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公開番号2025012150
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023114753
出願日2023-07-12
発明の名称古紙管理システム、古紙管理方法
出願人TOPPANホールディングス株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G06Q 50/26 20240101AFI20250117BHJP(計算;計数)
要約【課題】古紙の出荷計画と古紙処理工場における生産計画との差を低減する。
【解決手段】回収された古紙が回収拠点に保管された量を表す保管量実績情報であり、異なる回収拠点毎の保管量実績情報に基づいて、前記各回収拠点からハブ拠点に搬送され保管される古紙の将来である第1時期におけるストック量を求めることで、古紙ストック見通し計画を生成する見通し計画生成部と、古紙ストック見通し計画を、古紙からリサイクル材料を生成する古紙処理工場の古紙処理工場端末に送信する古紙ストック見通し計画送信部と、古紙ストック見通し計画に応じて生成された、リサイクル材料を生産するために必要な古紙の量を表す生産計画を古紙処理工場端末から受信するデータ取得部と、受信した生産計画に基づいて、第1時期よりも近い将来である第2時期における、回収拠点毎のストック値を生成するストック指示生成部と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
回収された古紙が回収拠点に保管された量を表す保管量実績情報を、異なる回収拠点毎に記憶する保管量実績記憶部と、
保管量実績記憶部に記憶された保管量実績情報に基づいて、前記各回収拠点からハブ拠点に搬送され保管される前記古紙の将来である第1時期におけるストック量を求めることで、古紙ストック見通し計画を生成する見通し計画生成部と、
前記古紙ストック見通し計画を、前記古紙からリサイクル材料を生成する古紙処理工場の古紙処理工場端末に送信する古紙ストック見通し計画送信部と、
前記古紙ストック見通し計画に応じて生成された、前記リサイクル材料を生産するために必要な古紙の量を表す生産計画を前記古紙処理工場端末から受信するデータ取得部と、
前記受信した生産計画に基づいて、前記第1時期よりも近い将来である第2時期における、回収拠点毎の古紙の保管量の目標値を示すストック指示情報を生成するストック指示生成部と、
を有する古紙管理システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記ストック指示情報を回収拠点の端末装置に送信するストック指示送信部
を有する請求項1に記載の古紙管理システム。
【請求項3】
前記データ取得部は、前記第2時期における、各回収拠点において古紙が保管された実績を表す保管量実績を回収拠点毎に取得し、
前記古紙管理システムは、
前記第2時期における保管量実績に基づいて、古紙の調達見込みを示す調達見込み情報を生成する調達見込み生成部と、
前記調達見込み情報を前記古紙処理工場端末に送信する調達見込み送信部と
を有する請求項1に記載の古紙管理システム。
【請求項4】
前記回収拠点から収集される古紙は、難再生古紙であり、異なる複数の種別に分けることが可能であり、
前記古紙の種別と、前記古紙からリサイクル材料を生成する生産工程において用いることが可能な種別を表す区分と、を対応付けて記憶する区分記憶部と、
前記回収拠点毎の保管量実績に基づいて、異なる種別の古紙を区分毎に集計する集計部を有し、
前記見通し計画生成部は、前記集計部の集計結果に基づいて、前記保管量実績を区分毎に集計し、当該区分毎の推定ストック量を推定することで、区分毎の古紙ストック見通し計画を生成し、
前記古紙ストック見通し計画送信部は、前記区分毎の古紙ストック見通し計画を、前記古紙処理工場端末に送信する
請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の古紙管理システム。
【請求項5】
前記見通し計画生成部は、算出対象の回収拠点の過去の実績値の定められた期間内における平均値を求めることで、当該回収拠点の回収量の推定値を求め、得られた推定値を回収グループ毎に集計することで、推定ストック量を求める
請求項4に記載の古紙管理システム。
【請求項6】
コンピュータにより実行される古紙管理方法であって、
回収された古紙が回収拠点に保管された量を表す保管量実績情報を、異なる回収拠点毎に記憶する保管量実績記憶部に記憶された保管量実績情報に基づいて、前記各回収拠点からハブ拠点に搬送され保管される前記古紙の将来である第1時期におけるストック量を求めることで、古紙ストック見通し計画を生成し、
前記古紙ストック見通し計画を、前記古紙からリサイクル材料を生成する古紙処理工場の古紙処理工場端末に送信し、
前記古紙ストック見通し計画に応じて生成された、前記リサイクル材料を生産するために必要な古紙の量を表す生産計画を前記古紙処理工場端末から受信するデータ取得部と、
前記受信した生産計画に基づいて、前記第1時期よりも近い将来である第2時期における、回収拠点毎のストック値を生成する
