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公開番号
2025014166
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023116457
出願日
2023-07-18
発明の名称
予測保守システム、及び、予測保守方法
出願人
日立チャネルソリューションズ株式会社
代理人
ポレール弁理士法人
主分類
G06Q
10/20 20230101AFI20250123BHJP(計算;計数)
要約
【課題】 障害が発生すると予測された時期に合わせて保守部品の入手を可能とし、いったん確保した保守部品がその後に不要になった際も有効活用する。
【解決手段】 自動取引装置の故障予測を行い、故障が予測された自動取引装置の保守部品につき、その地域の保守拠点に在庫が存在する場合は、その保守部品をその保守拠点にて確保する在庫部品確保処理と、故障が予測された自動取引装置の保守部品につき、その地域の保守拠点に在庫がなく他の保守拠点で使用しない在庫が存在する場合は、他の保守拠点に在庫する保守部品を、その地域の保守拠点に故障予測の期日に入手できるように融通する拠点間融通処理と、故障が予測された自動取引装置の保守部品につき、いずれの地域の保守拠点にも在庫がない場合は、故障予測の期日に入手できるように不足分を発注する発注予約処理とを行うことを特徴とする予測保守システムとした。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
自動取引装置の故障予測を行う故障予測装置と、
複数の地域毎に設けられその地域に設置された前記自動取引装置の保守を行う保守拠点に対して、故障復旧に必要な部品を事前に用意する保守部品管理発注装置と、
を有する、予測保守システムであって、
前記保守部品管理発注装置は、
前記故障が予測された自動取引装置の保守部品につき、その地域の前記保守拠点に在庫が存在する場合は、その保守部品をその保守拠点にて確保する在庫部品確保処理と、
前記故障が予測された自動取引装置の保守部品につき、その地域の前記保守拠点に在庫がなく他の保守拠点で使用しない在庫が存在する場合は、前記他の保守拠点に在庫する保守部品を、前記その地域の保守拠点に前記故障予測の期日に入手できるように融通する拠点間融通処理と、
前記故障が予測された自動取引装置の保守部品につき、いずれの地域の前記保守拠点にも在庫がない場合は、前記故障予測の期日に入手できるように不足分を発注する発注予約処理と、
を行うことを特徴とする、予測保守システム。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の予測保守システムであって、
前記保守部品管理発注装置は、
前記故障が予測された自動取引装置毎に、故障の発生予測日と予測障害種別と予測復旧処理と必要部品・個数と手配状況を管理するATM障害予測管理テーブルと、
前記保守拠点毎の保守部品の在庫が記録された在庫テーブルと、
を有することを特徴とする、予測保守システム。
【請求項3】
請求項2に記載の予測保守システムであって、
前記保守部品毎にその発注納期と拠点間融通納期が記録された部品マスターテーブルを有し、
前記拠点間融通処理、及び、前記発注予約処理は、前記部品マスターテーブルを参照し、前記故障が予測された自動取引装置の故障予測日から逆算して指示することを特徴とする、予測保守システム。
【請求項4】
請求項3に記載の予測保守システムであって、
前記拠点間融通処理は、前記故障が予測された自動取引装置の保守部品が、その地域の保守拠点に在庫せず他の複数の保守拠点で使用しない在庫が存在する場合は、在庫数が最大の保守拠点、又はその保守部品の将来の使用可能性が低い保守拠点、またはその他に同時に融通する保守部品がある保守拠点のいずれかから融通することを特徴とする、予測保守システム。
【請求項5】
請求項4に記載の予測保守システムであって、
前記保守部品管理発注装置は、前記保守拠点毎にその保管倉庫の空き容量が記録された拠点テーブルを有し、
前記部品マスターテーブルは、各部品の梱包サイズが記録されており、
前記拠点間融通処理、及び、前記発注予約処理は、準備する前記保守部品の梱包サイズが前記保管倉庫の空容量未満の場合は、直ちに指示することを特徴とする、予測保守システム。
【請求項6】
自動取引装置の故障予測を行い、複数の地域毎に設けられその地域に設置された前記自動取引装置の保守を行う保守拠点に対して、故障復旧に必要な部品を事前に用意する予測保守方法であって、
前記故障が予測された自動取引装置の保守部品につき、その地域の前記保守拠点に在庫が存在する場合は、その保守部品をその保守拠点にて確保し、
前記故障が予測された自動取引装置の保守部品につき、その地域の前記保守拠点に在庫がなく他の保守拠点で使用しない在庫が存在する場合は、前記他の保守拠点に在庫する保守部品を、前記その地域の保守拠点に前記故障予測の期日に入手できるように融通し、
