分とシート本体の縁との関係について示した斜視概略図である。
第二の実施形態のラベル付き包装シートの斜視概略図である。
ラベルの他の形状について示した斜視概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
次に、本願発明を実施するための形態(以下、実施形態)について説明する。図1は、第一の実施形態のラベル付き包装シートの斜視概略図である。
第一の実施形態の包装シートは、一枚もののシートであり、物品をくるんで包装するシートとなっている。この包装シートは、シート本体1と、一方の側の面が局所的に粘着部となっているラベル2とから成っている。
図1に示すように、この例ではシート本体1は長方形となっている。シート本体1は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル等のプラスチック材料で形成されており、厚さ20μm~200μm程度の薄いシートである。シート本体1は、透明である場合が多く、包装する物品に応じて商品名等の印刷が適宜されている。
(【0011】以降は省略されています)
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