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公開番号2025012601
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023115544
出願日2023-07-14
発明の名称加湿装置
出願人アズビル株式会社
代理人弁理士法人山王内外特許事務所
主分類F24F 6/00 20060101AFI20250117BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】 加湿性能を維持あるいは向上することが可能な加湿装置を提供する。
【解決手段】 加湿装置1は、水平方向に対して傾斜して延在する面を有し、当該面の少なくとも一部に親水性の部分211を有する平面部21と、微細気泡を含む水を生成する微細気泡含有水生成部9と、微細気泡含有水生成部9により生成された微細気泡を含む水を、平面部21の親水性の部分211に供給する給水部3と、平面部21に対向して配置され、給水部3により供給された水により平面部21の親水性の部分211に形成された液膜202の少なくとも一部にあたる空気を送出する空気供給部4と、液膜202の少なくとも一部にあたった空気を排出する空気排出部6と、を備えた。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
水平方向に対して傾斜して延在する面を有し、当該面の少なくとも一部に親水性の部分を有する平面部と、
微細気泡を含む水を生成する生成部と、
前記生成部により生成された微細気泡を含む水を、前記平面部の親水性の部分に供給する給水部と、
前記平面部に対向して配置され、前記給水部により供給された水により当該平面部の親水性の部分に形成された液膜の少なくとも一部にあたる空気を送出する空気供給部と、
前記液膜の少なくとも一部にあたった空気を排出する空気排出部と、
を備えた加湿装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記微細気泡は、ファインバブルであることを特徴とする請求項1記載の加湿装置。
【請求項3】
前記生成部は、
前記給水部の上流側に設けられたファインバブル水貯蔵部を備え、
前記ファインバブル水貯蔵部は、
ファインバブルが含まれた水であるファインバブル水を生成するファインバブル発生器と、
前記ファインバブル発生器により生成されたファインバブル水を貯蔵する貯蔵容器と、を備える
ことを特徴とする請求項2記載の加湿装置。
【請求項4】
前記ファインバブル水貯蔵部は、
前記貯蔵容器に貯蔵されるファインバブル水の水量を所定の範囲に維持する水量制御部を備える
ことを特徴とする請求項3記載の加湿装置。
【請求項5】
前記ファインバブル発生器は、キャビテーション方式であることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の加湿装置。
【請求項6】
前記ファインバブル発生器は、水道栓と前記貯蔵容器との間に設置されていることを特徴とする請求項5記載の加湿装置。
【請求項7】
前記生成部は、
前記貯蔵容器に貯蔵されたファインバブル水を当該貯蔵容器の外部を循環させて当該貯蔵容器へ戻す循環部を備え、当該循環部に前記ファインバブル発生器が設けられている
ことを特徴とする請求項5記載の加湿装置。
【請求項8】
前記循環部は、
前記貯蔵容器の外周面に設けられた2つの孔部を当該貯蔵容器の外部で接続する循環路と、
当該循環路に設けられ、前記貯蔵容器に貯蔵されたファインバブル水を取水して当該貯蔵容器内へ戻すポンプと、を備え、
前記ファインバブル発生器は、前記循環路におけるファインバブル水の循環方向において前記ポンプの後段に設けられている
ことを特徴とする請求項7記載の加湿装置。
【請求項9】
前記貯蔵容器の外周面に設けられた2つの孔部は、当該貯蔵容器の高さ方向に沿って設けられ、
前記ポンプは、前記高さ方向に沿って設けられた2つの孔部を接続する循環路のうち、当該高さ方向の高い側に設けられている
ことを特徴とする請求項8記載の加湿装置。
【請求項10】
前記生成部は、
水道栓から給水された水道水を貯蔵する貯蔵容器を有する水道水貯蔵部と、
前記水道水貯蔵部と前記ファインバブル水貯蔵部とを接続する接続部と、
前記接続部に設けられ、前記水道水貯蔵部の貯蔵容器に貯蔵された水道水を取水するポンプと、を備え、
前記ファインバブル発生器は、前記ポンプに接続されており、当該ポンプにより取水された水道水を用いてファインバブル水を生成する
ことを特徴とする請求項3記載の加湿装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、加湿装置に関し、特に全館空調住宅あるいは小規模オフィス等における中央式空気調和システムに付加され、主に暖房時に使用される加湿装置に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
加湿装置には、気化式、蒸気式、水噴霧式、及び超音波式などの方式があり、用途に合わせて様々な構造のものが使用されている。本開示に係る加湿装置の発明者は、特許文献1で、特に全館空調住宅あるいは小規模オフィス等における中央式空気調和システムに付加して使用するのに適した加湿装置を提案した。
【0003】
