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公開番号2025012901
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023116079
出願日2023-07-14
発明の名称電力供給用モジュール
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60K 1/04 20190101AFI20250117BHJP(車両一般)
要約【課題】配策材の長さの短縮を図ることができる電力供給用モジュールを提供する。
【解決手段】一実施形態の電力供給用モジュールは、モジュール基体と、電力変換部と、第1コネクタと、第2コネクタとを備える。前記モジュール基体は、車両の床下に配置される。前記電力変換部は、前記モジュール基体に支持され、バッテリから供給される電力を変換する。前記第1コネクタは、前記モジュール基体に支持され、前記電力変換部から出力される第1電力を前記車両の第1負荷部に供給する第1配策材が接続可能である。前記第2コネクタは、前記モジュール基体に支持され、前記電力変換部から出力される第2電力を前記車両の第2負荷部に供給する第2配策材が接続可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
車両の床下に配置されるモジュール基体と、
前記モジュール基体に支持され、バッテリから供給される電力を変換する電力変換部と、
前記モジュール基体に支持され、前記電力変換部から出力される第１電力を前記車両の第１負荷部に供給する第１配策材が接続可能な第１コネクタと、
前記モジュール基体に支持され、前記電力変換部から出力される第２電力を前記車両の第２負荷部に供給する第２配策材が接続可能な第２コネクタと、
を備えた電力供給用モジュール。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
前記モジュール基体は、前記車両の床下に配置される収容体を含み、
前記バッテリおよび前記電力変換部は、前記収容体に収容され、
前記第１コネクタおよび前記第２コネクタは、前記収容体に支持された、
請求項１に記載の電力供給用モジュール。
【請求項３】
前記電力変換部は、前記バッテリから供給される電力を、直流電力である前記第１電力に変換する第１電力変換装置と、前記バッテリから供給される電力を、交流電力である前記第２電力に変換する第２電力変換装置とを有し、
前記第１コネクタは、前記直流電力に対応したコネクタであり、
前記第２コネクタは、前記交流電力に対応したコネクタである、
請求項１または請求項２に記載の電力供給用モジュール。
【請求項４】
前記モジュール基体は、前記車両を上方から見た場合に、前記車両の前後方向の中心と前記車両の前端との間に配置される前端部と、前記車両の前後方向の中心と前記車両の後端との間に配置される後端部とを有し、
前記第１コネクタは、前記前端部に配置され、
前記第２コネクタは、前記後端部に配置された、
請求項１または請求項２に記載の電力供給用モジュール。
【請求項５】
前記モジュール基体は、前記車両を上方から見た場合に、前記車両の幅方向の中心と前記車両の左端との間に配置される左端部と、前記車両の幅方向の中心と前記車両の右端との間に配置される右端部とを有し、
前記第１コネクタは、前記左端部に配置され、
前記第２コネクタは、前記右端部に配置された、
請求項１または請求項２に記載の電力供給用モジュール。
【請求項６】
前記バッテリである第１バッテリと、
前記第１バッテリよりも供給電圧が低い第２バッテリと、
をさらに備え、
前記第１バッテリおよび前記第２バッテリは、前記モジュール基体に支持された、
請求項１または請求項２に記載の電力供給用モジュール。
【請求項７】
前記モジュール基体に支持され、前記電力変換部から出力された電力を分配する電力分配部をさらに備え、
前記第１負荷部は、複数の負荷を含み、
前記第１コネクタは、前記電力分配部により分配された電力を前記複数の負荷に供給する前記第１配策材が接続可能である、
請求項１または請求項２に記載の電力供給用モジュール。
【請求項８】
車両の床下に配置されるモジュール基体と、
前記モジュール基体に支持され、バッテリから供給される電力を変換する電力変換部と、
前記モジュール基体に支持され、前記電力変換部から出力された電力を分配する電力分配部と、
前記モジュール基体に支持され、前記電力分配部により分配された電力を前記車両の複数の負荷に供給する配策材が接続可能なコネクタと、
を備えた電力供給用モジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明の実施形態は、電力供給用モジュールに関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
バッテリと電気接続箱とを有した車両用電源システムが知られている。上記車両用電源システムでは、バッテリからの電力が車両の前部に配置された電気接続箱を介して車両内の複数の負荷に分配される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１８－０６５４８５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところで、車両用の電力供給システムは、バッテリから供給される電力を変換する電力変換部を有する。このような電力変換部が車両の前部または後部に配置される場合、車両に設けられる配策材が長くなる場合がある。
【０００５】
本発明の一実施形態は、配策材の長さの短縮を図ることができる電力供給用モジュールを提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の一実施形態の電力供給用モジュールは、モジュール基体と、電力変換部と、第１コネクタと、第２コネクタとを備える。前記モジュール基体は、車両の床下に配置される。前記電力変換部は、前記モジュール基体に支持され、バッテリから供給される電力を変換する。前記第１コネクタは、前記モジュール基体に支持され、前記電力変換部から出力される第１電力を前記車両の第１負荷部に供給する第１配策材が接続可能である。前記第２コネクタは、前記モジュール基体に支持され、前記電力変換部から出力される第２電力を前記車両の第２負荷部に供給する第２配策材が接続可能である。
【発明の効果】
【０００７】
本発明の一実施形態の電力供給用モジュールによれば、配策材の長さの短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
第１実施形態の電力供給システムの構成を示す図。
第１実施形態の電力供給用モジュールを説明するための側面図。
第１実施形態の電力供給用モジュールの電気的構成を示すブロック図。
第１実施形態の電力分配ユニットの細部を説明するためのブロック図。
第１実施形態の電力供給用モジュール内の配置例を示す断面図。
第１実施形態の電力供給用モジュール内の配置例を示す断面図。
第１実施形態の電力変換部およびコネクタを説明するための斜視図。
第２実施形態の電力供給用モジュール内の配置例を示す断面図。
第３実施形態の電力供給用モジュールを説明するための側面図。
第４実施形態の電力供給用モジュールを説明するための側面図。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それら構成の重複する説明は省略する場合がある。また、区別のための英字を末尾に伴う参照符号は、互いに区別されなくてもよい場合、末尾の英字が省略される場合がある。
【００１０】
本出願において、用語は以下のように定義される。「接続」とは、機械的な接続に限定されず、電気的な接続を含み得る。すなわち「接続」とは、接続対象である２つの要素が直接に接続される場合に限定されず、接続対象である２つの要素が別の要素を間に介在させて接続される場合を含み得る。「支持される」とは、直接に接することで支持される場合に限定されず、別の要素を間に介在させて支持される場合を含み得る。「高電圧」または「高圧」とは、４８Ｖ以上の電圧を意味する。「低電圧」または「低圧」とは、４８Ｖ未満の電圧を意味する。また本出願では、車両の進行方向を基準に前後左右を定義する。
（【００１１】以降は省略されています）

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