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公開番号
2025014503
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023117107
出願日
2023-07-18
発明の名称
押圧ばね装置の製造方法
出願人
日本発條株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16F
1/02 20060101AFI20250123BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】省スペースで高荷重を出力することができる押圧ばね装置が得られる。
【解決手段】長さ方向Xに延びる第1板ばね11、および第2板ばね12を備え、板幅方向Yから見た、第2板ばねの表面に沿う第2板ばねの中間部24の長さが、板幅方向から見た、第1板ばねの表面に沿う第1板ばねの中間部23の長さより短くなっている、押圧ばね装置1の製造方法であって、第1板ばねを形成する第1板ばね形成工程と、第1板ばねの長さ方向の両端部21を、第2板ばねの長さ方向の両端部22に接合する接合工程と、を有し、第1板ばね形成工程は、第1板ばねを、長さ方向の大きさが第2板ばねの長さ方向の大きさより大きくなるように形成し、接合工程は、第1板ばねの長さ方向の大きさが縮小するように、第1板ばねを弾性変形させた状態で、第1板ばねの長さ方向の両端部を、第2板ばねの長さ方向の両端部に接合する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
長さ方向に延びる第1板ばね、および第2板ばねを備え、
前記第1板ばねの長さ方向の両端部が、前記第2板ばねの長さ方向の両端部に板厚方向に積層されて接合され、
前記第1板ばね、および前記第2板ばねそれぞれにおける長さ方向の中間部同士が、板厚方向に離間した状態で対向し、
板幅方向から見た、前記第2板ばねの表面に沿う前記第2板ばねの中間部の長さが、板幅方向から見た、前記第1板ばねの表面に沿う前記第1板ばねの中間部の長さより短く、
前記第1板ばねの中間部は、板幅方向から見て、板厚方向に沿って前記第2板ばねの中間部から離れる側に向けて突の曲線状を呈するように湾曲している、押圧ばね装置の製造方法であって、
前記第1板ばねを形成する第1板ばね形成工程と、
前記第1板ばねの長さ方向の両端部を、前記第2板ばねの長さ方向の両端部に接合する接合工程と、を有し、
前記第1板ばね形成工程は、前記第1板ばねを、長さ方向の大きさが前記第2板ばねの長さ方向の大きさより大きくなるように形成し、
前記接合工程は、前記第1板ばねの長さ方向の大きさが縮小するように、前記第1板ばねを弾性変形させた状態で、前記第1板ばねの長さ方向の両端部を、前記第2板ばねの長さ方向の両端部に接合する、押圧ばね装置の製造方法。
続きを表示(約 350 文字)
【請求項2】
前記接合工程は、前記第1板ばねの長さ方向の大きさが縮小するように、前記第1板ばねを弾性変形させるときに、前記第1板ばねの長さ方向の両端部に、互いが長さ方向に近付く向きの長さ方向の圧縮力を加える、請求項1に記載の押圧ばね装置の製造方法。
【請求項3】
前記接合工程は、前記第1板ばねの長さ方向の大きさが縮小するように、前記第1板ばねを弾性変形させるときに、前記第1板ばねの中間部において、長さ方向の中央部を長さ方向に挟む両側に位置する各部分の、板厚方向に沿う前記第2板ばねの反対側を向く外面を支持した状態で、前記第1板ばねの中間部における長さ方向の中央部に、板厚方向に沿う前記第2板ばねの反対側に向けた荷重を付与する、請求項1または2に記載の押圧ばね装置の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、押圧ばね装置の製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、例えば下記特許文献1に示されるように、湾曲した第1板ばねおよび第2板ばねの各頂部により、被押圧体を板厚方向に挟んで押圧する押圧ばね装置が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5040228号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の押圧ばね装置では、高荷重を出力するためには、必要となるスペースがかさ張りやすく、省スペースで高荷重を出力することが困難であった。
