TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025012611
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023115558
出願日
2023-07-14
発明の名称
水性フレキソインキ及びその印刷物
出願人
artience株式会社
代理人
主分類
C09D
11/03 20140101AFI20250117BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】本発明は、耐折り曲げ性、耐乾燥性、印刷濃度、及び経時安定性に優れる水性フレキソインキを提供すること。
【解決手段】
多糖類(A1)、多糖類を付加したスチレンアクリル樹脂(A2)、及び水性ロジン樹脂(B)からなる群より選択される少なくとも1種と、尿素系化合物とを含有し、前記尿素系化合物が、一般式(1)で表される化合物である、水性フレキソインキ。[一般式(1)中、R
1
は、酸素原子又は硫黄原子を表す。
R
2
およびR
3
は、それぞれ独立に、水素原子、置換基を有してもよい炭素数1~4のアルキル基、又は置換基を有してもよい炭素数6~9のアリール基を表す。ただし、R
2
とR
3
とが、炭素数1~3のアルキレン基を介して環を形成してもよい。]
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
多糖類(A1)、多糖類を付加したスチレンアクリル樹脂(A2)、及び水性ロジン樹脂(B)からなる群より選択される少なくとも1種と、尿素系化合物とを含有し、
前記尿素系化合物が、下記一般式(1)で表される化合物である、水性フレキソインキ。
一般式(1)
JPEG
2025012611000005.jpg
29
53
[一般式(1)中、R
1
は、酸素原子又は硫黄原子を表す。
R
2
およびR
3
は、それぞれ独立に、水素原子、置換基を有してもよい炭素数1~4のアルキル基、又は置換基を有してもよい炭素数6~9のアリール基を表す。ただし、R
2
とR
3
とが、炭素数1~3のアルキレン基を介して環を形成してもよい。]
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
更に、体質顔料を含む、請求項1に記載の水性フレキインキ。
【請求項3】
多糖類が、マルトデキストリン、カラギナン、キサンタンガム、アラビアガム、ペクチン、グァーガム、プルラン、グリコーゲン、セルロース、デンプン、及びデンプン誘導体からなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求項1又は2に記載の水性フレキインキ。
【請求項4】
尿素系化合物と多糖類(A1)との質量比率が10:90~75:25である、請求項1又は2に記載の水性フレキソインキ。
【請求項5】
尿素系化合物と多糖類を付加したスチレンアクリル樹脂(A2)との質量比率が、5:95~70:30である、請求項1又は2に記載の水性フレキソインキ。
【請求項6】
尿素系化合物と水性ロジン樹脂(B)との質量比率が、5:95~70:30である、請求項1又は2に記載の水性フレキソインキ。
【請求項7】
水性ロジン樹脂(B)が、水溶性ロジン樹脂及び/又は水性ロジンエマルジョンを含む、請求項1又は2に記載の水性フレキソインキ。
【請求項8】
多糖類を付加したスチレンアクリル樹脂(A2)の固形分酸価が、15~100mgKOH/gである、請求項1又は2に記載の水性フレキソインキ。
【請求項9】
更に、水性スチレンアクリル樹脂(C)を含む、請求項1又は2に記載の水性フレキソインキ。
【請求項10】
基材上に、請求項1又は2に記載の水性フレキソインキにより形成された印刷層を有する印刷物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水性フレキソインキ及びその印刷物に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、パッケージ用途としての水性フレキソ印刷では、高細線のアニロックスロールを用い、低塗布量のインキでフレキソ印刷するケースが増えている。インキが低塗布量であると、版上でインキ塗膜が乾きやすくなる結果、フレキソ版やアニロックスロールなど印刷機設備の汚れが落ちにくい問題があり、インキの塗布量が少なくても乾燥しにくいよう耐乾燥性が要求される。特に、水性アクリル樹脂を含む水性フレキソインキ組成物では、樹脂の溶解性に起因してフレキソ版の洗浄性の悪化が顕著である。また一般に、水性フレキソインキ組成物においては、経時安定性、印刷濃度、及び耐折り曲げ性を要求される。
【0003】
特許文献1には、バインダー樹脂として、ロジン系樹脂エマルジョン及び/又はロジン系樹脂の揮発性塩基性化合物による中和物を使用した水性フレキソインキが開示されている。しかしながら、水性樹脂を中和して水溶化するためのアンモニア等の使用量が多いため、塗膜乾燥性及び経時安定性が不良である懸念がある。
