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公開番号2025012302
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023115041
出願日2023-07-13
発明の名称車両の電力システム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類B60L 58/10 20190101AFI20250117BHJP(車両一般)
要約【課題】リチウムイオン電池の補機バッテリの充放電電力を制限しても、補機に電力を供給する。
【解決手段】補機14には補機バッテリ16から電力が供給される。補機バッテリ16には、車両駆動用電動機に電力を供給する駆動用バッテリ12からDC-DCコンバータ30を介して電力が供給され、充電される。補機バッテリ16の温度および蓄電量に基づき、補機バッテリ16の充放電電量が制限される。補機バッテリ16の充放電電力に制限が掛かった場合、補機に供給される電力の不足分を駆動用バッテリ12から供給する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
リチウムイオン電池を含み、車両が備える補機に電力を供給する第1電力源と、
前記第1電力源に充電される電力を供給する第2電力源と、
前記第1電力源および前記第2電力源の充放電電力を制御する電力制御部と、
を備え、
前記電力制御部は、前記第1電力源の充放電電力を制限する要求があった場合、前記補機に供給される電力の不足分を前記第2電力源から供給するように制御する、
車両の電力システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の電力システム、特に車載補機への電力供給に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
電気自動車、ハイブリッド車などの電動車両は、車両駆動用電動機に電力を供給する駆動用バッテリと、灯火装置、空気調和装置、制御ユニットなどの車載された補機に電力を供給する補機バッテリを備える。補機バッテリは、駆動用バッテリからの電力で充電される。下記特許文献1には、補機バッテリに、駆動用バッテリからの電力に加えて太陽光発電装置からの電力で充電可能な電池システムが記載されている(段落0013,0020等参照)。また、下記特許文献1では、補機バッテリとして、鉛二次電池が用いられることが記載されている(段落0020参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-46679号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
補機バッテリにリチウムイオン電池を用いる場合、蓄電量および充放電電流の管理が重要である。リチウムイオン電池において、蓄電量を正確に把握するには、充放電電流をゼロとした状態で電圧を測定する必要がある。また、リチウムイオン電池は、電池の劣化を抑制するために、電池の状態に応じて充放電電流を制限する場合がある。しかし、車両運行中は、補機に電力を供給する必要があり、補機バッテリの充放電電力をゼロとすることは難しく、または制限することとが難しい場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る車両の電量システムは、車両が備える補機に電力を供給するリチウムイオン電池を含む第1電力源と、第1電力源に充電される電力を供給する第2電力源と、第1電力源および第2電力源の充放電電力を制御する電力制御部と、を備え、電力制御部は、第1電力源の充放電電力を制限する要求があった場合、補機に供給される電力の不足分を第2電力源から供給するように制御する。
【0006】
第2電力源は、車両を駆動する電動機に電力を供給する駆動用バッテリであってよい。または、第2電力源は、車両を駆動する電動機に電力を供給する駆動用バッテリと、太陽光発電装置とを含んでよい。
【発明の効果】
【0007】
第1電力源がその充放電電力に制限を受ける場合であっても、補機に必要な電力を供給することができる。よって、第1電力源のリチウムイオン電池の充放電電流を適切に制限することができ、電池の劣化を抑えることができる。また、第1電力源のリチウムイオン電池の充放電電流をゼロに制限した場合、蓄電量を正確に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態の電力システムの概略構成を示すブロック図である。
補機バッテリの充放電電流が制限された場合の制御を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。図1は、本実施形態の車両の電力システム10の構成を示すブロック図である。電力システム10は、電力源として、車両を駆動する電動機(不図示)に電力を供給する駆動用バッテリ12と、車両に備えられた補機14に電力を供給する補機バッテリ16と、太陽光発電装置18とを有する。補機14は、例えば、前照灯、方向指示灯などの灯火装置20、あるいはエンジン、駆動用電動機および変速機等の機器の制御を行う制御ユニット22、あるいは音響装置24、さらには空気調和装置26など、駆動用電動機よりも低い電圧、例えば12ボルトの電圧が供給される機器である。補機バッテリ16は、リチウムイオン電池で構成される。補機バッテリ16の充放電は、補機バッテリ制御部28によって制御される。太陽光発電装置18は、車両のルーフに設置されたソーラセルと、ソーラセルの充放電を制御する制御部とを含む。
【0010】
駆動用バッテリ12は、車載されたエンジンによって駆動される発電機により発電された電力により充電される。また、車両の減速時の回生制動により発生した電力により充電される。さらに、外部電源からの電力により充電されてもよい。電動機のみにより走行する車両においては、駆動用バッテリ12は、外部電源からの電力および回生電力により充電される。
(【0011】以降は省略されています)

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