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公開番号2025013290
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2024111917
出願日2024-07-11
発明の名称衛生用紙
出願人王子ホールディングス株式会社
代理人個人,個人
主分類A47K 10/16 20060101AFI20250117BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】衛生用紙の嵩高さや吸水性をより向上させる。
【解決手段】衛生用紙10は、一定方向に沿ってクレープ11が形成されている。また、衛生用紙10は、この一定方向に間隔をあけて、一定方向に対して交差する方向に沿って延びる複数の凸部12を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
一定方向に沿ってクレープが形成された衛生用紙であって、
前記一定方向に間隔をあけて、前記一定方向に対して交差する方向に沿って延びる複数の凸部を有する
衛生用紙。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記複数の凸部は、前記一定方向における1cm幅当たり6~25本形成されている
請求項1に記載の衛生用紙。
【請求項3】
前記衛生用紙の紙厚に対する前記凸部の高さは30%以上である
請求項1に記載の衛生用紙。
【請求項4】
前記衛生用紙の坪量[g/m

]を1とした場合に、前記衛生用紙の紙厚[μm]が5以上である
請求項1に記載の衛生用紙。
【請求項5】
前記衛生用紙の密度が0.19[g/cm

]以下である
請求項1に記載の衛生用紙。
【請求項6】
前記衛生用紙(10cm角)の浸漬法による吸水性が90[g/m

]以上である
請求項1に記載の衛生用紙。
【請求項7】
2層以上の衛生用紙を備えた衛生用紙製品であって、
前記2層以上の衛生用紙のうちの少なくとも1層が請求項1~6のいずれかに記載の衛生用紙である
衛生用紙製品。
【請求項8】
前記衛生用紙製品(10cm角)の浸漬法による吸水性が190[g/m

]以上である
請求項7に記載の衛生用紙製品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ペーパータオルやキッチンペーパー、トイレットペーパー等の衛生用紙に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
ペーパータオルやキッチンペーパー、トイレットペーパー等の衛生用紙は、一般的に単位面積あたりの嵩を高くし、吸水性を向上させることが求められる。そのためには、衛生用紙の製造過程において、原紙に微小なクレープ(皺)を形成して、衛生用紙の表面に細かい凹凸を形成することが有効であるとされている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-153481号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、クレープの形成によって衛生用紙の嵩を大きくし吸水性を向上させるには限界がある。特に、ペーパータオルやキッチンペーパーのように坪量が大きい衛生用紙では、クレープを形成することによる嵩高さや吸水性の向上効果は相対的に小さくなる。
【0005】
そこで、本発明は、衛生用紙の嵩高さや吸水性をより向上させることのできる技術を提供することを主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の側面は、衛生用紙10に関する。本発明に係る衛生用紙の例はペーパータオルやキッチンペーパーであるが、これに限定されずトイレットペーパーやティッシュペーパーにも適用することができる。本発明に係る衛生用紙10は、一定方向に沿ってクレープ11が形成されている。クレープとは、衛生用紙10に形成された多数の細かい波状の皺である。一般的に、クレープは衛生用紙の製造工程においてその原紙を抄紙機の機械方向(MD:Machine Direction)に圧縮することにより形成できる。このため、クレープは、抄紙機の機械方向(MD)に対する直交方向(CD:Cross Direction)に沿って延在することとなる。また、本発明に係る衛生用紙10は、複数の凸部12を有する。凸部12は、前記の一定方向に間隔をあけて、この一定方向に対して交差する方向に沿って延在する連続的な筋状の部位である。ここにいう「一定方向」が抄紙機の機械方向(MD)に対応する方向である場合、「交差する方向」は抄紙機の直交方向(CD)に対応する方向であることが好ましい。具体的には、クレープ11の延在方向が抄紙機の機械方向(MD)である場合、凸部12の延在方向はこの機械方向に対する直交方向(CD)となる。ただし、「交差する方向」は、抄紙機の機械方向(MD)に対して厳密に直交する方向(90度)である必要はなく、80~100度の略直交する方向であればよい。このように、衛生用紙10に、クレープ11に加えて複数の凸部12を形成することで、衛生用紙10の嵩を大きくしその吸水性を向上させることができる。また、連続的な筋状の凸部12を形成することで、液が凸部12の間の凹部(溝)に沿って拡散するため凹凸による表面積のアップと溝による液拡散の効果で吸収速度を向上させることができる。
【0007】
本発明に係る衛生用紙10において、凸部12は前記の一定方向における1cm幅当たり6~25本形成されていることが好ましい。換言すると、凸部12は0.4~1.6mm間隔で形成されていればよい。
【0008】
本発明に係る衛生用紙10において、紙厚(100%)に対する凸部12の高さは30%以上であることが好ましい。なお、凸部12の高さとは、凸部12形成されていない部位(すなわち凹部13)から凸部12の頂点までの高さを意味する。
【0009】
本発明に係る衛生用紙10において、衛生用紙10の坪量[g/m

]を1とした場合に、衛生用紙10の紙厚[μm]は5以上であることが好ましく、7以上であることが特に好ましい。衛生用紙10の坪量が大きい場合にはその紙厚も厚くなる傾向にあるが、本発明のように衛生用紙10に複数の凸部12を形成することで、坪量に対する紙厚をより厚くすることができる。
【0010】
本発明に係る衛生用紙10において、衛生用紙の密度は0.19[g/cm

]以下であることが好ましい。本発明のように衛生用紙10に複数の凸部12を形成することで、衛生用紙10の密度を低くすることができる。その結果、衛生用紙10の吸水性が向上する。
(【0011】以降は省略されています)

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