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公開番号2025027641
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-28
出願番号2023132598
出願日2023-08-16
発明の名称振動吸収台座
出願人Next up株式会社
代理人個人
主分類F16F 15/02 20060101AFI20250220BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】 角筒体の外側も含めて荷重の負担や振動の吸収に寄与させることが可能で、振動や騒音が防水パンなどに漏れにくい、振動吸収台座を提供する。
【解決手段】 振動吸収台座1は、角筒体2と底蓋3とを含む。角筒体2は、五角以上の正多角形の輪郭形状を有し、使用時に振動発生を伴う機器の載置面2aを上部に有する。角筒体2の載置面2aと下部の底面との間となる内部には、上下に延びる複数の空洞2b,2cが配置され、中央の空洞2cは断面積が周囲となる他の空洞2bよりも大きい。底蓋3は、板状で、角筒体2の底面の外周を覆う輪郭形状3aを有する。角筒体2は、内部に形成される複数の空洞2b,2cの部分を除いて、外側と内部の壁面とは繋がっており、外側も荷重の負担や振動の吸収に寄与させることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
角筒体であって、五角以上の正多角形の輪郭形状を有し、使用時に振動発生を伴う機器の載置面を上部に有し、載置面と下部の底面との間となる内部に、上下に延びる複数の空洞が配置され、中央の空洞は断面積が周囲となる他の空洞よりも大きい、そのような角筒体と、
板状で、角筒体の底面の外周を覆う輪郭形状を有し、角筒体の下部に装着される底蓋と、
を含むことを特徴とする振動吸収台座。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
前記角筒体の輪郭形状は、正六角形であり、角筒体の前記内部に設置される空洞は、ハニカム構造の内部壁面間に形成される、
ことを特徴とする請求項1記載の振動吸収台座。
【請求項3】
前記角筒体と前記底蓋とは、別素材でそれぞれ形成される、
ことを特徴とする請求項1または2記載の振動吸収台座。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、洗濯機など、使用時に振動発生を伴う機器を載置するための振動吸収台座に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、振動発生源となる洗濯機などを載置するかさ上げ用の台座には、振動吸収の機能が備えられている(たとえば特許文献1の「台座」、および特許文献2の「機器用載置台」参照)。これらの台座は、洗濯機などを防水パンとともに使用することが想定され、大略的に矩形の防水パンの四隅に置かれる。防水パンの各隅では、二つの側壁が直角に交わっているので、台座の形状は、正方形を輪郭形状とする角筒となる。ただし、防水パンの二つの側壁と台座の隅とが密着すると、ごみなどがたまり易くなり、手入れが困難となる。このため、台座の角筒としての輪郭形状は、一角が45度の傾斜面となる変形五角形となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5403720号公報
特許第5882571号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献12の台座は、角筒である「矩形状筒体12」の輪郭で外側となる「矩形状外被部14」が、底部の「矩形状底板11」に達しておらず、荷重の負担や振動の吸収に寄与していない。また、上端部が「鍔状部13」として周囲に張り出した形状で、断面積が小さい矩形状筒体での支持が不安定になるおそれがある。特許文献2の機器用載置台Aでは、上方の「載置部3」の周囲から下方を覆う「外側化粧壁5」は底部から浮いており、荷重の負担や振動の吸収に寄与していない。また、機器用載置台の内部に分散して配置される複数の「支持柱体4」で荷重を支え、振動を吸収する必要があるので、支持柱体の配置や本数を調整しなければならない。さらに、防水パンの隅などに設置する場合に、正方形を基本とする四角形や変形五角径の輪郭形状では、防水パンの二つの側壁と密着する部分が生じ、振動や騒音が防水パンに漏れるおそれもある。
【0005】
本発明の目的は、角筒体の外側も含めて荷重の負担や振動の吸収に寄与させることが可能で、振動や騒音が防水パンなどに漏れにくい、振動吸収台座を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、角筒体であって、五角以上の正多角形の輪郭形状を有し、使用時に振動発生を伴う機器の載置面を上部に有し、載置面と下部の底面との間となる内部に、上下に延びる複数の空洞が配置され、中央の空洞は断面積が周囲となる他の空洞よりも大きい、そのような角筒体と、
板状で、角筒体の底面の外周を覆う輪郭形状を有し、角筒体の下部に装着される底蓋と、
を含むことを特徴とする振動吸収台座
である。
【0007】
また、本発明の前記角筒体の輪郭形状は、正六角形であり、角筒体の前記内部に設置される空洞は、ハニカム構造の内部壁面間に形成される、
ことを特徴とする。
【0008】
また、本発明の前記角筒体と前記底蓋とは、別素材でそれぞれ形成される、
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、角筒体は、内部に形成される複数の空洞の部分を除いて、外側と内部の壁面とは繋がっており、外側も荷重の負担や振動の吸収に寄与させることができる。内部の空洞は、中央の輪郭形状が大きいので、振動を周囲の空洞に分散させることができる。外部からの振動や衝撃は、一つの空洞に集中しないで分散するので、構造全体の耐久性を向上させることができる。角筒体の輪郭形状は、五角以上の正多角形となるので、防水パンの側壁と密着することがなく、振動や騒音が防水パンなどに漏れにくい。
【0010】
また本発明によれば、角筒体の輪郭形状が正六角形であり、内部にハニカム構造の内部壁面を有するので、内部の空洞の壁や接合点が均等に力を受け、外部からの振動や力が広範囲に分散される。ハニカム構造は、比較的軽量でありながら高い剛性を持ち、最小の材料使用量で最大の強度を実現することができるとともに、外部からの振動や衝撃を吸収し、構造の変形を最小限に抑えることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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