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公開番号2025012217
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023114908
出願日2023-07-13
発明の名称多心ケーブル
出願人株式会社プロテリアル
代理人弁理士法人平田国際特許事務所
主分類H01B 7/18 20060101AFI20250117BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】外観が良好でドレイン線を引き出し易い多心ケーブルを提供する。
【解決手段】多心ケーブル1は、複数本の電線2を撚り合わせた集合コア3と、集合コア3の周囲に螺旋状に巻き付けられたテープ部材4と、テープ部材4の周囲を覆うように設けられたシールド層5と、シールド層5の周囲を覆うシース6と、を備え、シールド層5は、単線導体からなる複数本のシールド用素線5aと、1本以上のドレイン線7と、をテープ部材4の周囲に螺旋状に巻き付けた横巻きシールドから構成されており、ドレイン線7は、複数本の素線7aを撚り合わせた撚線からなり、ドレイン線7の断面積が、シールド用素線5aの断面積の0.9倍以上1.3倍以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数本の電線を撚り合わせた集合コアと、
前記集合コアの周囲に螺旋状に巻き付けられたテープ部材と、
前記テープ部材の周囲を覆うように設けられたシールド層と、
前記シールド層の周囲を覆うシースと、を備え、
前記シールド層は、単線導体からなる複数本のシールド用素線と、1本以上のドレイン線と、を前記テープ部材の周囲に螺旋状に巻き付けた横巻きシールドから構成されており、
前記ドレイン線は、複数本の素線を撚り合わせた撚線からなり、
前記ドレイン線の断面積が、前記シールド用素線の断面積の0.9倍以上1.3倍以下である、
多心ケーブル。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記ドレイン線は、複数の素線を集合撚りして構成されており、
前記ドレイン線の断面積が、前記シールド用素線の断面積よりも大きい、
請求項1に記載の多心ケーブル。
【請求項3】
前記ドレイン線を構成する前記素線が、銅または銅合金線からなり、
前記シールド用素線が、アルミニウムまたはアルミニウム合金線からなる、
請求項1に記載の多心ケーブル。
【請求項4】
前記ドレイン線を構成する前記素線は、その表面にすずめっきが施されている、
請求項3に記載の多心ケーブル。
【請求項5】
前記ドレイン線を構成する前記素線は、その表面にCuSn合金からなるめっき層を有する、
請求項3に記載の多心ケーブル。
【請求項6】
前記シールド層は、複数本の前記ドレイン線を含み、当該複数本の前記ドレイン線が、ケーブル周方向に隣り合うように配置されている、
請求項1に記載の多心ケーブル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、多心ケーブルに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
複数本の電線を撚り合わせた集合コアを一括して覆うようにシールド層を設けた多心ケーブルが知られている。このような多心ケーブルでは、シールド層の接地(例えば、基板のグランド電極への接続)を容易とするために、シールド層と電気的に接続されたドレイン線を設ける場合がある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平7-14516号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、ドレイン線を設けると、当該ドレイン線を設けた部分のケーブル外周面が盛り上がってしまい、ケーブルの外観が劣化してしまうという課題がある。また、ドレイン線は、端末加工時に引き出し易いことが望まれる。
【0005】
そこで、本発明は、外観が良好でドレイン線を引き出し易い多心ケーブルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決することを目的として、複数本の電線を撚り合わせた集合コアと、前記集合コアの周囲に螺旋状に巻き付けられたテープ部材と、前記テープ部材の周囲を覆うように設けられたシールド層と、前記シールド層の周囲を覆うシースと、を備え、前記シールド層は、単線導体からなるシールド用素線と、1本以上のドレイン線と、を前記テープ部材の周囲に螺旋状に巻き付けた横巻きシールドから構成されており、前記ドレイン線は、複数本の素線を撚り合わせた撚線からなり、前記ドレイン線の断面積が、前記シールド用素線の断面積の0.9倍以上1.3倍以下である、多心ケーブルを提供する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、外観が良好でドレイン線を引き出し易い多心ケーブルを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施の形態に係る多心ケーブルの長手方向に垂直な断面を示す断面図である。
本発明の一変形例に係る多心ケーブルの長手方向に垂直な断面を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[実施の形態]
以下、本発明の実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
【0010】
図1は、本実施の形態に係る多心ケーブル1の長手方向に垂直な断面を示す断面図である。多心ケーブル1は、例えば、電子機器と制御装置を接続するケーブルとして用いられ、信号伝送や電源供給のために用いられる。
(【0011】以降は省略されています)

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