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公開番号2025012547
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023115445
出願日2023-07-13
発明の名称インクセット及びインクジェット記録装置
出願人京セラドキュメントソリューションズ株式会社
代理人弁理士法人南青山国際特許事務所,個人
主分類C09D 11/322 20140101AFI20250117BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】所望の画像濃度を有する画像を形成できるとともに、インクジェット用インクをクリーニングにより除去し易いインクセットを提供する。
【解決手段】インクセットは、インクジェット用インクと、クリーニング液とを備える。前記インクジェット用インクは、顔料と、第一水性媒体とを含有する。前記第一水性媒体は、疎水性溶媒と水とを含有する。乾燥処理後の前記インクジェット用インクの25℃における粘度は、120mPa・S以上3800mPa・S以下である。前記乾燥処理は、前記インクジェット用インクの質量が30.00質量%減少するまで前記インクジェット用インクを40℃で加熱する処理である。前記クリーニング液は、ポリ(メタ)アクリル酸と、界面活性剤と、第二水性媒体とを含有する。前記クリーニング液において、前記ポリ(メタ)アクリル酸の含有割合は、0.15質量%以上10.50質量%以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
インクジェット用インクと、クリーニング液とを備えるインクセットであって、
前記インクジェット用インクは、顔料と、第一水性媒体とを含有し、
前記第一水性媒体は、疎水性溶媒と水とを含有し、
乾燥処理後の前記インクジェット用インクの25℃における粘度は、120mPa・S以上3800mPa・S以下であり、
前記乾燥処理は、前記インクジェット用インクの質量が30.00質量%減少するまで前記インクジェット用インクを40℃で加熱する処理であり、
前記クリーニング液は、ポリ(メタ)アクリル酸と、界面活性剤と、第二水性媒体とを含有し、
前記クリーニング液において、前記ポリ(メタ)アクリル酸の含有割合は、0.15質量%以上10.50質量%以下である、インクセット。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記インクジェット用インクにおける前記疎水性溶媒の含有割合は、3.00質量%以上30.00質量%以下である、請求項1に記載のインクセット。
【請求項3】
前記疎水性溶媒のオクタノール/水分配係数LogPは、0.00超1.50以下である、請求項1又は2に記載のインクセット。
【請求項4】
前記疎水性溶媒は、3-メチル-1,5-ペンタンジオール及びトリエチレングリコールモノブチルエーテルのうち少なくとも1つを含む、請求項1又は2に記載のインクセット。
【請求項5】
前記乾燥処理前の前記インクジェット用インクの25℃における粘度は、7.0mPa・s以上10.0mPa・s以下である、請求項1又は2に記載のインクセット。
【請求項6】
前記クリーニング液における前記界面活性剤の含有割合は、0.10質量%以上1.00質量%以下である、請求項1又は2に記載のインクセット。
【請求項7】
前記第一水性媒体は、第一水溶性有機溶媒を更に含有し、
前記第一水溶性有機溶媒のオクタノール/水分配係数LogPは、-2.00以上0.00以下である、請求項1又は2に記載のインクセット。
【請求項8】
前記インクジェット用インクにおける前記疎水性溶媒及び前記第一水溶性有機溶媒の合計の含有割合は、3.00質量%超50.00質量%以下である、請求項7に記載のインクセット。
【請求項9】
前記第二水性媒体は、第二水溶性有機溶媒と水とを含有し、
前記第二水溶性有機溶媒のオクタノール/水分配係数LogPは、-2.00以上0.00以下である、請求項1又は2に記載のインクセット。
【請求項10】
前記クリーニング液における前記第二水溶性有機溶媒の含有割合は、5.00質量%以上30.00質量%以下である、請求項9に記載のインクセット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インクセット及びインクジェット記録装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェット記録装置には、所望の画像濃度を有する画像を形成できることが要求される。インクジェット記録装置で所望の画像濃度を有する画像を形成する方法としては、例えば、インクジェット用インクとして、記録媒体に着弾した後に速やかに乾燥して増粘するインクジェット用インクを用いる方法が提案されている(例えば、特許文献1)。
【0003】
しかしながら、インクジェット用インクの乾燥時の粘度が高すぎると、例えば記録ヘッドのインク吐出面に付着したインクジェット用インクが乾燥して増粘し、インクジェット用インクの吐出安定性が不十分となる場合がある。また、乾燥して増粘が早いインクジェット用インクは、記録ヘッドの吐出面に付着すると、すぐに乾燥して顔料が固着してしまい、通常のクリーニング液でクリーニングしても十分に除去することはできない。
【0004】
このため、インクジェット用インクとクリーニング液とを備えるインクセット、及びインクセットを用いるインクジェット記録装置には、所望の画像濃度を有する画像を形成できるとともに、インクジェット用インクをクリーニングにより除去し易いことが要求される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-175951号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1は、上述した要求を満たすことができない。
【0007】
本発明の目的は、上記課題に鑑みてなされたものであり、所望の画像濃度を有する画像を形成できるとともに、インクジェット用インクをクリーニングにより除去し易いインクセット及びインクジェット記録装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係るインクセットは、インクジェット用インクと、クリーニング液とを備える。前記インクジェット用インクは、顔料と、第一水性媒体とを含有する。前記第一水性媒体は、疎水性溶媒と水とを含有する。乾燥処理後の前記インクジェット用インクの25℃における粘度は、120mPa・S以上3800mPa・S以下である。前記乾燥処理は、前記インクジェット用インクの質量が30.00質量%減少するまで前記インクジェット用インクを40℃で加熱する処理である。前記クリーニング液は、ポリ(メタ)アクリル酸と、界面活性剤と、第二水性媒体とを含有する。前記クリーニング液において、前記ポリ(メタ)アクリル酸の含有割合は、0.15質量%以上10.50質量%以下である。
【0009】
本発明に係るインクジェット記録装置は、上述のインクセットを用いる記録ヘッドを備える。前記記録ヘッドは、記録媒体の画像形成領域に前記インクジェット用インクを吐出する記録部と、前記記録部のインク吐出面を前記クリーニング液でクリーニングするクリーニング部とを有する。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係るインクセット及びインクジェット記録装置によれば、所望の画像濃度を有する画像を形成できるとともに、インクジェット用インクをクリーニングにより除去し易い。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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