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公開番号
2025012361
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023115139
出願日
2023-07-13
発明の名称
発泡性エアゾール組成物、及びエアゾール製品
出願人
東洋エアゾール工業株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
A61K
8/81 20060101AFI20250117BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】乳化安定性と、炭酸ガス充填後の流動性と、発泡性と、使用感とがいずれも優れる、発泡性エアゾール組成物及び該組成物を用いたエアゾール製品を提供する。
【解決手段】炭酸ガスを含む噴射剤と、原液とを含む発泡性エアゾール組成物であって、該原液は、HLBが10.0~18.0の界面活性剤である界面活性剤A、HLBが2.0~6.0の界面活性剤である界面活性剤B、(メタ)アクリル酸系ポリマー、油性成分、多価アルコール、塩基性のpH調整剤、及び水を含み、該油性成分は、高級アルコールを含み、該原液中の該(メタ)アクリル酸系ポリマーの含有量が、0.01質量%~0.25質量%である、発泡性エアゾール組成物によって課題を解決する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
炭酸ガスを含む噴射剤と、原液とを含む発泡性エアゾール組成物であって、
該原液は、HLBが10.0~18.0の界面活性剤である界面活性剤A、HLBが2.0~6.0の界面活性剤である界面活性剤B、(メタ)アクリル酸系ポリマー、油性成分、多価アルコール、塩基性のpH調整剤、及び水を含み、
該油性成分は、高級アルコールを含み、
該原液中の該(メタ)アクリル酸系ポリマーの含有量が、0.01質量%~0.25質量%である、発泡性エアゾール組成物。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
前記油性成分が、さらに炭化水素化合物、エステル化合物、及び、動粘度が50cs以上のシリコン化合物から選択される1種又は2種以上を含む、請求項1に記載の発泡性エアゾール組成物。
【請求項3】
前記界面活性剤A、及び前記界面活性剤Bが、いずれもノニオン界面活性剤である、請求項1に記載の発泡性エアゾール組成物。
【請求項4】
前記発泡性エアゾール組成物のpHが4.0~5.5である、請求項1に記載の発泡性エアゾール組成物。
【請求項5】
前記原液は、温度20℃における粘度が1500mPa・s~30000mPa・sである、請求項1に記載の発泡性エアゾール組成物。
【請求項6】
皮膚化粧料である、請求項1~5のいずれか一項に記載の発泡性エアゾール組成物。
【請求項7】
発泡性エアゾール組成物がエアゾール容器に充填されたエアゾール製品であって、
該発泡性エアゾール組成物が、請求項1~5のいずれか一項に記載の発泡性エアゾール組成物である、エアゾール製品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、発泡性エアゾール組成物、及び該発泡性エアゾール組成物を用いたエアゾール製品に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、べたつかない、しっとりとした素肌感を得られるといった、使用感が高い皮膚化粧料や、皮膚洗浄剤組成物が検討されている。例えば特許文献1では、皮膜剤である両性アクリル系高分子化合物及び/又は酸性アクリル系高分子化合物と、常温で固体もしくは半固体の高級アルコールを組み合わせて配合した皮膚化粧料が開示されている。また引用文献2では、カルボキシビニルポリマー等の特定の2種のポリマー、低粘度の炭化水素油及び水を特定の割合で組み合わせた皮膚洗浄剤組成物が開示されている。
【0003】
このような皮膚化粧料等をフォーム状にすることにより、べたつかないだけでなく、垂れ落ちにくく、塗り広げやすくなるため、さらに使用感を高めることができる。従来、フォームを形成するエアゾール製品には、噴射剤及び発泡剤として、LPGなどの液化ガス、並びに炭酸ガスなどの圧縮ガスが用いられている。LPGなどの液化ガスは、発泡性が良好で、液垂れしにくいフォームを形成できるが、引火性ガスであるために安全性への懸念が生じる。これに対し、引用文献3には、水溶性増粘剤及び水を含み、且つpH7.1以上10以下である原液と、炭酸ガスとを含有するエアゾール化粧料が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-022026号公報
特開2015-030683号公報
特開2022-170720号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一方で、炭酸ガスなどの圧縮ガスを用いたエアゾール製品のフォームは、液化ガスを使用したものに比べて発泡性が低く、消泡が早すぎ、液垂れしやすいといった点で改善の余地がある。原液の粘度を高めることで泡の保形性を高めることができるが、粘度を高めた原液中に炭酸ガスを充填させて溶解させる場合、炭酸ガス充填後の組成物の流動性が低く、安定して炭酸ガスを溶解させることが困難となる。流動性を高めるために原液の粘度を下げると、発泡性が低くなり泡質が低下するという問題がある。
【0006】
このような課題に鑑み、本開示は、乳化安定性と、炭酸ガス充填後の流動性と、発泡性と、使用感とがいずれも優れる、発泡性エアゾール組成物及び該組成物を用いたエアゾール製品を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記課題を解決すべく検討した結果、炭酸ガスを含む噴射剤と、原液とを含む発泡性エアゾール組成物において、原液に対して、HLBが異なる2種類の界面活性剤と、特定の濃度範囲の(メタ)アクリル酸系ポリマーと、高級アルコールを含む油性成分と、多価アルコールと、塩基性のpH調整剤と、水を配合することにより、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させた。
【0008】
すなわち、本発明は以下の態様を含む。
[1]炭酸ガスを含む噴射剤と、原液とを含む発泡性エアゾール組成物であって、
該原液は、HLBが10.0~18.0の界面活性剤である界面活性剤A、HLBが2.0~6.0の界面活性剤である界面活性剤B、(メタ)アクリル酸系ポリマー、油性成分、多価アルコール、塩基性のpH調整剤、及び水を含み、
該油性成分は、高級アルコールを含み、
該原液中の該(メタ)アクリル酸系ポリマーの含有量が、0.01質量%~0.25質量%である、発泡性エアゾール組成物。
[2]前記油性成分が、さらに炭化水素化合物、エステル化合物、及び、動粘度が50cs以上のシリコン化合物から選択される1種又は2種以上を含む、[1]に記載の発泡性エアゾール組成物。
[3]前記界面活性剤A、及び前記界面活性剤Bが、いずれもノニオン界面活性剤である、[1]に記載の発泡性エアゾール組成物。
[4]前記発泡性エアゾール組成物のpHが4.0~5.5である、[1]に記載の発泡性エアゾール組成物。
[5]前記原液は、温度20℃における粘度が1500mPa・s~30000mPa・sである、[1]に記載の発泡性エアゾール組成物。
[6]皮膚化粧料である、[1]~[5]のいずれかに記載の発泡性エアゾール組成物。[7]発泡性エアゾール組成物がエアゾール容器に充填されたエアゾール製品であって、
該発泡性エアゾール組成物が、[1]~[5]のいずれかに記載の発泡性エアゾール組成物である、エアゾール製品。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、乳化安定性と、炭酸ガス充填後の流動性と、発泡性と、使用感とがいずれも優れる、発泡性エアゾール組成物及び該組成物を用いたエアゾール製品を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
数値範囲を表す「XX以上YY以下」や「XX~YY」の記載は、特に断りのない限り、端点である下限及び上限を含む数値範囲を意味する。数値範囲が段階的に記載されている場合、各数値範囲の上限及び下限は任意に組み合わせることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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