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公開番号2025012755
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023115830
出願日2023-07-14
発明の名称装置
出願人株式会社エンプラス
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類F24F 13/20 20060101AFI20250117BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】気流発生部を有する装置において、発光装置を配置しても気流が乱れることを抑制できる装置を提供すること。
【解決手段】気流を発生させるための気流発生部と、前記気流発生部から発生した前記気流があたり、前記気流の流れを調整するための気流調整部と、前記気流調整部で調整された気流が流出される流出口と、前記気流調整部の少なくとも一部で調整されて前記流出口へ向かう気流の通り道の一部に開口する凹部と、前記気流発生部の少なくとも一部および前記気流調整部の少なくとも一部に光を照射するための発光装置と、を有し、前記発光装置は、光源と、前記光源からの光の配光を制御するための光束制御部材とを有し、かつ前記凹部内に配置されている、装置。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
気流を発生させるための気流発生部と、
前記気流発生部から発生した前記気流があたり、前記気流の流れを調整するための気流調整部と、
前記気流調整部で調整された前記気流が流出される流出口と、
前記気流調整部の少なくとも一部で調整されて前記流出口へ向かう前記気流の通り道の一部に開口する凹部と、
前記気流発生部の少なくとも一部および前記気流調整部の少なくとも一部に光を照射するための発光装置と、
を有し、
前記発光装置は、光源と、前記光源からの光の配光を制御するための光束制御部材とを有し、かつ前記凹部内に配置されている、
装置。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記光源は紫外線を出射する、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記発光装置による照射領域は、長手方向および短手方向を有する、請求項1または2に記載の装置。
【請求項4】
前記光束制御部材は、円対称軸および回転対称軸を有さない、請求項1または2に記載の装置。
【請求項5】
前記光束制御部材は、対称面を有する、請求項1または2に記載の装置。
【請求項6】
前記光束制御部材は、前記光源から出射された光が入射する入射面と、前記入射面から入射した光が出射される出射面とを有し、
前記光源から出射され、前記入射面および前記出射面を通って前記気流発生部に到達する光線を第1光線、前記光源から出射され、前記入射面および前記出射面を通って前記気流調整部に到達する光線を第2光線としたとき、
前記入射面のうち前記第1光線が通る第1光線用入射面と、前記入射面のうち前記第2光線が通る第2光線用入射面との形状が異なるか、または、
前記出射面のうち前記第1光線が通る第1光線用出射面と、前記出射面のうち前記第2光線が通る第2光線用出射面との形状が異なる、請求項1または2に記載の装置。
【請求項7】
前記光源の光軸と直交する方向を第1の方向、前記光軸および前記第1の方向と直交する方向を第2の方向とした時、
前記発光装置による照射領域は、前記第2の方向よりも前記第1の方向に広い、
請求項1または2に記載の装置。
【請求項8】
前記光束制御部材は、シリコーン製である、請求項1または2に記載の装置。
【請求項9】
前記発光装置の高さと、前記凹部の深さとを比べたときに、前記凹部の深さの方が大きい、請求項1または2に記載の装置。
【請求項10】
前記凹部は、前記凹部の底面から離れるにつれて、前記光源の光軸から遠ざかるように傾斜する傾斜面を有する、請求項1または2に記載の装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、気流発生部および気流調整部を有する装置に関する。
続きを表示(約 4,000 文字)【背景技術】
【0002】
