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公開番号
2025021485
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2023125200
出願日
2023-08-01
発明の名称
情報処理装置及び超音波流量計
出願人
アズビル株式会社
代理人
弁理士法人山王内外特許事務所
主分類
G01F
1/66 20220101AFI20250206BHJP(測定;試験)
要約
【課題】基準電圧値が設定されている状態で、受信信号の特定のピークの電圧値を推定し、推定された電圧値に基づいて新たな基準電圧値を設定することができる情報処理装置及び超音波流量計を提供する。
【解決手段】情報処理装置(20)は、第1ピーク及び第2ピークを含む第1波形信号の第1ピークの第1電圧値と、第2ピークの第2電圧値と、を取得し、第3ピーク及び第4ピークを含む第2波形信号の第3ピークの第3電圧値を取得する電圧値取得部(21)と、第1電圧値と第2電圧値との間の所定の電圧値を基準電圧値として設定する基準電圧値設定部(22)と、電圧値取得部によって取得された第1電圧値、第2電圧値及び第3電圧値に基づいて、第4ピークの第4電圧値を推定する電圧値推定部(25)と、を備え、基準電圧値設定部は、基準電圧値が設定されている状態で、電圧値取得部によって第3電圧値が取得された場合、第3電圧値と電圧値推定部によって推定された第4電圧値との間の所定の電圧値を新たな基準電圧値として設定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1ピーク及び第2ピークを含む第1波形信号の前記第1ピークの第1電圧値と、前記第2ピークの第2電圧値と、を取得し、第3ピーク及び第4ピークを含む第2波形信号の前記第3ピークの第3電圧値を取得する電圧値取得部と、
前記第1電圧値と前記第2電圧値との間の所定の電圧値を基準電圧値として設定する基準電圧値設定部と、
前記電圧値取得部によって取得された前記第1電圧値、前記第2電圧値及び前記第3電圧値に基づいて、前記第4ピークの第4電圧値を推定する電圧値推定部と、を備え、
前記基準電圧値設定部は、前記基準電圧値が設定されている状態で、前記電圧値取得部によって前記第3電圧値が取得された場合、前記第3電圧値と前記電圧値推定部によって推定された前記第4電圧値との間の所定の電圧値を新たな基準電圧値として設定する
ことを特徴とする情報処理装置。
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【請求項2】
新たな基準電圧値を設定するか否かの判定を行うための判定情報を取得する判定情報取得部を備え、
前記電圧値推定部は、前記判定情報取得部によって取得された情報に基づいて、前記第4電圧値を推定する
ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記判定情報は、前記電圧値取得部によって電圧値を取得する際の温度変化に関する情報を含む
ことを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記判定情報は、前記電圧値取得部によって前記第1電圧値が取得されてからの経過時間に関する情報を含む
ことを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記第1波形信号は、第5ピークを含み、
前記第2波形信号は、第6ピークを含み、
前記電圧値取得部は、前記第1波形信号の前記第5ピークの第5電圧値と、前記第2波形信号の前記第6ピークの第6電圧値を取得し、
前記電圧値推定部は、前記電圧値取得部によって取得された前記第1電圧値、前記第2電圧値、前記第3電圧値、前記第5電圧値及び前記第6電圧値に基づいて、前記第4ピークの前記第4電圧値を推定する
ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記第1波形信号及び前記第2波形信号は、同種の又は同一の超音波振動子から出力されたパルス波に基づいて得られる信号である
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の情報処理装置。
【請求項7】
請求項1乃至5のいずれか1項記載の情報処理装置と、
一方の超音波振動子から出力され、測定対象である流体を介して他方の超音波振動子に入力された第1超音波に基づく第1超音波信号を取得する第1信号取得部と、
他方の超音波振動子から出力され、前記流体を介して一方の超音波振動子に入力された第2超音波に基づく第2超音波信号を取得する第2信号取得部と、
前記基準電圧値設定部によって設定された前記基準電圧値に達した以降の、前記第1超音波信号及び前記第2超音波信号の電圧値のゼロクロス時刻に基づいて、前記第1超音波及び前記第2超音波の伝搬時間を算出する伝搬時間算出部と、
