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公開番号
2025014183
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023116506
出願日
2023-07-18
発明の名称
スカイビングカッタおよびそれを用いた歯車加工治具
出願人
株式会社不二越
代理人
個人
,
個人
主分類
B23F
21/10 20060101AFI20250123BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】従来のスカイビングカッタ(中央部に貫通穴が形成されているスカイビングカッタ)は、製作過程において円環状の加工歯を粗研削した後に、貫通穴の内面加工の仕上げ加工(研磨)を行うため、貫通穴の加工精度、特に中心位置の正確な位置が個体により変化する。結果として、歯車の加工精度も大きく影響されるという問題がある。
【解決手段】回転軸O10を中心として本体部10の周囲に加工歯12が円環状に配置されているスカイビングカッタ13において、本体部10に片側へ突出する凸部11を設ける。また、当該スカイビングカッタ13と、スカイビングカッタ13を取り付ける凹部T11が形成されたツーリングT10と、を有する歯車加工治具60において、スカイビングカッタ13の凸部11がツーリングT10の凹部T11に嵌め込まれている歯車加工治具60とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
回転軸を中心として本体部の周囲に加工歯が円環状に配置されているスカイビングカッタであって、前記本体部には片側へ突出する凸部が前記回転軸の方向に向けて設けられていることを特徴とするスカイビングカッタ。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
前記本体部には、少なくとも貫通穴もしくはキー溝のうちのいずれかがさらに設けられていることを特徴とする請求項1に記載のスカイビングカッタ。
【請求項3】
請求項1のスカイビングカッタと、前記スカイビングカッタを取り付ける凹部が形成されたツーリングと、を有する歯車加工治具であって、前記スカイビングカッタの凸部が前記ツーリングの凹部に嵌め込まれていることを特徴とする歯車加工治具。
【請求項4】
請求項2のスカイビングカッタと、前記スカイビングカッタを取り付ける凹部が形成されたツーリングと、を有する歯車加工治具であって、前記ツーリングにはキー部をさらに有しており、前記スカイビングカッタの凸部が前記ツーリングの凹部に嵌め込まれており、前記ツーリングのキー部が前記スカイビングカッタのキー溝に嵌め込まれていることを特徴とする歯車加工治具。
【請求項5】
請求項2のスカイビングカッタと、前記スカイビングカッタを取り付ける凹部が形成されたツーリングと、を有する歯車加工治具であって、前記ツーリングにはネジ穴をさらに有しており、前記スカイビングカッタの凸部が前記ツーリングの凹部に嵌め込まれており、ボルトが前記スカイビングカッタの貫通穴を介して前記ツーリングの前記ネジ穴に嵌め込まれていることを特徴とする歯車加工治具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、切削加工により歯車を加工するスカイビングカッタおよびそれを用いた歯車加工治具に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
これまでのディスク型(ベル型)のスカイビングカッタ100は、図4に示す様に回転軸O100を中心にして周囲に複数の加工歯を持っており、そのスカイビングカッタ100を工作機械で使用する際には図4に示す様に中央部に貫通穴Hを設けた上で当該貫通穴にボルトを差し込み、専用のツーリング(治具)に固定して歯車加工を行っていた(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6455704号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、図4に示す様に中央部に貫通穴Hが形成されているスカイビングカッタ100は、その製作過程において円環状の加工歯(切れ刃)を粗研削した後に、貫通穴の内面加工の仕上げ加工(研磨)を行うため、貫通穴の加工精度、特に中心位置の正確な位置(基準)が個体により変化する。その結果として、中央部の貫通穴の加工精度によって、被削材である歯車の加工精度(歯形、歯すじ、ピッチ、振れ量など)も大きく影響されるという問題があった。
【0005】
そこで、本発明のスカイビングカッタは、被削材の歯車加工に際して被削材である歯車を高精度に加工できるスカイビングカッタを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のスカイビングカッタは、回転軸(中心軸)を中心として本体部の周囲に加工歯が円環状に配置されているスカイビングカッタにおいて、この本体部に片側へ突出する凸部を回転軸の方向に向けて設ける。この本体部には、貫通穴もしくはキー溝のいずれかをさらに設けることもできる。
【0007】
前述のスカイビングカッタを用いた歯車加工治具の発明については、当該スカイビングカッタとこのスカイビングカッタを取り付ける凹部を設けたツーリングを有する歯車加工治具において、このスカイビングカッタの凸部がツーリングの凹部に嵌め込まれている歯車加工治具とした。
【0008】
また、このツーリングにはキー部をさらに設けて、スカイビングカッタの凸部がツーリングの凹部に嵌め込まれており、ツーリングのキー部がスカイビングカッタのキー溝に嵌め込まれている歯車加工治具としても構わない。
【0009】
もしくは、ツーリングにはネジ穴をさらに設けて、スカイビングカッタの凸部がツーリングの凹部に嵌め込まれており、ボルトがスカイビングカッタの貫通穴を介してツーリングのネジ穴に嵌め込まれている歯車加工治具とすることもできる。
【発明の効果】
【0010】
本発明のスカイビングカッタは、その全製作工程においてセンター穴を基準として加工可能になり、加工精度の高いスカイビングカッタを製作できる。また、本体部の片側(上方部分)にツーリングと嵌合する際に使用する凸部を設けることでツーリングの凹部(穴)に一定した基準で常に嵌め込むことができるので、歯車加工時における中心軸を常に維持できて、被削材の歯車加工に際して被削材である歯車を高精度に加工できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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