TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025046046
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-02
出願番号
2023154201
出願日
2023-09-21
発明の名称
軸受装置
出願人
NTN株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16C
41/00 20060101AFI20250326BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】転がり軸受の軌道輪の温度変化を早く正確に検出することが可能な軸受装置とする。
【解決手段】第一の軌道輪4は、軌道面部15と、センサユニット2のホルダ9の環状側部11を軸方向に受ける段部18と、ホルダ9の嵌合部12と嵌め合う周面部19とを含む内周を有する。段部18は軌道面部15と軸方向に対向する位置で環状側部11の転動体6側の側面21を軸方向に受けている。回路基板8は環状側部11の反転動体6側の側面22上に配置されている。軌道面部15から回路基板8の温度センサ10まで軸方向に連続しかつ段部18及び環状側部11を含む熱伝導路28が設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第一の軌道輪と、第二の軌道輪と、前記第一の軌道輪と前記第二の軌道輪との間に配置された複数の転動体とを有する転がり軸受と、
回路基板と、前記回路基板を保持するホルダとを有するセンサユニットと、を備え、
前記回路基板が温度センサを有し、
前記ホルダが、径方向に延びる環状側部と、前記環状側部から軸方向に突き出た嵌合部とを有し、
前記第一の軌道輪が、軌道面部と、前記ホルダを軸方向に受ける段部と、前記嵌合部と嵌め合う周面部とを含む内周又は外周を有する軸受装置において、
前記第一の軌道輪の前記段部が、前記軌道面部と軸方向に対向する位置で前記環状側部の転動体側の側面を軸方向に受けており、
前記回路基板が、前記環状側部の反転動体側の側面上に配置されており、
前記軌道面部から前記回路基板まで軸方向に連続しかつ前記段部及び前記環状側部を含む熱伝導路が設けられていることを特徴とする軸受装置。
続きを表示(約 310 文字)
【請求項2】
前記温度センサが、前記軌道面部と軸方向に対向する位置に配置されており、前記熱伝導路が、前記軌道面部から前記温度センサまで軸方向に連続している請求項1に記載の軸受装置。
【請求項3】
前記環状側部の反転動体側の側面と前記回路基板とが、前記熱伝導路の経路上で接触している請求項1又は2に記載の軸受装置。
【請求項4】
前記環状側部の転動体側の側面と前記第一の軌道輪の前記段部とが、前記熱伝導路の経路上で接触している請求項1又は2に記載の軸受装置。
【請求項5】
前記ホルダの前記環状側部が金属板によって形成されている請求項1又は2に記載の軸受装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、転がり軸受とセンサユニットとを備える軸受装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、転がり軸受の状態を検出するためのセンサ等を基板に実装して回路基板に構成し、その回路基板をホルダに保持させてセンサユニットに組み立て、そのセンサユニットを軌道輪に固定した軸受装置が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1の軸受装置では、断面L字形のホルダが軌道輪に取り付けられている。ホルダは、径方向に延びる環状側部と、環状側部の軌道輪側から軸方向に突き出た嵌合部とを有する。ホルダは、発電機のステータにおけるヨークを兼ねている。ホルダの嵌合部は、軌道輪の周面部に嵌め合わされると共に、その嵌合部の突出端面が、軌道輪の段部に軸方向に突き合わされている。回路基板は、温度センサ等の複数のセンサを含む制御基板になっている。この回路基板は、環状側部の転動体側の側面上に固定されている。軌道輪の周面部及び段部は、軌道輪の幅を規定する一端に位置する端面と、軌道面部との間に形成されており、センサユニットは、軌道輪から軸方向に食み出ないように配置されている。転がり軸受の回転に伴い転がり軸受が発熱する。この発熱は、軌道面部と転動体との接触部で起こる。その発熱に基づく温度変化を温度センサで検出すると、軸受の状態を示す情報として活用することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-307435号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の軸受装置では、温度センサを含む回路基板が軌道輪の軌道面部から遠く離れた位置にあるため、軌道面部で生じた前述の発熱を検出するのに遅れが大きくなり、また、正確な温度測定が難しくなる懸念がある。
