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公開番号
2025025239
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023129832
出願日
2023-08-09
発明の名称
リサイクルシステム及びワイヤーハーネス
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01B
15/00 20060101AFI20250214BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】リサイクルによって不純物のない純度の高い電線材料を得ることができるリサイクルシステム及びワイヤーハーネスを提供する。
【解決手段】複数の電線2が束ねられたワイヤーハーネス1のリサイクルシステムであって、ワイヤーハーネス1のリサイクル情報として電線2に使用されている導体の種類を示す導体情報を記憶するデータサーバ30と、ワイヤーハーネス1に取り付けられた識別タグ10を読み取って、データサーバ30から導体情報を取得する識別タグ読取装置20と、を備える。データサーバ30は、リサイクル情報として電線2から除去する除去対象を示す除去情報を記憶し、識別タグ読取装置20は、データサーバ30から除去情報を取得する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の電線が束ねられたワイヤーハーネスのリサイクルシステムであって、
前記ワイヤーハーネスのリサイクル情報として、前記電線に使用されている導体の種類を示す導体情報と前記電線から除去する除去対象を示す除去情報とを記憶するデータサーバと、
前記ワイヤーハーネスに取り付けられた識別タグを読み取って、前記データサーバから前記リサイクル情報を取得する識別タグ読取装置と、を備えることを特徴とするリサイクルシステム。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
前記除去情報は、前記除去対象の位置を示す位置情報を含むことを特徴とする請求項1に記載のリサイクルシステム。
【請求項3】
前記位置情報は、前記除去対象の起点ポイントからの方向及び距離を含むことを特徴とする請求項2に記載のリサイクルシステム。
【請求項4】
前記除去情報は、前記ワイヤーハーネスの形状を表す視覚情報を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のリサイクルシステム。
【請求項5】
前記除去情報は、前記除去対象を示す視覚情報を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のリサイクルシステム。
【請求項6】
複数の電線が束ねられたワイヤーハーネスであって、
リサイクル情報として前記電線に使用されている導体の種類を示す導体情報と前記電線から除去する除去対象を示す除去情報とを記憶するデータサーバへのアクセス情報を含む識別タグが取り付けられていることを特徴とするワイヤーハーネス。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワイヤーハーネスのリサイクルに使用されるリサイクルシステム及びワイヤーハーネスに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
通常、ワイヤーハーネスのリサイクルを行う場合、次の手順にて行われる。
1.外装を外す。
2.破砕(細かく裁断)。
3.比重分別:樹脂(電線の被覆等)等と金属類(非鉄金属含む)の分別。
4.磁力分別/形状分別:金属類と非鉄金属の分別。
【0003】
ワイヤーハーネスで主にリサイクルされる材料は、電線の芯線に使用されている導体(非鉄金属)である。ワイヤーハーネスに使用されている導体には、複数の種類(銅、銅合金、アルミ、アルミ合金等)があり、線径や用途に応じて導体が選択されている。リサイクル工程において、上述のように破砕・分別を行った場合、導体の種類を分別できない。従って、分別された導体の全量が雑銅または雑金属としてリサイクルされることになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-313165号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、雑銅は、自動車用電線の仕様を満たせない。従って、雑銅を新たなワイヤーハーネスの電線(芯線)として再利用(水平リサイクル)するためには、溶解製錬して純銅を取り出すための専用の工程が必要となる。雑銅の溶解製錬は、多くのエネルギーを必要とするため、CO2排出量も増加してしまうと共に、環境負荷の大きい薬品の使用が必要となってしまう。
【0006】
構成する材料の内容などリサイクルに必要な電子データが入力された媒体(非接触型ICタグ)をワイヤーハーネスに取り付け、構成材料に適したリサイクル処理を行うことが提案されている(例えば、特許文献1参照)。しかし、ワイヤーハーネスには、様々な部品や芯線以外の金属(めっき等)が使用されている。従って、構成材料の情報のみでは、導体の種類毎に完全に分別できないため、雑銅として取り扱われることになる。
【0007】
本発明は、このような状況に鑑みなされたもので、リサイクルによって不純物のない純度の高い電線材料を得ることができるリサイクルシステム及びワイヤーハーネスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のリサイクルシステムは、複数の電線が束ねられたワイヤーハーネスのリサイクルシステムであって、前記ワイヤーハーネスのリサイクル情報として、前記電線に使用されている導体の種類を示す導体情報と前記電線から除去する除去対象を示す除去情報とを記憶するデータサーバと、前記ワイヤーハーネスに取り付けられた識別タグを読み取って、前記データサーバから前記リサイクル情報を取得する識別タグ読取装置と、を備えることを特徴とする。
また、本発明のワイヤーハーネスは、複数の電線が束ねられたワイヤーハーネスであって、リサイクル情報として前記電線に使用されている導体の種類を示す導体情報と前記電線から除去する除去対象を示す除去情報とを記憶するデータサーバへのアクセス情報を含む識別タグが取り付けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明は以上のように構成されているので、導体情報によって電線の導体の種類別に選別できると共に、除去情報によって純銅や純アルミ以外が含まれる部品や部位を簡単に除去でき、不純物のない純度の高い電線材料を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明に係るリサイクルシステムのシステム構成を示す図である。
図1に示すデータサーバのデータベース例を示す図である。
図1に示すリサイクルシステムを用いたリサイクル工程を示す図である。
除去対象のジョイント箇所を示す図である。
図2に示す除去情報を視覚情報として提供する例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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