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公開番号2025015755
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2024201267,2020202894
出願日2024-11-19,2020-12-07
発明の名称回転センサ付き軸受装置
出願人株式会社不二越
代理人個人,個人
主分類F16C 41/00 20060101AFI20250123BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】磁気式回転センサ及び自動調心機能の組み合わせに起因する検出精度の低下を抑制可能な回転センサ付き軸受装置を提供する。
【解決手段】軸受本体14は、外輪22が、軸受中心Cを中心とする円弧状の軌道Tに沿って移動する自動調心機能を有する軸受からなる。回転センサ16は、内輪20及び外輪22のうちの一方に固定されて磁気を発する磁気エンコーダ44と、内輪20及び外輪22のうちの他方に固定されて磁気を検出する磁気センサ52と、を備える。磁気エンコーダ44及び磁気センサ52は、内輪20及び外輪22の軸が一致する状態にて回転軸12の径方向に沿って離間配置されており、かつ、円弧状の軌道Tに沿う外輪22の移動に伴って生じる、回転軸12の径方向における距離の変化量が、移動に伴う外輪22の変位量よりも小さくなるように設けられる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
回転軸を保持する軸受本体と、前記軸受本体に搭載されて前記回転軸の回転状態を検出する回転センサと、を備える回転センサ付き軸受装置であって、
前記軸受本体は、内輪及び外輪のうちのいずれか一方である可動軌道輪が、軸受中心を中心とする円弧状の軌道に沿って移動する自動調心機能を有する軸受からなり、
前記回転センサは、
前記内輪及び外輪のうちの一方に固定されて磁気を発する磁気発生部と、
前記内輪及び外輪のうちの他方に固定されて磁気を検出する磁気検出部と、
を備え、
前記磁気発生部及び前記磁気検出部は、前記内輪及び外輪の軸が一致する状態にて前記回転軸の径方向に沿って離間配置されており、かつ、前記円弧状の軌道に沿う前記可動軌道輪の移動に伴って生じる、前記回転軸の径方向における距離の変化量が、前記移動に伴う前記可動軌道輪の変位量よりも小さくなるように設けられることを特徴とする回転センサ付き軸受装置。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
回転軸を保持する軸受本体と、前記軸受本体に搭載されて前記回転軸の回転状態を検出する回転センサと、を備える回転センサ付き軸受装置であって、
前記軸受本体は、内輪及び外輪のうちのいずれか一方である可動軌道輪が、軸受中心を中心とする円弧状の軌道に沿って移動する自動調心機能を有する軸受からなり、
前記回転センサは、
前記内輪及び外輪のうちの一方に固定されて磁気を発する磁気発生部と、
前記内輪及び外輪のうちの他方に固定されて磁気を検出する磁気検出部と、
を備え、
前記磁気発生部及び前記磁気検出部のうちの一方は、前記内輪及び外輪の軸が一致する状態にて、前記回転軸の軸方向に対して平行に配置され、
前記磁気発生部及び前記磁気検出部のうちの他方は、前記内輪及び外輪の軸が一致する状態にて、前記回転軸の軸方向に対して前記円弧状の軌道に沿う方向に傾斜して配置されることを特徴とする回転センサ付き軸受装置。
【請求項3】
前記回転センサは、
前記磁気検出部が正面側に固定される基板と、
前記基板の背面側に設けられてバイアス磁気を発するバイアス磁石と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の回転センサ付き軸受装置。
【請求項4】
前記回転軸は、エレベータ用巻上機の出力軸であることを特徴とする請求項1又は2に記載の回転センサ付き軸受装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回転センサ付き軸受装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、回転軸を保持する軸受本体に対して、この回転軸の回転状態を検出する回転センサを一体的に取り付けた回転センサ付き軸受装置が知られている。この回転センサの検出方式の一例として、内輪及び外輪のうちの一方に固定されて磁気を発する磁気発生部と、内輪及び外輪のうちの他方に固定されて磁気を検出する磁気検出部とを離間して配置させ、磁気の検出結果に基づいて回転軸の回転状態を検出する磁気式回転センサが挙げられる(特許文献1,2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-286266号公報
特開2011-127688号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、エレベータ用巻上機を含む大型の機械設備には、高負荷に伴う回転軸の撓みに対処するため、いわゆる自動調心機能(あるいは自動調芯機能)を有する軸受本体が用いられる場合がある。この自動調心機能が発揮される際、内輪及び外輪のうちのいずれか一方の軌道輪(以下、可動軌道輪)が、軸受中心を中心とする円弧状の軌道に沿って移動する。つまり、回転軸が同じ角度位置にあるにもかかわらず、磁気発生部と磁気検出部との間の距離が、可動軌道輪の位置に応じて変化することがあり得る。その結果、回転状態の検出精度が低下するという問題が生じる。
【0005】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、磁気式回転センサ及び自動調心機能の組み合わせに起因する検出精度の低下を抑制可能な回転センサ付き軸受装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第一態様における回転センサ付き軸受装置は、回転軸を保持する軸受本体と、前記軸受本体に搭載されて前記回転軸の回転状態を検出する回転センサと、を備える装置であって、前記軸受本体は、内輪及び外輪のうちいずれか一方である可動軌道輪が、軸受中心を中心とする円弧状の軌道に沿って移動する自動調心機能を有する軸受からなり、前記回転センサは、前記内輪及び外輪のうちの一方に固定されて磁気を発する磁気発生部と、前記内輪及び外輪のうちの他方に固定されて磁気を検出する磁気検出部と、を備え、前記磁気発生部及び前記磁気検出部は、前記内輪及び外輪の軸が一致する状態にて前記回転軸の径方向に沿って離間配置される。
【0007】
本発明の第二態様における回転センサ付き軸受装置では、前記回転センサは、前記磁気検出部が正面側に固定される基板と、前記基板の背面側に設けられてバイアス磁気を発するバイアス磁石と、をさらに備える。
【0008】
本発明の第三態様における回転センサ付き軸受装置では、前記磁気発生部及び前記磁気検出部のうちの一方は、前記軸受本体の軸方向に対して平行に配置され、前記磁気発生部及び前記磁気検出部のうちの他方は、前記軸受本体の軸方向に対して、前記円弧状の軌道に沿う方向に傾斜して配置される。
【0009】
本発明の第四態様における回転センサ付き軸受装置では、前記回転軸は、エレベータ用巻上機の出力軸である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、磁気式回転センサ及び自動調心機能の組み合わせに起因する検出精度の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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