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公開番号
2025013546
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2024194614,2023076256
出願日
2024-11-06,2015-04-06
発明の名称
車両用シート
出願人
テイ・エス テック株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A47C
7/74 20060101AFI20250117BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】シートヒータを取り付けても着座者に違和感を与えることのないシートヒータ付きの車両用シートを提供する。
【解決手段】車両用シートSは、クッション材2bと表皮材2cの間にシートヒータ40を備えており、クッション材2bの左右外側にあるクッションサイド部21には、シートヒータ40を収納させるための収納凹部24が形成されている。収納凹部24は、シート幅方向においてクッションサイド部21がクッションフレーム2aと当接している範囲内に配置され、かつ、シート幅方向において当該範囲の外側の端部分よりも内側に位置するように配置されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
骨格となるフレームにクッション材を載置して表皮材で被覆されて構成され、前記クッション材と前記表皮材の間にシートヒータを備えた車両用シートであって、
該クッション材は、シート幅方向の中央部分にあるクッション本体部と、該クッション本体部の左右外側にあるクッションサイド部と、を有し、
該クッションサイド部には、前記シートヒータを収納させるための収納凹部が形成され、
該収納凹部は、シート幅方向において前記クッション材が前記フレームと当接している範囲内に配置され、かつ、シート幅方向において前記範囲の外側の端部分よりも内側に位置するように配置されていることを特徴とする車両用シート。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記フレームは、シート幅方向の側方に配置される左右のサイドフレーム部を有し、
前記収納凹部は、前記サイドフレーム部のうち、前記クッション材側に最も突出している部分と重なる位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
【請求項3】
前記クッションサイド部は、シート幅方向の外側に向かうに従って前記表皮材側に突出するように形成され、
前記収納凹部は、前記クッションサイド部のうち、前記表皮材側に最も突出している部分よりもシート幅方向の内側に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用シート。
【請求項4】
前記シートヒータは、
シート状のシート基材と、該シート基材に取り付けられるヒータ線と、を備え、
該ヒータ線が前記収納凹部から張り出さないように設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両用シート。
【請求項5】
前記フレームは、シート幅方向の側方に配置される左右のサイドフレーム部を有し、
前記ヒータ線は、シート幅方向において前記サイドフレーム部の外側の端部分よりも内側に位置するように配置されていることを特徴とする請求項4に記載の車両用シート。
【請求項6】
前記収納凹部は、シート幅方向において両端部分から中央部分に向かうに従って深くなるように形成され、
前記ヒータ線が前記収納凹部において前記中央部分側の位置に配置されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の車両用シート。
【請求項7】
シートクッションとシートバックが連結される連結部分を備え、
前記収納凹部は、前記クッションサイド部のシート幅方向とは直交する延出方向に沿って延びるように形成され、かつ、前記延出方向において前記連結部分から離れるに従って幅広となるように形成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の車両用シート。
【請求項8】
前記収納凹部は、左右の前記クッションサイド部に設けられ、前記クッション本体部に対して左右対称となるように形成されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の車両用シート。
【請求項9】
前記シートヒータは、前記収納凹部の表面上に接着されて取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の車両用シート。
【請求項10】
前記シートヒータは、前記クッション本体部に配置される中央ヒータ部と、前記クッションサイド部に配置されるサイドヒータ部と、を有し、
前記中央ヒータ部には、前記クッション本体部の所定位置に配置するための位置決め部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の車両用シート。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シートに係り、特に、シートヒータを備えた車両用シートに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、シート本体にシート状のシートヒータを取り付けることで、着座者の快適性を向上させた車両用シートが知られている。