前記故障が予測された自動取引装置の保守部品につき、いずれの地域の前記保守拠点にも在庫がない場合は、前記故障予測の期日に入手できるように不足分を発注することを特徴とする、予測保守方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動取引装置等の市中の各所で稼働している装置の予測保守に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
現金の入出金や各種取引を行う自動取引装置(ATM)は、市中の各所に配置されて稼働しており、社会インフラの一つとして重要な役割を果たしている。したがって、このような装置に何らかの不具合が生じた場合には、迅速に対処してその機能の停止を、極力、抑えることが重要である。
【0003】
また、将来の起こりうる不具合や故障に備えて、保守用の部品を予め用意しておくことによって、不具合等の発生時に迅速に対応が可能となる。従来、この種の発明としては、例えば特開2018-173793号公報(特許文献1)に記載のものがあった。
【0004】
特許文献1には、製品の障害情報を基にメンテナンス作業の対象製品を特定し、前記メンテナンス作業の対象製品が有する部品の障害の発生を予測し、前記障害の発生が予測された部品に対して前記発生が予測された障害に応じてメンテナンス作業の優先度を決定し、前記障害の発生が予測された部品の入手可能時期と前記優先度とに応じて前記特定された対象製品のメンテナンス作業のスケジュールを調整する処理部を備える情報処理装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-173793号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
AIによる予測技術を用いて、稼働中の装置の現状の稼働情報に基づいて将来の発生しうる異常や故障、及びその時期などを予測し、事前のそのための保守部品を確保しておくことによって、異常発生時には迅速に対処が可能となる。
【0007】
近年はAI等による予測技術の精度が上がってきてはいるものの、保守用部品を事前に確実に確保するためには、より安全側で障害予測を行う必要がある。そのため、そのような安全側での障害予測に基づいて保守部品を確保しておくと、実際には障害がおこらず、確保した部品が不要となることも予想される。
【0008】
特に、直近の予測だけでなく、長期的(数か月先)な予測については、直近の予測に比べて予測精度は下がるため、実際には障害がおこらないケースも増えてくる可能性がある。このような長期予測で障害発生を予測して保守部品を発注したものの、その後の予測で障害発生無しと修正されたような場合は、その保守部品の発注自体をキャンセルしたいケースもある。
また、設置されたATMの保守作業等を管轄する保守拠点では、保守部品を保管する必要があるが、必ずしも保管スペースが十分にあるわけではないので、長期間にわたって保守部品を保管するのは避けたいという事情もある。
したがって、できるだけ障害が発生すると予測された時期に合わせて保守部品を入手できるようにすることが望ましい。また、上述のように障害予測をより安全側で実施すると、実際には障害がおこらず、確保した部品が不要となるケースが増えてくることも予想されるため、確保した部品については有効活用できることが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した課題を解決するため本発明は、自動取引装置の故障予測を行う故障予測装置と、複数の地域毎に設けられその地域に設置された自動取引装置の保守を行う保守拠点に対して、故障復旧に必要な部品を事前に用意する保守部品管理発注装置と、を有し、保守部品管理発注装置は、故障が予測された自動取引装置の保守部品につき、その地域の保守拠点に在庫が存在する場合は、その保守部品をその保守拠点にて確保する在庫部品確保処理と、故障が予測された自動取引装置の保守部品につき、その地域の保守拠点に在庫がなく他の保守拠点で使用しない在庫が存在する場合は、他の保守拠点に在庫する保守部品を、その地域の保守拠点に故障予測の期日に入手できるように融通する拠点間融通処理と、故障が予測された自動取引装置の保守部品につき、いずれの地域の保守拠点にも在庫がない場合は、故障予測の期日に入手できるように不足分を発注する発注予約処理とを行うことを特徴とする予測保守システムとした。
【発明の効果】
【0010】
障害が発生すると予測された時期に合わせて保守部品の入手が可能である。また、いったん確保した保守部品がその後に不要になった際も有効活用ができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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