エアコン、空気清浄器、加湿器などの気流を発生させることができる装置が知られている。図1Aはエアコン10の斜視図であり、図1Bはエアコン10の内部を示す図である。図1Bに示されるように、エアコンは、気流を発生させる(送風させる)ためのファン11と、ファン11からの送風を調整するための仕切りケーシング12などを有する。たとえば、特許文献1はこのようなエアコン(空気調和機)を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-064524号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
気流を発生させることができる装置に光を照射させたい場合がある。たとえば、上記の様なエアコン10はその内部にカビが発生しやすいため、その内部に紫外線を照射することができればカビの発生を抑制することができると考えられる。
ここでエアコン10の内部においては、図1Bに示されるようにファン11と、仕切りケーシング12とが存在し、ファン11からの送風があたり、仕切りケーシング12が送風を方向づける。また、エアコン10には、送風の出口である流出口13が存在する。ここで、このファン11および仕切りケーシング12はカビが発生しやすい。そこで、流出口13へ向かう送風の通り道に紫外線を照射することができる発光装置を取り付けて、ファン11および仕切りケーシング12に紫外線を照射することが考えられる。
しかし、送風の通り道に、発光装置を取り付けると送風が乱れる可能性がある。
【0005】
本発明の目的は、気流発生部および気流調整部を有する装置であって、発光装置を配置しても気流が乱れることを抑制できる装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は以下の装置に関する。
[1] 気流を発生させるための気流発生部と、前記気流発生部から発生した前記気流があたり、前記気流の流れを調整するための気流調整部と、前記気流調整部で調整された前記気流が流出される流出口と、前記気流調整部の少なくとも一部で調整されて前記流出口へ向かう前記気流の通り道の一部に開口する凹部と、前記気流発生部の少なくとも一部および前記気流調整部の少なくとも一部に光を照射するための発光装置と、を有し、前記発光装置は、光源と、前記光源からの光の配光を制御するための光束制御部材とを有し、かつ前記凹部内に配置されている、装置。
[2] 前記光源は紫外線を出射する、[1]に記載の装置。
[3] 前記発光装置による照射領域は、長手方向および短手方向を有する、[1]または[2]に記載の装置。
[4] 前記光束制御部材は、円対称軸および回転対称軸を有さない、[1]~[3]のいずれか一項に記載の装置。
[5] 前記光束制御部材は、対称面を有する、[1]~[4]のいずれか一項に記載の装置。
[6] 前記光束制御部材は、前記光源から出射された光が入射する入射面と、前記入射面から入射した光が出射される出射面とを有し、前記光源から出射され、前記入射面および前記出射面を通って前記気流発生部に到達する光線を第1光線、前記光源から出射され、前記入射面および前記出射面を通って前記気流調整部に到達する光線を第2光線としたとき、前記入射面のうち前記第1光線が通る第1光線用入射面と、前記入射面のうち前記第2光線が通る第2光線用入射面との形状が異なるか、または、前記出射面のうち前記第1光線が通る第1光線用出射面と、前記出射面のうち前記第2光線が通る第2光線用出射面との形状が異なる、[1]~[5]のいずれか一項に記載の装置。
[7] 前記光源の光軸と直交する方向を第1の方向、前記光軸および前記第1の方向と直交する方向を第2の方向とした時、前記発光装置による照射領域は、前記第2の方向よりも前記第1の方向に広い、[1]~[6]のいずれか一項に記載の装置。
[8] 前記光束制御部材は、シリコーン製である、[1]~[7]のいずれか一項に記載の装置。
[9] 前記発光装置の高さと、前記凹部の深さとを比べたときに、前記凹部の深さの方が大きい、[1]~[8]のいずれか一項に記載の装置。
[10] 前記凹部は、前記凹部の底面から離れるにつれて、前記光源の光軸から遠ざかるように傾斜する傾斜面を有する、[1]~[9]のいずれか一項に記載の装置。
[11] 前記光源の光軸と直交し、前記気流調整部の長手方向と平行な方向を第1の方向、前記光軸および前記第1の方向と直交する方向を第2の方向としたとき、前記発光装置による照射領域は、前記第2の方向よりも前記第1の方向に広く、前記光源の発光中心から前記第1の方向に延びる線をL1としたときに、前記光源の前記光軸および前記L1を含む断面、または当該断面への投影図において、前記傾斜面と前記L1との交点をXとし、前記Xを通り、前記傾斜面に垂直な垂線をL2とし、前記光が照射される前記気流発生部および前記気流調整部のうち、前記第1の方向において短い方の前記第1の方向の端をYとし、前記Yと前記Xとを結ぶ線をL3としたときに、前記L1と前記L2とがなす角度θ1は、前記L2と前記L3とがなす角度θ2以下である、[10]に記載の装置。