【0006】
上述の背景に鑑み、この発明が解決しようとする課題は、転がり軸受の軌道輪の温度変化を早く正確に検出することが可能な軸受装置とすることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため、この発明は、第一の軌道輪と、第二の軌道輪と、前記第一の軌道輪と前記第二の軌道輪との間に配置された複数の転動体とを有する転がり軸受と、回路基板と、前記回路基板を保持するホルダとを有するセンサユニットと、を備え、前記回路基板が温度センサを有し、前記ホルダが、径方向に延びる環状側部と、前記環状側部から軸方向に突き出た嵌合部とを有し、前記第一の軌道輪が、軌道面部と、前記ホルダを軸方向に受ける段部と、前記嵌合部と嵌め合う周面部とを含む内周又は外周を有する軸受装置において、前記第一の軌道輪の前記段部が、前記軌道面部と軸方向に対向する位置で前記環状側部の転動体側の側面を軸方向に受けており、前記回路基板が、前記環状側部の反転動体側の側面上に配置されており、前記軌道面部から前記回路基板まで軸方向に連続しかつ前記段部及び前記環状側部を含む熱伝導路が設けられていることを特徴とする軸受装置、という構成1を採用した。
【0008】
上記構成1によると、第一の軌道輪の段部が軌道面部と軸方向に対向する位置で環状側部の転動体側の側面を軸方向に受けられ、回路基板がホルダにおける環状側部の反転動体側の側面上に配置されているので、環状側部及び回路基板を軌道面部の近くに配置することができる。その軌道面部から回路基板まで軸方向に連続しかつ段部及び環状側部を含む熱伝導路を設けると、軌道面部と回路基板を軸方向の直線で結ぶ経路の熱伝導により、軌道面部と転動体との接触部で発生した熱を回路基板まで早く到達させることができる。このため、軌道輪の温度変化を早く正確に検出することが可能になる。
【0009】
上記構成1において、前記温度センサが、前記軌道面部と軸方向に対向する位置に配置されており、前記熱伝導路が、前記軌道面部から前記温度センサまで軸方向に連続している、という構成2を採用することができる。この構成2によると、軌道面部と温度センサ間の熱伝導路を短く設けることができる。
【0010】
上記構成1又は2において、前記環状側部の反転動体側の側面と前記回路基板とが、前記熱伝導路の経路上で接触している、という構成3を採用することができる。この構成3によると、環状側部と回路基板間の距離を無くして当接しているので、熱伝導路を短くするのに有利となる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
NTN株式会社
車輪用軸受装置
1日前
NTN株式会社
軸受装置の製造方法および軸受装置
6日前
個人
流路体
2か月前
個人
クラッチ装置
2か月前
個人
トーションバー
6日前
個人
回転式配管用支持具
1か月前
個人
固着具と成形品部材
2か月前
個人
ボルトナットセット
20日前
株式会社オンダ製作所
継手
2か月前
株式会社アイシン
駆動装置
2か月前
株式会社ミクニ
弁装置
2か月前
株式会社ミクニ
弁装置
2か月前
株式会社三協丸筒
枠体
13日前
個人
ベルトテンショナ
1か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
28日前
カヤバ株式会社
緩衝装置
2か月前
個人
角型菅の連結構造及び工法
1か月前
協和工業株式会社
空気弁
1か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
1か月前
株式会社不二工機
電動弁
2か月前
株式会社不二工機
逆止弁
2か月前
株式会社不二工機
電動弁
9日前
日東精工株式会社
樹脂被覆ねじ
28日前
個人
固着具と固着具の固定方法
2日前
株式会社ナジコ
自在継手
2か月前
日東精工株式会社
座金組込みねじ
1か月前
株式会社能重製作所
固定具
2か月前
AWJ株式会社
配管支持具
28日前
日東精工株式会社
座金組込みねじ
28日前
株式会社キッツ
ボールバルブ
1か月前
株式会社テイエルブイ
圧力調整装置
1日前
個人
ロープセット及びロープ
2日前
エバック株式会社
断熱ホース
2か月前
NOK株式会社
密封装置
24日前
トヨタ自動車株式会社
固定方法
13日前
トヨタ自動車株式会社
分離装置
1か月前
続きを見る
他の特許を見る