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公開番号2025012176
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023114818
出願日2023-07-13
発明の名称入力装置および回転入力検出装置
出願人アルプスアルパイン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G06F 3/03 20060101AFI20250117BHJP(計算;計数)
要約【課題】適度な操作感を得られるとともに、安定した検知を行うことができる入力装置および回転入力検出装置を提供すること。
【解決手段】入力装置は、誘電体からなる部分を有し、第1の方向に沿う回転軸周りに回転操作可能な操作部材と、操作部材を回動可能に保持するケースと、誘電体からなる部分を有し、少なくとも一部がケース内に位置し、操作部材とともに回転する回転押圧体と、誘電体からなる部分を有し、少なくとも一部がケース内に位置し、回転押圧体に対して回転方向に、少なくとも一時的に摺動接触する駆動体群と、を備え、操作部材の回転に伴い、回転押圧体と駆動体群とには、位置関係が異なる第1の状態と第2の状態とが繰り返し生じ、第1の状態では第1導電経路が形成可能となり、第2の状態では第1導電経路が形成不能となり、駆動体群は、第1の状態と第2の状態との変更タイミングが互いに相違する第1の駆動体および第2の駆動体を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
誘電体からなる部分を有し、第1の方向に沿う回転軸周りに回転操作可能な操作部材と、
前記第1の方向の一方側である上側に位置する前記操作部材を回動可能に保持するケースと、
誘電体からなる部分を有し、少なくとも一部が前記ケース内に位置し、前記操作部材とともに回転する回転押圧体と、
誘電体からなる部分を有し、少なくとも一部が前記ケース内に位置し、前記回転押圧体に対して前記回転軸周りの回転方向に、少なくとも一時的に摺動接触する駆動体群と、
を備え、
前記操作部材の回転に伴い、前記回転押圧体と前記駆動体群とには、位置関係が異なる第1の状態と第2の状態とが繰り返し生じ、
前記第1の状態では、前記操作部材から前記回転押圧体および前記駆動体群を介して、前記ケースにおける前記第1の方向の他方側である下側の端部に対向配置される第1部材へと至る第1導電経路が形成可能となり、
前記第2の状態では、前記第1導電経路が形成不能となり、
前記駆動体群は、前記操作部材の回転に伴う前記第1の状態と前記第2の状態との変更タイミングが互いに相違する第1の駆動体および第2の駆動体を有すること
を特徴とする入力装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記ケースは、前記下側の端部に、誘電体からなる下側誘電体を有し、
前記第1の状態において、前記駆動体群は前記回転押圧体および前記下側誘電体に接触し、
前記第1導電経路は、前記操作部材から前記回転押圧体および前記駆動体群を経て前記下側誘電体に至る導電経路を含む、請求項1に記載の入力装置。
【請求項3】
前記第2の状態において、前記駆動体群は前記回転押圧体と非接触となる、請求項2に記載の入力装置。
【請求項4】
前記駆動体群は弾性変形する弾性部を有し、
前記第1の状態において、前記駆動体群と前記回転押圧体との接触に基づき前記弾性部は圧縮変形し、
前記第2の状態において、前記弾性部の弾性回復により前記駆動体群は無負荷形状に復帰する、請求項3に記載の入力装置。
【請求項5】
前記駆動体群は、前記操作部材の回転に伴う前記第1の状態と前記第2の状態との変更タイミングが前記第1の駆動体および前記第2の駆動体のいずれとも相違する第3の駆動体を有し、
前記操作部材が回転して、
前記第1の駆動体と前記第2の駆動体とがいずれも前記第1の状態にある第1の組み合わせから、
前記第1の駆動体と前記第3の駆動体とがいずれも前記第1の状態にある第2の組み合わせになったときに、前記操作部材は第1の向きに回転していることを示し、
前記第2の駆動体と前記第3の駆動体とがいずれも前記第1の状態にある第3の組み合わせになったときに、前記操作部材は前記第1の向きとは反対向きに回転していることを示す、
請求項2に記載の入力装置。
【請求項6】
前記ケースは、前記下側の端部に、前記駆動体群がその内部で前記第1の方向に進退可能な孔を有する底部を有し、
前記第1の状態において、
前記駆動体群の前記下側の端部は相対的に前記孔の前記下側に位置し、
前記第1導電経路は、前記操作部材から前記回転押圧体を経て前記駆動体群の前記下側の端部に至る導電経路を含み、
前記第2の状態において、前記駆動体群の前記下側の端部は相対的に前記孔の前記上側に位置する、請求項1に記載の入力装置。
【請求項7】
前記駆動体群は弾性変形する弾性部を有し、
前記第1の状態において、前記駆動体群と前記回転押圧体との接触に基づき前記弾性部は圧縮変形し、
前記第2の状態において、前記弾性部の弾性回復により前記駆動体群の前記下側の端部は前記上側に移動する、請求項6に記載の入力装置。
【請求項8】
前記回転押圧体は、前記下側に突出する突出部を周方向に複数有し、
前記操作部材が1回転する間に、前記突出部と前記駆動体群とが接触することにより、前記第1の状態が断続的に複数回発生し、