[12] 前記光源の光軸と直交する方向を第1の方向、前記光軸および前記第1の方向と直交する方向を第2の方向としたとき、前記発光装置による照射領域は、前記第2の方向よりも前記第1の方向に広い装置であって、前記光源の前記光軸および前記第2の方向を含む断面において、前記光源の前記光軸から一方の前記第2の方向に延び、前記傾斜面と交わる線をL1’とし、前記傾斜面と前記L1’との交点をX’とし、前記X’を通り、前記傾斜面に垂直な垂線をL2’とし、前記X’から延び、前記気流調整部の光軸側の面に対して最大角度で交わる線をL3’としたときに、前記L1’と前記L2’とがなす角度θ1’は、前記L2’と前記L3’とがなす角度θ2’以下であり、前記光源の前記光軸から他方の第2の方向に延び、前記傾斜面と交わる線をL1’’とし、前記L1’’と前記傾斜面との交点をX’’とし、前記X’’を通り、前記傾斜面に垂直な垂線をL2’’とし、前記X’’から延び、前記気流発生部に対して最大角度で交わる線をL3’’としたときに、前記L1’’と前記L2’’とが成す角度θ1’’は、前記L2’’と前記L3’’とがなす角度θ2’’以下である、[10]または[11]に記載の装置。
[13] 前記光源の光軸OAを含む断面において、前記光源の発光中心をOとし、前記Oから延び、前記気流調整部の前記光軸側の面に対して最大角度で交わる線をL4とし、前記Oから延び、前記気流発生部に対して最大角度で交わる線をL5とし、前記L4と前記L5とがなす角をβとし、前記βの2分線をL6としたときに、
前記光源は、前記光軸OAが前記L6に対して前記気流発生部側に5°以内になるように配置される、[1]~[12]のいずれか一項に記載の装置。
[14] 空調機器である、[1]~[13]のいずれか一項に記載の装置。
[15] 前記凹部は、前記気流発生部において前記気流発生部の端部から離間して配置されているか、または、前記気流調整部において前記気流調整部の端部から離間して配置されている、[1]~[14]のいずれか一項に記載の装置。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、発光装置を配置しても気流が乱れることを抑制できる、気流発生部および気流調整部を有する装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1Aは、従来のエアコンの斜視図であり、図1Bは、従来のエアコンの内部を示す図である。
図2A、Bは、本発明の実施の形態に係る装置における発光装置の配置を示す図であり、図2Cは、本発明の実施の形態に係る装置の斜視図を示す。
図3A、Bは、本発明の実施の形態に係る装置が有する発光装置の配光を示す図である。
図4A、Bは、凹部と、発光装置の配光と、の関係を示す図である。
図5A、Bは、凹部の傾斜面と、発光装置の配光と、の関係を示す図である。
図6は、気流発生部および気流調整部と、光源の光軸と、の関係を示す図である。
図7A~Fは、光束制御部材を示す図である。
図8は、好ましい配光の概略を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明に係る装置は、気流発生部と、気流調整部と、凹部と、凹部に配置された発光装置とを有する限り特に制限されない。このような装置の例には、空調機器、空気清浄器、加湿空気清浄機、加湿器、除湿機などが含まれる。また、加湿器には空調用加湿器や、美容用加湿器(例えば、美顔スチーマー)などが含まれ得る。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0010】
[実施の形態]
実施の形態1に係る装置は、空調機器の一例であるエアコンである。エアコンは、調温機能を有すればよく、ヒートポンプで調温する機能を有することが好ましい。以下、図2A、Bを参照しつつエアコンについて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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