TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025013966
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-28
出願番号2024187811,2023077280
出願日2024-10-24,2016-05-19
発明の名称情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
出願人株式会社ぐるなび
代理人弁理士法人南青山国際特許事務所
主分類G06Q 50/12 20120101AFI20250121BHJP(計算;計数)
要約【課題】飲食店の売上上位の競合店を精度良く選定し、当該競合店のPOSデータを基に飲食店の経営状況(メニュー)の改善に資する情報を提供する情報処理装置、方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】方法は、飲食物のメニューのカテゴリ情報を含む複数の飲食店情報を記憶し、複数の飲食店から、メニュー毎の単価及び注文数を含むPOSデータを受信し、飲食店情報及びPOSデータを基に、第1の飲食店のメニューとの間でカテゴリについて所定の閾値以上の重複率を有するメニューを提供し、かつ、第1の飲食店よりも大きい単位面積当たりの売上を有する他の飲食店を、第2の飲食店として選定する。方法はまた、第2の飲食店のメニューのうち、第1の飲食店よりも高い注文率を有するカテゴリまたは価格帯を抽出し、抽出したカテゴリ又は価格帯に関する情報を第1の飲食店のPOSシステムへ送信する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
第1の飲食店のPOSデータから、当該第1の飲食店のメニューのうち所定の注文率を有するメニューに関するメニュー情報を抽出し、当該抽出されたメニュー情報を含む、第2の飲食店へ送信するための送信情報を生成する制御手段
を具備し、
前記制御手段は、複数の飲食店のPOSデータを基に、当該複数の飲食店の中から、所定期間において、前記第2の飲食店が有する売れ行きよりも大きい売れ行きを有する他の飲食店を前記第1の飲食店として選択する
情報処理装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記制御手段は、
前記第1の飲食店のPOSデータを基に、前記第1の飲食店のメニューのうち、所定の閾値未満の注文率を有するメニューに関する情報を抽出し、
前記抽出された閾値未満の注文率を有する上記メニューに関する情報を抽出する
情報処理装置。
【請求項3】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記制御手段は、
前記第2の飲食店のPOSデータを基に、メニュー総数に対する各名称、各カテゴリまたは各価格帯のメニュー数を示すメニュー構成率と、前記各名称、各カテゴリまたは各価格帯の前記注文率とを比較し、
前記メニュー構成率に対する前記注文率の比率が第1の閾値以上の名称、カテゴリまたは価格帯が存在する場合に、当該カテゴリまたは価格帯に関する情報を前記送信情報として生成する
情報処理装置。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれかに記載の情報処理装置であって、
前記制御手段は、前記第1の飲食店及び前記第2の飲食店の、1日のうちの複数の時間帯毎のPOSデータを基に、前記第1の飲食店のメニューのうち、前記第2の飲食店の対応するメニューよりも高い注文率を有するメニューに関する情報を、前記時間帯毎に抽出する
情報処理装置。
【請求項5】
第1の飲食店のPOSデータから、当該第1の飲食店のメニューのうち所定の注文率を有するメニューに関するメニュー情報を抽出し、
前記抽出されたメニュー情報を含む、第2の飲食店へ送信するための送信情報を生成し、
複数の飲食店のPOSデータを基に、当該複数の飲食店の中から、所定期間において、前記第2の飲食店が有する売れ行きよりも大きい売れ行きを有する他の飲食店を前記第1の飲食店として選択する
コンピュータが実行する情報処理方法。
【請求項6】
情報処理装置に、
第1の飲食店のPOSデータから、当該第1の飲食店のメニューのうち所定の注文率を有するメニューに関するメニュー情報を抽出するステップと、
前記抽出されたメニュー情報を含む、第2の飲食店へ送信するための送信情報を生成するステップと、
複数の飲食店のPOSデータを基に、当該複数の飲食店の中から、所定期間において、前記第2の飲食店が有する売れ行きよりも大きい単位売れ行きを有する他の飲食店を前記第1の飲食店として選択するステップと
を実行させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、飲食店のPOS(point of sales)システムと通信可能な情報処理装置、当該情報処理装置における情報処理方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、飲食店では、経営管理の効率化の観点からPOSシステムが導入されている。当該POSシステムにより、いつどのような商品が売れたかという点が集計されることで、それを基に飲食店の経営管理がなされている。
【0003】