前記第1の駆動体が前記第1の状態となった後、前記第2の駆動体が前記第1の状態となったときに、前記操作部材は第1の向きに回転していることを示し、
前記第2の駆動体が前記第1の状態となった後、前記第1の駆動体が前記第1の状態となったときに、前記操作部材は前記第1の向きとは反対向きに回転していることを示す、請求項6に記載の入力装置。
【請求項9】
前記操作部材は前記ケースに対して前記第1の方向に弾性的に保持され、
前記操作部材が前記下側への外力を受けたときに、前記第1の駆動体および前記第2の駆動体の双方が前記第1の状態となる、請求項7に記載の入力装置。
【請求項10】
前記第1の方向に貫通する開口部を有する、請求項1に記載の入力装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、入力装置および回転入力検出装置に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、静電容量式タッチパネルで短時間に入力操作体と識別して補助入力具のノブの入力操作を検出可能な静電容量式タッチパネルの補助入力具が開示される。この補助入力具は、静電容量式タッチパネルの検出面上に移動自在に配置される絶縁性ノブと、ノブに取り付けられる入力操作電極とを備え、入力操作電極に対向する検出面の位置で静電容量が変化することから、静電容量式タッチパネルが、検出面上を移動させるノブの入力操作を検出する構成を備える。そして、この入力操作電極は、静電容量式タッチパネルにより検出可能なスリットで隔てられた第1分電極と第2分電極を有し、第1分電極と第2分電極の中心位置間の距離は、検出面にマルチタッチする2本以上の入力操作体の各中心位置間の距離より充分に短くなっている。
【0003】
特許文献2には、開口部を有する回転部と、第1領域内において光を透過する押圧部材と、第1電極体を有する回転電極部と、第2電極体を有し、回転電極部の回転によって、第2電極体が第1電極体と接離する保持電極部と、保持電極部に対向するように配置される第1検出電極部と、第1検出電極部が形成される基板部と、を備え、第1領域内において、基板部および押圧部材を介して光が透過する入力装置が開示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-126384号公報
国際公開第2019/098055号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
入力装置においては、入力操作を行う部分とケース部分との相対的な位置関係によって入力の検知を行うことになる。入力操作においては、軽すぎず重たすぎず適度な操作感を得られることや、操作量を把握しやすいようにクリック感を得られるようになっている。また、入力装置においては、適度な操作感やクリック感とともに、入力操作に対して安定した検知を行うことが望まれる。
【0006】
本発明は、適度な操作感を得られるとともに、安定した検知を行うことができる入力装置および回転入力検出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る入力装置は、誘電体からなる部分を有し、第1の方向に沿う回転軸周りに回転操作可能な操作部材と、第1の方向の一方側である上側に位置する操作部材を回動可能に保持するケースと、誘電体からなる部分を有し、少なくとも一部がケース内に位置し、操作部材とともに回転する回転押圧体と、誘電体からなる部分を有し、少なくとも一部がケース内に位置し、回転押圧体に対して回転軸周りの回転方向に、少なくとも一時的に摺動接触する駆動体群と、を備え、操作部材の回転に伴い、回転押圧体と駆動体群とには、位置関係が異なる第1の状態と第2の状態とが繰り返し生じ、第1の状態では、操作部材から回転押圧体および駆動体群を介して、ケースにおける第1の方向の他方側である下側の端部に対向配置される第1部材へと至る第1導電経路が形成可能となり、第2の状態では、第1導電経路が形成不能となり、駆動体群は、操作部材の回転に伴う第1の状態と第2の状態との変更タイミングが互いに相違する第1の駆動体および第2の駆動体を有する。
【0008】
このような構成によれば、第1の駆動体の下側の端部および第2の駆動体の下側の端部には、操作部材と接続される第1の導電経路が、操作部材の回転に伴い、互いに異なったタイミングで生成・消滅する。第1部材がこの第1の導電経路の生成・消滅を検出可能であれば、簡素な構成で操作部材の回転操作が検出される。また、第1部材との接触部は第1部材に対して摺動しないため、第1部材側で入力装置からの信号入力位置を固定することができ、入力検出が安定化する。
【0009】
上記入力装置において、ケースは、下側の端部に、誘電体からなる下側誘電体を有し、第1の状態において、駆動体群は回転押圧体および下側誘電体に接触し、第1導電経路は、操作部材から回転押圧体および駆動体群を経て下側誘電体に至る導電経路を含む構成でもよい。これにより、第1導電経路が明確となり、入力検出が安定化する。
【0010】
上記入力装置において、第2の状態において、駆動体群は回転押圧体と非接触となる構成でもよい。このように、駆動体群と回転押圧体との非接触によって第2の状態が構成されることで、第1導電経路の形成不能が明確となる。
(【0011】以降は省略されています)

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