この加湿装置は、水平方向に対して傾斜して延在する面を有し、当該面の少なくとも一部に親水性の部分を有する平面部と、平面部の親水性の部分に水を供給する給水部と、平面部に対向して配置され、給水部により供給された水により平面部の親水性の部分に形成された液膜の少なくとも一部にあたる空気を送出する空気供給部と、液膜の少なくとも一部にあたった空気を排出する空気排出部と、を備えたものである。この加湿装置は、気流による水の蒸発を従来よりも促進可能な加湿装置を提供することを目的としてなされたものであり、平面部の親水性の部分において非常に薄くて均一な液膜を形成することにより空気に触れる水の表面積を大きくし、その部分に効果的に気流をあてる構成によって効率よく蒸発できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-189727号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
住宅等で使用される加湿装置は、例えば半導体工場で使用される製造装置のような徹底的な再現性管理が行なえるものではない。したがって、加湿装置は、加湿性能を維持あるいは向上するために改善が求められている。
【0006】
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたもので、加湿性能を維持あるいは向上することが可能な加湿装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る加湿装置は、水平方向に対して傾斜して延在する面を有し、当該面の少なくとも一部に親水性の部分を有する平面部と、微細気泡を含む水を生成する生成部と、生成部により生成された微細気泡を含む水を、平面部の親水性の部分に供給する給水部と、平面部に対向して配置され、給水部により供給された水により当該平面部の親水性の部分に形成された液膜の少なくとも一部にあたる空気を送出する空気供給部と、液膜の少なくとも一部にあたった空気を排出する空気排出部と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、上記のように構成したので、加湿性能を維持あるいは向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1に係る加湿装置の構成例を示す図であり、図1Aは加湿装置の正面図であり、図1Bは図1AにおけるA-A´線断面図である。
実施の形態1における液膜の表面付近の状態を説明する図である。
図3A、図3B及び図3Cは、実施の形態1における平面部の構成例を示す図である。
実施の形態1におけるファインバブル水貯蔵部の構成例を示す図である。
実施の形態1における給水部の構成例を示す図である。
図6A及び図6Bは、実施の形態1における空気供給部の構成例を示す図である。
実施の形態1に係る加湿装置に整流メッシュ(メッシュ部材)が取り付けられた場合の構成例を示す図であり、図7Aは加湿装置の正面図であり、図7Bは図7AにおけるA-A´線断面図である。
実施の形態1に係る加湿装置に気流方向調整ガイド(羽根部材)が取り付けられた場合の構成例を示す図であり、図8Aは加湿装置の正面図であり、図8Bは図8AにおけるA-A´線断面図である。
実施の形態1に係る加湿装置にダンパが取り付けられた場合の構成例を示す図であり、図9Aは加湿装置の正面図であり、図9Bは図9AにおけるA-A´線断面図である。
実施の形態1に係る加湿装置にファンが取り付けられた場合の構成例を示す図であり、図10Aは加湿装置の正面図であり、図10Bは図10AにおけるA-A´線断面図である。
実施の形態2における微細気泡含有水生成部の構成例を示す図である。
実施の形態2における微細気泡含有水生成部の他の構成例を示す図である。
実施の形態2における微細気泡含有水生成部の他の構成例を示す図である。
実施の形態3に係る加湿装置の構成例を示す図であり、図14Aは給水量調整板の構成例を示す図であり、図14Bは給水量調整板に気流ガイドが取り付けられた場合の構成例を示す図である。
図15A及び図15Bは、実施の形態3における隙間調整部材の構成例を示す図である。
実施の形態4に係る加湿装置の構成例を示す図であり、図16Aは加湿装置の正面図であり、図16Bは図16AにおけるA-A´線断面図である。
実施の形態4に係る加湿装置の他の構成例を示す図であり、図17Aは加湿装置の正面図であり、図17Bは図17AにおけるA-A´線断面図である。
実施の形態5に係る加湿装置の構成例を示す図であり、図18Aは加湿装置の正面図であり、図18Bは図18AにおけるA-A´線断面図である。
実施の形態5に係る加湿装置の他の構成例を示す図であり、図19Aは加湿装置の正面図であり、図19Bは図19AにおけるA-A´線断面図である。
実施の形態6に係る加湿装置の構成例を示す図であり、図20Aは加湿装置の正面図であり、図20Bは図20AにおけるA-A´線断面図であり、図20Cは加湿装置に設けられる気流ガイドの上面図である。
実施の形態6における給水部の構成例を示す図であり、図21Aは給水部の正面図であり、図21Bは平面部の一部を含む給水部の側面図である。
図22A及び図22Bは、実施の形態6における給水部の他の構成例を示す図である。
実施の形態6における気流ガイドの他の構成例を示す図である。
図24A、図24B及び図24Cは、実施の形態7における平面部の構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は実施の形態1に係る加湿装置1の構成例を示す図である。実施の形態1に係る加湿装置1は、図1に示すように、加湿部2と、給水部3と、空気供給部4と、空気導入部5と、空気排出部6と、排水部7と、微細気泡含有水生成部9と、筐体10とを備えている。この加湿装置1は、全館空調住宅あるいは小規模オフィス等における中央式空気調和システムに付加され、主に暖房時に使用されるものである。
(【0011】以降は省略されています)

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