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公開番号2025024309
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-20
出願番号2023128333
出願日2023-08-07
発明の名称ワイヤハーネス及びクランプ
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H02G 3/30 20060101AFI20250213BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】防水機能を維持しつつ、部品の大型化の抑制を図ったワイヤハーネス及びクランプを提供することを目的とする。
【解決手段】取付パネル50に形成された貫通孔51に挿し込まれて該貫通孔51に嵌合する腕部22と、該腕部22と協働して取付パネル50を支持する皿状の台座20とを有するアンカー部11と、平板状に形成されて配索材Wが配索される両袖クリップ部材4と、台座20を挟んで腕部22と反対側に設けられ、該台座20よりも大きく、かつパッキン5を支持するパッキン支持面14Aと、を有し、台座20の外周をパッキン5で囲い、パッキン5の厚みH1を、腕部22の挿し込み方向Zにおけるパッキン支持面14Aから台座20の外周縁20Aまでの高さH2よりも大きく設定した。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
配索材と、
前記配索材を支持するクランプと、
前記配索材に前記クランプを固定する固定部材と、
前記クランプに取り付けられた円環状の弾性防水部材と、を備え、
前記クランプは、
取付パネルに形成された貫通孔に挿し込まれて該貫通孔に嵌合する腕部と、該腕部と協働して前記取付パネルを支持する皿状の台座とを有するアンカー部と、
平板状に形成されて前記配索材が配索される配索部と、
前記台座を挟んで前記腕部と反対側に設けられ、該台座よりも大きく、かつ前記弾性防水部材を支持する防水部材支持面と、を有し、
前記台座の外周を前記弾性防水部材で囲い、前記弾性防水部材の厚みを、前記腕部の挿し込み方向における前記防水部材支持面から前記台座の縁部までの高さよりも大きく設定し、前記防水部材支持面と前記取付パネルとに挟まれて前記弾性防水部材が潰されることにより、該弾性防水部材が外内へ広がり該取付パネルとの隙間を塞ぐことを特徴とするワイヤハーネス。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記アンカー部の前記腕部には、前記貫通孔の縁部と係止する係止部が多段化されて形成されていることを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項3】
取付パネルに形成された貫通孔に挿し込まれて該貫通孔に嵌合する腕部と、該腕部と協働して前記取付パネルを支持すると皿状の台座とを有するアンカー部と、
平板状に形成されて配索材が配索される配索部と、
前記台座を挟んで前記腕部と反対側に設けられ、該台座よりも大きく、かつ円環状の弾性防水部材を支持する防水部材支持面と、を有し、
前記台座の外周を前記弾性防水部材で囲んだ際に、前記弾性防水部材の厚みが、前記腕部の挿し込み方向における前記防水部材支持面から前記台座の縁部までの高さよりも大きく設定されることを特徴とするクランプ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ワイヤハーネス及びクランプに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両に配設されるワイヤハーネスとして、車体パネルに形成された貫通孔に嵌合されるクリップ部を有するクランプと、このクランプに取付けられて貫通孔の周囲を水密に塞ぐ弾性防水部材と、クランプに支持される電線などの配索材と、この配索材にクランプを固定するバンドとを備えた技術が開示されている。この種のワイヤハーネスでは、弾性防水部材は、クリップ部を支持するクランプの皿部に設けられており、この皿部により、弾性防水部材が車体パネルに押し付けられるため、該車体パネル(貫通孔)との隙間を塞いで防水性を実現している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-108588号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来の構成では、防水性を高めるために、クリップ部と皿部との間を長く設定する必要があり、部品が大型化する点で改善の余地が残されている。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、防水機能を維持しつつ、部品の大型化の抑制を図ったワイヤハーネス及び、クランプを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係るワイヤハーネスは、配索材と、配索材を支持するクランプと、配索材にクランプを固定する固定部材と、クランプに取り付けられた円環状の弾性防水部材と、を備え、クランプは、取付パネルに形成された貫通孔に挿し込まれて該貫通孔に嵌合する腕部と、該腕部と協働して取付パネルを支持する皿状の台座とを有するアンカー部と、平板状に形成されて配索材が配索される配索部と、台座を挟んで腕部と反対側に設けられ、該台座よりも大きく、かつ弾性防水部材を支持する防水部材支持面と、を有し、台座の外周を弾性防水部材で囲い、弾性防水部材の厚みを、腕部の挿し込み方向における防水部材支持面から台座の縁部までの高さよりも大きく設定し、防水部材支持面と取付パネルとに挟まれて弾性防水部材が潰されることにより、該弾性防水部材が外内へ広がり該取付パネルとの隙間を塞ぐことを特徴とする。
【0007】
上記目的を達成するために、本発明に係るクランプは、取付パネルに形成された貫通孔に挿し込まれて該貫通孔に嵌合する腕部と、該腕部と協働して取付パネルを支持すると皿状の台座とを有するアンカー部と、平板状に形成されて配索材が配索される配索部と、台座を挟んで腕部と反対側に設けられ、該台座よりも大きく、かつ円環状の弾性防水部材を支持する防水部材支持面と、を有し、台座の外周を弾性防水部材で囲んだ際に、弾性防水部材の厚みが、腕部の挿し込み方向における防水部材支持面から台座の縁部までの高さよりも大きく設定されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明のワイヤハーネス、及び、クランプによれば、台座を挟んで腕部と反対側に設けられ、該台座よりも大きく、かつ弾性防水部材を支持する防水部材支持面と、を有し、台座の外周を弾性防水部材で囲い、弾性防水部材の厚みを、腕部の挿し込み方向における防水部材支持面から台座の縁部までの高さよりも大きく設定したことにより、弾性防水部材が防水部材支持面と取付パネルとに挟まれて潰され、該弾性防水部材が外内へ広がり該取付パネルとの隙間を塞ぐため、防水機能を維持しつつ、部品の大型化の抑制を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本実施形態に係るワイヤハーネスの概略構成の一部を示す斜視図である。
図2は、本実施形態に係るワイヤハーネスの分解斜視図である。
図3は、本実施形態に係るワイヤハーネスを取付パネルに取り付ける前の状態を示す図である。
図4は、本実施形態に係るワイヤハーネスを取付パネルに取り付けた後の状態を示す図である。
図5は、別の実施形態に係るワイヤハーネスの概略構成の一部を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
(【0011】以降は省略されています)

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