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公開番号
2025014354
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023116848
出願日
2023-07-18
発明の名称
多層筒状体
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
弁理士法人栄光事務所
主分類
H01R
13/46 20060101AFI20250123BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】構成部品の組み付けの容易さと、優れた美観と、を両立可能な多層筒状体を提供すること。
【解決手段】多層筒状体は、第1筒状体10と、第1筒状体10の筒内に配置される第2筒状体20と、を備える。第1筒状体10は、筒端面11bを構成する第1筒端部11と、第1筒端部11の内周面11aよりも外向きに内周面12aがオフセットした位置にある第1本体部12とを有する。第2筒状体20は、筒端面21bを構成する第2筒端部21と、第2筒端部21の外周面21aよりも外向きに外周面22aがオフセットした位置にある第2本体部22と、第2本体部22に設けられて弾性変形可能な片持ち梁状の係合部27とを有する。第1筒端部11と第2筒端部21とは、多層筒状体1の内外に重なり合うように配置され、係合部27は、第1本体部12の内周面12aに押圧接触する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
第1筒状体と、前記第1筒状体の筒内に配置される第2筒状体と、を備える多層筒状体であって、
前記第1筒状体は、
当該第1筒状体の筒端面を構成する第1筒端部と、前記第1筒端部の内周面よりも当該第1筒状体の外向きに内周面がオフセットした位置にある第1本体部と、を有し、
前記第2筒状体は、
当該第2筒状体の筒端面を構成する第2筒端部と、前記第2筒端部の外周面よりも当該第2筒状体の外向きに外周面がオフセットした位置にある第2本体部と、前記第2本体部に設けられて弾性変形可能な片持ち梁状の係合部と、を有し、
前記第1筒端部と、前記第2筒端部とは、当該多層筒状体の内外に重なり合うように配置され、
前記係合部は、前記第1本体部の内周面に押圧接触する、
多層筒状体。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の多層筒状体において、
前記第1筒状体は、前記第1本体部の内周面が平面から構成された角筒形状を有し、
前記第2筒状体は、前記第2本体部の外周面が平面から構成された角筒形状を有する、
多層筒状体。
【請求項3】
請求項1に記載の多層筒状体において、
前記第1筒状体及び前記第2筒状体は、
当該第1筒状体の筒端面と当該第2筒状体の筒端面とが、当該多層筒状体の軸線方向において共通の位置にある面一状に配置される、
多層筒状体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、第1筒状体(外筒)と、第1筒状体の筒内に配置される第2筒状体(内筒)と、を備える多層筒状体に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、電気自動車やプラグインハイブリッド自動車等の車両に搭載されたバッテリに車両外部から電力を供給(充電)するべく、車両に設置される充電用のコネクタが提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。この種のコネクタは、端子と、端子を収容するハウジングと、を有しており、一般に充電インレットとも呼ばれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-003340号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した種類のコネクタ(充電インレット)を構成するハウジングは、複数の樹脂製の筒状体が径方向に重なり合うように配置された多層構造を有する場合がある。例えば、内筒と外筒とを両者が径方向に重なり合うように組み付ける場合、両者の間の隙間が広いほど、組み付けが容易であるが、完成品としてのハウジングの美観が損なわれる。一方、両者の間の隙間が狭いほど、ハウジングの美観を向上できるが、組み付けが困難である。特に、充電インレットのハウジングのように軸線方向に長い筒形状を有するハウジングの場合、上述した隙間を狭くすると、製造過程で不可避的に生じる形状バラツキ(換言すると、設計上の寸法公差)の大きさによっては内筒と外筒とが強く押し付け合うことで、組み付けに要する力(いわゆる、挿入力)が大きくなるし、両者の変形やその変形に伴う樹脂の白化が生じる場合がある。このように、多層筒状体では、一般に、構成部品の組み付けの容易さと、優れた美観と、の両立が困難である。
【0005】
本発明の目的の一つは、構成部品の組み付けの容易さと、優れた美観と、を両立可能な多層筒状体の提供である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した目的を達成するために、本発明に係る多層筒状体は、下記を特徴としている。
【0007】
第1筒状体と、前記第1筒状体の筒内に配置される第2筒状体と、を備える多層筒状体であって、
前記第1筒状体は、
当該第1筒状体の筒端面を構成する第1筒端部と、前記第1筒端部の内周面よりも当該第1筒状体の外向きに内周面がオフセットした位置にある第1本体部と、を有し、
前記第2筒状体は、
当該第2筒状体の筒端面を構成する第2筒端部と、前記第2筒端部の外周面よりも当該第2筒状体の外向きに外周面がオフセットした位置にある第2本体部と、前記第2本体部に設けられて弾性変形可能な片持ち梁状の係合部と、を有し、
前記第1筒端部と、前記第2筒端部とは、当該多層筒状体の内外に重なり合うように配置され、
前記係合部は、前記第1本体部の内周面に押圧接触する、
多層筒状体であること。
【発明の効果】
【0008】
本発明の多層筒状体によれば、第1筒状体の第1筒端部と第1本体部とが、それぞれの内周面が互いにオフセットするように構成される。これにより、第1筒状体の成形上、第1筒端部を小さい寸法公差で厳密に成形し、第1本体部を大きい寸法公差を許容して成形することができる。換言すると、第1筒状体を成形する金型の形状精度を、第1筒端部と第1本体部との境界を挟んで、異ならせることができる。第2筒状体においても同様である。これにより、第1筒端部と第2筒端部とが重なり合う箇所では、両者の隙間を小さく設計しても寸法公差が小さいことで、第1筒端部及び第2筒端部の変形や白化を抑制しながら美観を向上させられる。一方、第1本体部と第2本体部とが重なり合う箇所では、両者の隙間を大きく設計することで寸法公差の大きさを吸収しつつ、組み付けを容易にすることができる。更に、第2筒状体の第2本体部に設けた係合部が第1本体部に押圧接触することで両者の位置ズレ(いわゆるガタつき)を抑制できる。加えて、係合部が片持ち梁状の形状を有することで、単なる突起状の係合部を設ける場合に比べ、係合部が第1本体部を過度に強く押圧することがないため、第1本体部及び第2本体部の変形や白化を抑制することができる。したがって、本構成の多層筒状体は、構成部品の組み付けの容易さと、優れた美観と、を両立可能である。
【0009】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の実施形態に係る多層筒状体を示す斜視図である。
図2は、図1に示す多層筒状体の前面図である。
図3は、図1に示す多層筒状体の分解斜視図である。
図4は、図1に示す多層筒状体を後側からみた斜視図である。
図5は、図2のA-A断面図である。
図6は、図5のB部の拡大図である。
図7は、図5のC部の拡大図である。
図8は、変形例に係る多層筒状体の分解斜視図である。
図9は、図8に示す内筒の前面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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