前記伝搬時間算出部によって取得された前記第1超音波の伝搬時間と前記第2超音波の伝搬時間との差を算出する時間差算出部と、
前記時間差算出部による算出結果に基づいて、前記流体の流量を算出する流量算出部と、を備えた
ことを特徴とする超音波流量計。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置及び超音波流量計に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、一対の超音波振動子を備え、一方の超音波振動子から出力されて測定対象である流体を介して他方の超音波振動子に入力された信号と、他方の超音波振動子から出力されて測定対象である流体を介して一方の超音波振動子に入力された信号と、の伝搬時間の差に基づいて、当該流体の流量を測定する流量測定装置が知られている。
【0003】
このような流量測定装置において、予め基準電圧値を設定し、いずれかの超音波振動子に入力された信号が当該基準電圧値に達した以降の、当該信号の電圧値のゼロクロス時刻に基づいて、当該信号の伝搬時間を算出する流量測定装置が開示されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-106882号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、基準電圧値の設定後の経年変化、機械的な外力、熱変化の繰り返し、測定環境の変化等の影響によって受信信号と基準電圧値との関係が変化し、新たな基準電圧値の設定が求められる場合があるという課題がある。
【0006】
本開示は、上記課題を解決するものであって、新たな基準電圧値を設定することができる情報処理装置及び超音波流量計を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る情報処理装置は、第1ピーク及び第2ピークを含む第1波形信号の第1ピークの第1電圧値と、第2ピークの第2電圧値と、を取得し、第3ピーク及び第4ピークを含む第2波形信号の第3ピークの第3電圧値を取得する電圧値取得部と、第1電圧値と第2電圧値との間の所定の電圧値を基準電圧値として設定する基準電圧値設定部と、電圧値取得部によって取得された第1電圧値、第2電圧値及び第3電圧値に基づいて、第4ピークの第4電圧値を推定する電圧値推定部と、を備え、基準電圧値設定部は、基準電圧値が設定されている状態で、電圧値取得部によって第3電圧値が取得された場合、第3電圧値と電圧値推定部によって推定された第4電圧値との間の所定の電圧値を新たな基準電圧値として設定することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、基準電圧値が設定されている状態で、受信信号の特定のピークの電圧値を推定し、推定された電圧値に基づいて新たな基準電圧値を設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1に係る流量測定システムの構成を示す模式図。
実施の形態1に係る流量測定システムの概略構成を示すブロック図。
実施の形態1に係る流量演算部のハードウェア構成の一例を示す図。
実施の形態1に係る流量演算部のハードウェア構成の一例を示す図。
実施の形態1に係る第1信号取得部が取得する第1超音波信号を示すグラフ。
実施の形態1に係る流量演算部が基準電圧値制御部によって行う基準電圧値設定処理を示すフローチャート。
実施の形態1に係る流量演算部が基準電圧値制御部によって行う基準電圧値再設定処理を示すフローチャート。
実施の形態2に係る流量演算部が基準電圧値制御部によって行う基準電圧値設定処理において、第4電圧値の推定方法の概念を示す図。
実施の形態2に係る流量演算部が基準電圧値制御部によって行う基準電圧値設定処理において、第4電圧値の推定方法の他の例の概念を示す図。
実施の形態4に係る流量演算部が基準電圧値制御部によって行う基準電圧値設定処理における各ピークの電圧値を示す図。
実施の形態4に係る流量演算部が基準電圧値制御部によって行う基準電圧値再設定処理における各ピークの電圧値を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示に係る実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る流量測定システムの構成を示す模式図である。図1に示すように、実施の形態1に係る超音波流量計としての流量測定システムは、内部に測定対象である流体が流れる管状部材である測定管1と、不図示の超音波振動子を有するトランスデューサ2、3と、測定管1の内部を流れる流体の流量を測定する流量演算部100と、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)
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