下記特許文献1には、POSサーバが、飲食店サーバから飲食店毎のPOSデータを取得し、それに基づいてその飲食店及びその飲食店に類似する条件を有する他の飲食店のPOSデータをそれぞれ抽出して比較し、その比較結果を飲食店サーバに送信するシステムが開示されている。当該システムでは、飲食店は、上記送信された比較結果に基づいて、他店舗と比較した自店舗の状態を把握し、経営管理を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-137657号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、エリア、業態、立地条件といった属性に基づいて類似する他の飲食店が抽出されるところ、当該他の飲食店は、エリア、業態、立地条件が類似していたとしても、実際には自身の飲食店の競合店ではない場合もあり得る。その場合、抽出された他の飲食店との間でPOSデータを比較しても、当該飲食店の経営の改善に資さないことになる。
【0006】
また、この技術では他の飲食店との間で席数当たりの売上を比較しているが、それを比較するのみでは、飲食店側はその売上の相違の要因となる事象を判断できず、改善策を講じることができない。
【0007】
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、飲食店の売上上位の競合店を精度良く選定し、当該競合店のPOSデータを基に飲食店の経営状況(メニュー)の改善に資する情報を提供することが可能な情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る情報処理装置は、記憶手段と、通信手段と、制御手段とを有する。上記記憶手段は、複数の飲食店の識別情報と、上記複数の飲食店が提供可能な飲食物のメニューのカテゴリに関するカテゴリ情報を少なくとも含む飲食店情報とを対応付けて記憶する。上記通信手段は、上記複数の飲食店のPOSシステムから、メニュー毎の単価及び注文数を含むPOSデータをそれぞれ受信する。上記制御手段は、上記記憶された飲食店情報及び上記受信されたPOSデータを基に、上記複数の飲食店のうち、第1の飲食店のメニューとの間で、少なくとも上記カテゴリについて所定の閾値以上の重複率を有するメニューを提供し、かつ、上記第1の飲食店の単位面積当たりの売上よりも大きい単位面積当たりの売上を有する他の飲食店を、第2の飲食店として選定する。また上記制御手段は、上記第1の飲食店及び上記第2の飲食店の飲食店情報及びPOSデータを基に、上記第2の飲食店のメニューのうち、上記第1の飲食店の対応するカテゴリまたは価格帯よりも高い注文率を有するカテゴリまたは価格帯を抽出する。さらに上記制御手段は、上記抽出されたカテゴリまたは価格帯に関する情報を上記第1の飲食店のPOSシステムへ送信するように上記通信手段を制御する。
【0009】
これにより情報処理装置は、メニューの重複及び単位面積当たりの売上を基に、ある飲食店よりも売り上げの大きい競合店を選定し、その競合店のPOSデータを基に当該競合店で注文率の高いメニューのカテゴリ/価格帯に関する情報を上記飲食店に提供することで、当該飲食店のメニューの改善を促し、経営状態の改善に資すことができる。すなわち、情報処理装置は、競合関係にある第1の飲食店と第2の飲食店との間で、提供するメニューのカテゴリは全体として重複しているものの、カテゴリ毎または価格帯毎の品揃えが違うことで第2の飲食店の方が売上が大きくなっていることを第1の飲食店に把握させ、それにより、特定のカテゴリまたは価格帯メニューの品揃えを増やす等の改善策を講じさせることができる。ここで情報処理装置は、上記各飲食店の面積情報を上記飲食店情報の一部として記憶していてもよいし、上記第2の飲食店の選定処理の際に外部から上記面積情報を取得してもよい。
【0010】
上記制御手段は、上記第2の飲食店の飲食店情報及びPOSデータを基に、上記第2の飲食店のメニューのうち、所定の閾値未満の注文率を有するカテゴリまたは価格帯を抽出してもよい。さらに制御手段は、上記抽出された閾値未満の注文率を有するカテゴリまたは価格帯に関する情報を上記第1の飲食店のPOSシステムへ送信するように上記通信手段を制御してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社ぐるなび
情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
13日前
株式会社ぐるなび
情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
1か月前
個人
物品
2か月前
個人
情報提示方法
18日前
個人
プログラム
17日前
個人
RFタグ読取装置
1か月前
個人
プログラム
10日前
個人
自動精算システム
2か月前
個人
自動精算システム
26日前
個人
アカウントマップ
11日前
個人
売買システム
1か月前
個人
管理サーバ
1か月前
個人
救急搬送システム
2か月前
個人
発想支援方法及びシステム
21日前
個人
市場受発注システム
24日前
個人
分類処理プログラム及び方法
21日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
個人
学習装置及び推論装置
10日前
キヤノン株式会社
印刷装置
2か月前
個人
VRによる人体各部位の立体化
1か月前
井関農機株式会社
ロボット作業車両
26日前
富士通株式会社
金融システム
18日前
株式会社発明屋
電池指向の構造設計
4日前
個人
生成AIとの常時接続システム
2か月前
株式会社SEKT
文字認識装置
1か月前
個人
コンテンツ開示順位判定システム
2か月前
キヤノン株式会社
印刷管理装置
2か月前
株式会社COLORS
表示装置
2か月前
トヨタ自動車株式会社
管理装置
5日前
キヤノン株式会社
情報処理装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
推定装置
1か月前
個人
未来型家系図構築システム
1か月前
富士通株式会社
プロセッサ
3日前
トヨタ自動車株式会社
表認識装置
1か月前
ローム株式会社
ソース機器
2か月前
続きを見る