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公開番号2025013933
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-28
出願番号2024186617,2019206295
出願日2024-10-23,2019-11-14
発明の名称オムニフォビック化粧品用顔料の製造方法。
出願人コミサリアット エー エナジー アトミック エト アウクス エナジーズ オルタネイティブス(シーイーエー),サントル ナショナル ドゥ ラ ルシェルシュ シアンティフィック,ミヨシ ヨーロッパ エス.エー.エス.
代理人個人,個人,個人
主分類A61K 8/29 20060101AFI20250121BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】コアシェル構造の形態のオムニフォビック化粧品用顔料の製造方法、オムニフォビック化粧品用顔料、化粧品組成物、および皮膚改善方法を提供する。
【解決手段】オムニフォビック化粧品用顔料の製造方法であって、(i)金属酸化物粒子およびポリ(β-(1→4)-D-グルコサミン)を含む酸性水溶液を作製するステップであって、前記ポリ(β-(1→4)-D-グルコサミン)がアセチル化されているか、または部分的にもしくは完全に脱アセチル化されている、ステップ;および(ii)前記ポリ(β-(1→4)-D-グルコサミン)を金属酸化物粒子上に吸着させ、および得られた前記ポリ(β-(1→4)-D-グルコサミン)でコートされた金属酸化物粒子を沈殿させるために、ステップ(i)で得られた溶液のpHを約12まで高めるステップ、を含む方法とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
オムニフォビック化粧品用顔料の製造方法であって、
(i)金属酸化物粒子およびポリ(β-(1→4)-D-グルコサミン)を含む酸性水溶液を作製するステップであって、前記ポリ(β-(1→4)-D-グルコサミン)がアセチル化されているか、または部分的にもしくは完全に脱アセチル化されている、ステップ;および
(ii)前記ポリ(β-(1→4)-D-グルコサミン)を金属酸化物粒子上に吸着させ、および得られた前記ポリ(β-(1→4)-D-グルコサミン)でコートされた金属酸化物粒子を沈殿させるために、ステップ(i)で得られた溶液のpHを約12まで高めるステップ、を含む方法。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記金属酸化物粒子が、酸化チタン、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム、黄酸化鉄、黒酸化鉄、赤色酸化鉄、酸化クロム、水酸化クロム、ウルトラマリン;雲母、絹雲母、カオリン、滑石、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウムまたは粘土などの珪酸塩から選択され、好ましくは酸化チタン粒子である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記金属酸化物粒子が、100nm~100μmの範囲、好ましくは500nm~60μmのサイズを有する、請求項1または請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記ポリ(β-(1→4)-D-グルコサミン)が、完全に脱アセチル化されているか、または脱アセチル化およびアセチル化の両方がなされており;好ましくはキトサンである、請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記ポリ(β-(1→4)-D-グルコサミン)が、約25℃で測定して、10cP~2000cP;好ましくは40cP~800cP;より好ましくは50cP~350cPの範囲の粘度を有する、請求項1~4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記ポリ(β-(1→4)-D-グルコサミン)が、部分的に脱アセチル化され、70%~99%;好ましくは75%~95%;より好ましくは75%~85%の範囲の脱アセチル化度を有する、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記ポリ(β-(1→4)-D-グルコサミン)が、40,000Da~500,000Da;好ましくは100,000Da~300,000Daの範囲の質量平均モル質量(Mw)を有する、請求項1~6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記ポリ(β-(1→4)-D-グルコサミン)の量が、前記ポリ(β-(1→4)-D-グルコサミン)および金属酸化物粒子の総重量に対し、0重量%超~20重量%の範囲;好ましくは1重量%~15重量%の範囲であり;より好ましくは約3重量%または10重量%である、請求項1~7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記酸性の水溶液が、酸;好ましくは有機酸;より好ましくは酢酸を含む、請求項1~8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか1項に記載の方法により得られたオムニフォビック化粧品用顔料。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
発明の分野
本発明は、化粧品分野に関する。特に本発明は、コアシェル構造の形態のオムニフォビック化粧品用顔料に関し、該コアは、ポリ(β-(1→4)-D-グルコサミン)鎖を吸着させた金属酸化物を含むかまたはそれからなり、前記鎖は、アセチル化されているか、部分的にまたは完全に脱アセチル化されている。本発明は、また、前記オムニフォビック化粧品用顔料の製造方法、およびその使用に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
化粧品では、無機顔料が広く使用されている。その理由は、無機顔料が種々の特性を製品にもたらすことによる。
【0003】
無機化粧品用顔料は、主に、二酸化チタン(TiO

)、酸化鉄(例えば、Fe



)またはヒドロキシル化ケイ酸マグネシウムなどの酸化物である。
【0004】
顔料が何であれ、消費者は、自分の皮膚上への顔料の最適保持を求めている。しかし、皮膚は複雑な臓器であり、皮脂(脂質媒体と同等)および汗(水性媒体と同等)の両方を分泌する。
【0005】
従って、消費者の皮膚上に顔料の保持を長く持続するために最適化された化粧品用顔料を提供する必要性がまだ存在する。特に、オムニフォビック化粧品用顔料、すなわち、皮脂および汗の液体が顔料上に広がらないという意味で、皮脂および汗の両方に耐え得るヒトの皮膚に好適する顔料を提供する必要性がある。
【0006】
ペルフルオロオクタン酸(PFOA)などのフッ素化物で金属酸化物粒子の表面を改質することによるいくつかの試みが行われてきた。しかし、最近の研究は、フッ素化物による癌発症のリスクの増大、および環境に対する悪い影響を明確に示している。
【0007】
このように、上述のようなフッ素化分子を回避しながら、オムニフォビック化粧品用顔料を提供することに対する差し迫った必要性がある。
【0008】
意外にも、出願者は、部分的にまたは完全にN-アセチル化したポリ(β-(1→4)-D-グルコサミン)鎖を吸着させた金属酸化物コアを含む化粧品用顔料がオムニフォビック特性を有することを立証した。本発明の化粧品用顔料は、反応媒体のpHの急激な変更による沈殿ステップを含む特殊な方法により製造される。
【発明の概要】
【0009】
本発明は、オムニフォビック化粧品用顔料の製造方法に関し、前記方法は、
(i)金属酸化物粒子およびポリ(β-(1→4)-D-グルコサミン)を含む酸性水溶液を作製するステップであって、前記ポリ(β-(1→4)-D-グルコサミン)がアセチル化されているか、または部分的にもしくは完全に脱アセチル化されている、ステップ;および
(ii)前記ポリ(β-(1→4)-D-グルコサミン)を金属酸化物粒子上に吸着させ、および得られた前記ポリ(β-(1→4)-D-グルコサミン)でコートされた金属酸化物粒子を沈殿させるために、ステップ(i)で得られた溶液のpHを約12まで高めるステップ、を含む。
【0010】
一実施形態では、金属酸化物粒子は、酸化チタン、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム、黄酸化鉄、黒酸化鉄、赤色酸化鉄、酸化クロム、水酸化クロム、ウルトラマリン;雲母、絹雲母、カオリン、滑石、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウムまたは粘土などの珪酸塩から選択され;好ましくはチタン酸化物粒子である。
(【0011】以降は省略されています)

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