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公開番号2025012712
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023115765
出願日2023-07-14
発明の名称緩衝機能付き包装用箱
出願人朝日印刷株式会社
代理人個人
主分類B65D 5/50 20060101AFI20250117BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】蓋部を開いた時に収容物が誤って抜け落ちる事故を確実に防止することができ、シンプルで組み立てやすい緩衝機能付き包装用箱を提供する。
【解決手段】緩衝機能付き包装用箱10は、側板部S1~S4から成る筒状体TSと、その蓋側端部TS(h)及び底側端部TS(s)を各々閉鎖する蓋部HB及び底部SBを備える。収容物12を、側板部S1~S4の全部に接触しないように緩衝的に支持する側面緩衝機構SMKを備える。長手方向の両端部が支持されて蓋側端部TS(h)の中を横切る収容物係止板14を備え、収容物係止板14と底部SBとの間が収容空間SKとなる。収容物係止板14は、第一の位置から第二の位置に移動する。第一の位置は、収容空間SKの中の収容物12が蓋部HBの方向に移動した時に、幅方向の一端面で収容物12の天面を係止できる位置である。第二の位置は、収容物12の、収容空間SKへの出し入れを妨げない位置である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
可撓性を有した基材から成る一枚の箱体形成片から立体的に組み立てられた包装用箱であって、
4つの側板部が順に連続している四角形の筒状体と、前記筒状体の、収容物が出し入れされる一端部である蓋側端部を開閉可能に閉鎖する蓋部と、前記筒状体の他端部である底側端部を閉鎖する底部と、前記筒状体の内側に設置され、前記筒状体の中の前記収容物を緩衝的に支持する側面緩衝機構と、前記筒状体の前記蓋側端部の内側に設置された収容物係止板とを備え、前記収容物係止板はその長手方向の両端部又は一端部が支持されて前記蓋側端部の中を横切り、前記収容物係止板と前記底部との間に、前記収容物を収容する収容空間が形成されており、
前記収容物係止板は、その厚み方向に変形して第一の位置から第二の位置に移動することができ、前記第一の位置は、前記収容空間の中の前記収容物が前記蓋部の方向に移動した時に、前記収容物係止板がその幅方向の一端面で前記収容物の天面を係止できる位置であり、前記第二の位置は、前記収容物の、前記収容空間への出し入れを妨げない位置であることを特徴とする緩衝機能付き包装用箱。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記収容物係止板は、その長手方向の両端部が前記筒状体又は前記側面緩衝機構に連続し、この両端部で支持されている請求項1記載の緩衝機能付き包装用箱。
【請求項3】
前記収容物係止板の幅方向の一端辺であって、前記収容物を係止する前記端辺に対して反対側の端辺に、収容物誘導片が第一補助折罫線を介して延設されており、
前記収容物が前記収容空間に入れられた状態で、前記収容物誘導片の基端側領域は、前記第一補助折罫線で折れて前記収容物係止板に重なり、前記収容物誘導片の先端側領域は、前記収容物と前記側面緩衝機構と隙間に配置される請求項2記載の緩衝機能付き包装用箱。
【請求項4】
前記収容物係止板の長手方向の途中の位置に、前記収容物係止板の厚み方向の変形のしかたを制御する第二補助折罫線が設けられている請求項2又は3記載の緩衝機能付き包装用箱。
【請求項5】
前記収容物係止板は、前記収容物係止板を厚み方向に撓みやすくするため、長手方向の途中部分が幅狭に形成されている請求項2又は3記載の緩衝機能付き包装用箱。
【請求項6】
前記収容物係止板は、その長手方向の一端部が前記筒状体又は前記側面緩衝機構又は前記蓋部に連続し、この一端部で支持されている請求項1記載の緩衝機能付き包装用箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ガラス製容器等の破損しやすい収容物を緩衝的に包装するための緩衝機能付き包装用箱に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば本願出願人による特許文献1に開示されているように、4つの側板部が順に連続している四角形の筒状体(外側筒状体)と、筒状体の上下の端部を閉鎖する蓋部及び底部(上蓋及び下蓋)とを有し、筒状体の内側に、収容物を緩衝的に保護するための緩衝機構(収容部)を設けた緩衝機能付き包装用箱があった。緩衝機構は、筒状体に対して隙間を空けて設置された4つの縦板から成る筒状部分と、筒状部分の中を横切る収容物支持板(収容物支持部)とを有し、筒状部分で収容物の側面を緩衝的に支持し、収容物支持板の端面で収容物の底面を緩衝的に支持する構造になっている。