【0005】
本発明は、省スペースで高荷重を出力することができる押圧ばね装置の製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る押圧ばね装置の製造方法は、長さ方向に延びる第1板ばね、および第2板ばねを備え、前記第1板ばねの長さ方向の両端部が、前記第2板ばねの長さ方向の両端部に板厚方向に積層されて接合され、前記第1板ばね、および前記第2板ばねそれぞれにおける長さ方向の中間部同士が、板厚方向に離間した状態で対向し、板幅方向から見た、前記第2板ばねの表面に沿う前記第2板ばねの中間部の長さが、板幅方向から見た、前記第1板ばねの表面に沿う前記第1板ばねの中間部の長さより短く、前記第1板ばねの中間部は、板幅方向から見て、板厚方向に沿って前記第2板ばねの中間部から離れる側に向けて突の曲線状を呈するように湾曲している、押圧ばね装置の製造方法であって、前記第1板ばねを形成する第1板ばね形成工程と、前記第1板ばねの長さ方向の両端部を、前記第2板ばねの長さ方向の両端部に接合する接合工程と、を有し、前記第1板ばね形成工程は、前記第1板ばねを、長さ方向の大きさが前記第2板ばねの長さ方向の大きさより大きくなるように形成し、前記接合工程は、前記第1板ばねの長さ方向の大きさが縮小するように、前記第1板ばねを弾性変形させた状態で、前記第1板ばねの長さ方向の両端部を、前記第2板ばねの長さ方向の両端部に接合する。
【0007】
押圧ばね装置が、第1板ばねおよび第2板ばねを備えているので、押圧ばね装置が一対の被押圧体により板厚方向に挟まれて、第1板ばねの中間部に、板厚方向に沿う第2板ばね側の押込み荷重が加えられると、第1板ばねの長さ方向の両端部を介して、第2板ばねに長さ方向の引張力が加えられる。
この際、板幅方向から見た、第2板ばねの表面に沿う第2板ばねの中間部の長さが、板幅方向から見た、第1板ばねの表面に沿う第1板ばねの中間部の長さより短くなっているので、第2板ばねの材質等に依らず、第2板ばねが第1板ばねの変形を抑止することとなり、発現する押圧ばね装置のばね定数を高くすることが可能になり、省スペースで高荷重を出力することができる。
【0008】
押圧ばね装置の製造方法が、第1板ばねを、長さ方向の大きさが第2板ばねの長さ方向の大きさより大きくなるように形成する第1板ばね形成工程と、第1板ばねの長さ方向の大きさが縮小するように、第1板ばねを弾性変形させた状態で、第1板ばねの長さ方向の両端部を、第2板ばねの長さ方向の両端部に接合する接合工程と、を有しているので、製造される押圧ばね装置では、第1板ばねの中間部において、板厚方向に沿う第2板ばねの反対側である外面側に、板幅方向から見て第1板ばねの外面に沿う方向(以下、第1特定方向という)の引張応力が付与されることとなる。
したがって、第1板ばねの中間部の外面側に、板厚方向に沿う第2板ばね側の押込み荷重が加えられたときに生ずる前記第1特定方向の圧縮応力が緩和されることとなり、押圧ばね装置が板厚方向に大きく圧縮変形しても、第1板ばねの中間部に生ずる負荷を抑えることが可能になり、耐久性を向上させることができる。
【0009】
前記接合工程は、前記第1板ばねの長さ方向の大きさが縮小するように、前記第1板ばねを弾性変形させるときに、前記第1板ばねの長さ方向の両端部に、互いが長さ方向に近付く向きの長さ方向の圧縮力を加えてもよい。
【0010】
接合工程時に、第1板ばねの長さ方向の両端部に、互いが長さ方向に近付く向きの長さ方向の圧縮力を加えるので、第1板ばねの中間部の外面側に、前記第1特定方向の引張応力が付与されている押圧ばね装置を容易かつ確実に製造することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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