このような車両用シートの一例として、骨格となるフレームにクッション材を載置して表皮材で被覆して構成されるシート本体を備え、クッション材と表皮材の間にシートヒータが取り付けられているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載のシートヒータ付き車両用シートでは、シートヒータが、シート基材と、シート基材上に取り付けられ、電線と接続されているヒータ線と、ヒータ線の温度を調整するサーモスタットと、から主に構成されている。シートヒータは、シートバック及びシートクッションにそれぞれ取り付けられている。
また、ヒータ線は、互いに並列状態で配置される第1ヒータ線及び第2ヒータ線を有し、例えば、第1ヒータ線は、シートバックの本体部分に配置され、第2ヒータ線は、シートバックの両サイドにあるボルスター部分に配置されている。
【0004】
上記構成により、サーモスタットが作動しているときには、第1ヒータ線のみを通電させ、サーモスタットが停止しているときには第1ヒータ及び第2ヒータ線を通電させることができる。
また、左右のボルスター部分にある第2ヒータ線が、外部からの衝撃等によって変形してしまった場合にも、シートバックの本体部分にある第1ヒータ線はヒータ機能を有するため、シートバック全体のヒータ機能が失われることがない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2007/097445号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、特許文献1のようなシートヒータ付き車両用シートでは、シートヒータがクッション材と表皮材の間に取り付けられるため、シートバックやシートクッションの着座面に凹凸が発生してしまい、着座者に違和感を与える虞があった。
一般に、シートバックやシートクッションのシート幅方向の中央部分については、着座者の着座感を良好にすべく、表皮材の裏面に綿状のワディング材が取り付けられているが、サイドボルスター部分については、比較的薄いワディング材が取り付けられているか、そもそもワディング材が取り付けられていない場合が多い。
そのため、特にサイドボルスター部分については、シートヒータの設置の影響によって着座者に違和感を与える虞があった。
【0007】
また、特許文献1のようなシートヒータ付き車両用シートでは、シート基材上において複数の電線、複数のヒータ線、サーモスタットが少なくとも取り付けられているため、外部からの衝撃によって電線部分や、電線とヒータ線の接続部分が変形してしまった場合には、ヒータ機能を十分に維持できない虞があった。
さらに、サーモスタットが外部からの衝撃によってその機能を失ってしまうと、シートヒータの温度調整ができなくなる虞があった。
【0008】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、シートヒータを取り付けても着座者に違和感を与えることのないシートヒータ付きの車両用シートを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、特にサイドボルスター部分について、着座者に違和感を与えることのないシートヒータ付きの車両用シートを提供することにある。
また本発明の他の目的は、例えば外部から衝撃が加わった場合にも、シートヒータの変形を抑制し、ヒータ機能を十分に維持することが可能なシートヒータ付きの車両用シートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題は、本発明の車両用シートによれば、骨格となるフレームにクッション材を載置して表皮材で被覆されて構成され、前記クッション材と前記表皮材の間にシートヒータを備えた車両用シートであって、該クッション材は、シート幅方向の中央部分にあるクッション本体部と、該クッション本体部の左右外側にあるクッションサイド部と、を有し、該クッションサイド部には、前記シートヒータを収納させるための収納凹部が形成され、該収納凹部は、シート幅方向において前記クッション材が前記フレームと当接している範囲内に配置され、かつ、シート幅方向において前記範囲の外側の端部分よりも内側に位置するように配置されていること、により解決される。
上記のように、クッションサイド部には、シートヒータを収納させるための収納凹部が形成されているため、シートの着座面に凹凸が発生することがなく、着座者に違和感を与えることがないシートヒータ付き車両用シートを実現できる。
特に、クッションサイド部においては、一般に表皮材の裏面に対して薄いワディング材が取り付けられるか、そもそもワディング材が取り付けられていないことが多く、シートヒータ設置による着座感の影響が大きくなるため、本発明の効果が際立つようになる。
また、上記のように、収納凹部は、シート幅方向においてクッション材がフレームと当接している範囲内に配置され、かつ、シート幅方向において前記範囲の外側の端部分よりも内側に位置するように配置されているため、収納凹部が形成された部分がフレームに好適に支持され、当該部分における過度な弾性変形が抑制される。その結果、シートヒータの変形が抑制され、ヒータ機能を好適に維持することができる。
【0010】
このとき、前記フレームは、シート幅方向の側方に配置される左右のサイドフレーム部を有し、前記収納凹部は、前記サイドフレーム部のうち、前記クッション材側に最も突出している部分と重なる位置に配置されていると良い。
上記構成により、クッション材において収納凹部が形成された部分が、サイドフレーム部の支持剛性が高い部分によって一層好適に支持される。
(【0011】以降は省略されています)
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