【0003】
なお、特許文献1の緩衝機能付き包装用箱は、高い緩衝効果を得るため、収容物の側面が筒状体のどの側板部にも接触しない構造にしているが、接触する側板部が2つ以下であれば多くの種類の収容物を保護することができ、十分に実用性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-6646号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
医薬品は、その包装用箱に添付文書を同梱することが従来義務付けられており、添付文書が例えば蓋部と収容物との間に入れられていた。そのため、添付文書が収容物の上部の押さえになり、蓋部を開いた時に収容物が誤って抜け落ちにくくする効果があった。しかし、現在は、紙資源の使用を削減する等の観点から、添付文書を同梱するルールが廃止された。
【0006】
特許文献1の緩衝機能付き包装用箱は、添付文書を同梱しないとすると、蓋部を開いた時に収容物を抜け落ちにくくする手段を備えていないので、何らかの対策が求められる。
【0007】
本発明は、上記背景技術に鑑みて成されたものであり、蓋部を開いた時に収容物が誤って抜け落ちる事故を確実に防止することができ、シンプルで組み立てやすい緩衝機能付き包装用箱を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、可撓性を有した基材から成る一枚の箱体形成片から立体的に組み立てられた包装用箱であって、4つの側板部が順に連続している四角形の筒状体と、前記筒状体の、収容物が出し入れされる一端部である蓋側端部を開閉可能に閉鎖する蓋部と、前記筒状体の他端部である底側端部を閉鎖する底部と、前記筒状体の内側に設置され、前記筒状体の中の前記収容物を、前記収容物の側面が接触する前記側板部が好ましくは2つ以下になるように緩衝的に支持する側面緩衝機構と、前記筒状体の前記蓋側端部の内側に設置された収容物係止板とを備え、前記収容物係止板はその長手方向の両端部又は一端部が支持されて前記蓋側端部の中を横切り、前記収容物係止板と前記底部との間に、前記収容物を収容する収容空間が形成されており、
前記収容物係止板はその厚み方向に変形して第一の位置から第二の位置に移動することができ、前記第一の位置は、前記収容空間の中の前記収容物が前記蓋部の方向に移動した時に、前記収容物係止板がその幅方向の一端面で前記収容物の天面を係止できる位置であり、前記第二の位置は、前記収容物の、前記収容空間への出し入れを妨げない位置である緩衝機能付き包装用箱である。
【0009】
前記収容物係止板はその長手方向の両端部が前記筒状体又は前記側面緩衝機構に連続し、この両端部で支持された構成にすることができる。この場合、前記収容物係止板の幅方向の一端辺であって、前記収容物を係止する前記端辺に対して反対側の端辺に、収容物誘導片が第一補助折罫線を介して延設されており、前記収容物が前記収容空間に入れられた状態で、前記収容物誘導片の基端側領域は、前記第一補助折罫線で折れて前記収容物係止板に重なり、前記収容物誘導片の先端側領域は、前記収容物と前記側面緩衝機構と隙間に配置される構成にすることが好ましい。また、前記収容物係止板の長手方向の途中の位置に、前記収容物係止板の厚み方向の変形のしかたを制御する第二補助折罫線が設けられている構成にすることが好ましい。あるいは、前記収容物係止板は、前記収容物係止板を厚み方向に撓みやすくするため、その長手方向の途中部分が幅狭に形成されている構成にすることが好ましい。
【0010】
また、前記収容物係止板はその長手方向の一端部が前記筒状体又は前記側面緩衝機構又は前記蓋部に連続し、この一端部で支持された構成にすることができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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