特許文献2には、バインダー樹脂として水性アクリル樹脂エマルジョンを使用し、尿素又は尿素誘導体を含むインキが開示されている。また、特許文献3及び4には、バインダー樹脂として、スチレン-(メタ)アクリル系共重合体及び多糖類をそれぞれ有するか、又は、変性した多糖類を付加したスチレン-(メタ)アクリル系共重合体水性アクリル樹脂エマルジョンを使用した水性リキッドインキが開示され、特許文献3には再溶解性及び版洗浄性が記載されている。しかしながら、特許文献3に記載の再溶解性及び版洗浄性とは、乾燥塗膜のインキ又は水に対する溶解性の評価であるため本発明における耐乾燥性と異なる。また、特許文献3及び4に記載されたインキには、尿素系化合物が含まれておらず、耐乾燥性及び経時安定性等の物性バランスが不十分であると考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-108529号公報
特表平6-503370号公報
特開2021-167377号公報
特開2022-096161号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、優れた耐乾燥性及び経時安定性を両立し、さらに、水性フレキソインキに求められる、耐折り曲げ性、及び印刷濃度に優れる水性フレキソインキを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は前記課題に対して鋭意研究を重ねた結果、以下に記載の包装材を用いることで上記課題を解決することを見出し、本発明を成すに至った。
【0007】
すなわち本発明は、多糖類(A1)、多糖類を付加したスチレンアクリル樹脂(A2)、及び水性ロジン樹脂(B)からなる群より選択される少なくとも1種と、尿素系化合物とを含有し、
前記尿素系化合物が、下記一般式(1)で表される化合物である、水性フレキソインキに関する。
一般式(1)
JPEG
2025012611000001.jpg
29
53
[一般式(1)中、R
1
は、酸素原子又は硫黄原子を表す。
R
2
およびR
3
は、それぞれ独立に、水素原子、置換基を有してもよい炭素数1~4のアルキル基、又は置換基を有してもよい炭素数6~9のアリール基を表す。ただし、R
2
とR
3
とが、炭素数1~3のアルキレン基を介して環を形成してもよい。]
【0008】
本発明は、更に、体質顔料を含む、前記水性フレキインキに関する。
【0009】
本発明は、多糖類が、マルトデキストリン、カラギナン、キサンタンガム、アラビアガム、ペクチン、グァーガム、プルラン、グリコーゲン、セルロース、デンプン、及びデンプン誘導体からなる群から選ばれる少なくとも1種である、前記水性フレキインキに関する。
【0010】
本発明は、尿素系化合物と多糖類(A1)との質量比率が10:90~75:25である、前記水性フレキインキに関する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
ベック株式会社
塗装方法
1か月前
ベック株式会社
塗装方法
1か月前
ベック株式会社
水性被覆材
3か月前
ベック株式会社
水性下塗材
2か月前
東ソー株式会社
粘着剤組成物
21日前
個人
コンパクトなビニールテープ。
1か月前
個人
おから由来の天然氷結晶制御剤
3か月前
株式会社エフコンサルタント
被覆材
27日前
株式会社村田製作所
接着剤
1か月前
個人
ポリウレア樹脂の不燃化方法
3か月前
東亞合成株式会社
粘着シート
1か月前
コニシ株式会社
巻物の張設接着方法
3か月前
住友ベークライト株式会社
粉体塗料
2か月前
株式会社キクノ
流動化処理土
3か月前
株式会社大阪ソーダ
撥水撥油性表面処理剤
2か月前
個人
カカオハスク由来の天然氷結晶制御剤
1か月前
三菱鉛筆株式会社
筆記板用水性インク組成物
3か月前
三菱鉛筆株式会社
筆記板用水性インク組成物
3か月前
アイカ工業株式会社
無溶剤型コーティング剤
7日前
デンカ株式会社
蛍光体粉末の製造方法
2か月前
デンカ株式会社
蛍光体粉末の製造方法
1か月前
ダイキン工業株式会社
撥剤
1か月前
星光PMC株式会社
水性二液硬化型樹脂組成物
1か月前
ダイキン工業株式会社
表面処理剤
3か月前
ダイキン工業株式会社
表面処理剤
28日前
新光電気工業株式会社
潜熱蓄熱体
28日前
artience株式会社
ホットメルト接着剤
1か月前
株式会社トクヤマ
蓄熱材料およびその製造方法
2か月前
TOTO株式会社
部材
20日前
日東電工株式会社
粘着シート
1か月前
アイカ工業株式会社
光硬化型ホットメルト組成物
3か月前
artience株式会社
印刷インキ及び印刷物
20日前
国立大学法人九州大学
土質材料の固化方法
2か月前
株式会社呉竹
絵具
3か月前
日東電工株式会社
粘着シート
1か月前
関西ペイント株式会社
塗膜形成方法及び塗装物品
3か月前
続きを見る
他の特許を見る