古紙管理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、古紙管理システム、古紙管理方法に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来から古紙をリサイクルすることが行われている。リサイクルされている古紙は、各家庭や事業所から生じる、リサイクルマークが付された紙や板紙等である場合が多い。このような古紙は、回収対象であることがリサイクルマーク等によって明示されており、また、回収される日時や回収場所が定められている等、回収経路も確立されている。このような古紙は、主に再生紙の製紙原料としてリサイクルされている。例えば、古紙から製紙原料を得るリサイクルシステムがある(例えば特許文献1)。
一方で、古紙には、製紙原料として利用しにくい古紙(難再生古紙あるいは難古紙)がある。例えば、難再生古紙には、シュレッダー紙、ノーカーボン紙、シール台紙、感熱紙、紙コップ、ラミネート紙、箔押し紙器、ワンプ等がある。例えば、シュレッダー紙は、繊維が短いため製紙原料としては利用し難い。その他の難再生古紙は、機能性を付与するため、樹脂や特殊な染料、金属などが加工されており、付与された機能部分を除去する必要があるため、製紙原料として利用することが容易ではない。このように、難再生古紙は、リサイクルされにくい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-092268号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、難再生古紙については、リサイクルする仕組みが必ずしも十分には整っていないため、回収拠点において難再生古紙を回収することが難しく、また、回収される古紙の量は、市況に応じて変動しやすい。例えば、難再生古紙には複数の品種があり、また、品種によっては、季節やイベント等によって収集量が変動する。そのため、古紙を回収してリサイクル工場に出荷する出荷計画を立てることが難しい。
また、出荷計画を立案することができた場合であっても、出荷時期が近づいた段階において回収状況が大幅に変動し、出荷計画通りに出荷できない場合、リサイクル工場側からの要求を満たせないケースが生じることも考えられる。その場合、生産時期が迫った段階で、リサイクル工場の生産計画に影響が生じる可能性がある。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、古紙の出荷計画と古紙処理工場における生産計画との差を低減する古紙管理システム、古紙管理方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明の一態様は、回収された古紙が回収拠点に保管された量を表す保管量実績情報を、異なる回収拠点毎に記憶する保管量実績記憶部と、保管量実績記憶部に記憶された保管量実績情報に基づいて、前記各回収拠点からハブ拠点に搬送され保管される前記古紙の将来である第1時期におけるストック量を求めることで、古紙ストック見通し計画を生成する見通し計画生成部と、前記古紙ストック見通し計画を、前記古紙からリサイクル材料を生成する古紙処理工場の古紙処理工場端末に送信する古紙ストック見通し計画送信部と、前記古紙ストック見通し計画に応じて生成された、前記リサイクル材料を生産するために必要な古紙の量を表す生産計画を前記古紙処理工場端末から受信するデータ取得部と、前記受信した生産計画に基づいて、前記第1時期よりも近い将来である第2時期における、回収拠点毎のストック値を生成するストック指示生成部と、を有する古紙管理システムである。
【0007】
また、本発明の一態様は、コンピュータにより実行される古紙管理方法であって、回収された古紙が回収拠点に保管された量を表す保管量実績情報を、異なる回収拠点毎に記憶する保管量実績記憶部に記憶された保管量実績情報に基づいて、前記各回収拠点からハブ拠点に搬送され保管される前記古紙の将来である第1時期におけるストック量を求めることで、古紙ストック見通し計画を生成し、前記古紙ストック見通し計画を、前記古紙からリサイクル材料を生成する古紙処理工場の古紙処理工場端末に送信し、前記古紙ストック見通し計画に応じて生成された、前記リサイクル材料を生産するために必要な古紙の量を表す生産計画を前記古紙処理工場端末から受信するデータ取得部と、前記受信した生産計画に基づいて、前記第1時期よりも近い将来である第2時期における、回収拠点毎のストック値を生成する古紙管理方法である。
【発明の効果】
【0008】
以上説明したように、この発明によれば、古紙の出荷計画と古紙処理工場における生産計画との差を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
この発明の一実施形態による古紙管理システムSの概念を示す概略模式図である。
古紙管理システムSの構成を示す概略システム構成図である。
古紙管理システムSの全体の情報の流れを説明する流れ図である。
古紙管理装置200の機能を表す概略ブロック図である。
区分記憶部2022に記憶される区分データの一例を示す図である。
古紙管理システムSの動作について説明する流れ図である。
保管量実績記憶部2021に記憶される保管量実績情報の一例を示す図である。
古紙ストック見通し計画が生成された場合の一例を示す図である。
生産計画情報の一例を示す図である。
ストック指示情報の一例を示す図である。
当月において取得されたストック量実績情報の一例を示す図である。
調達見込みと生産計画との差に応じて生産計画を調整した場合の生産計画情報を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態による古紙管理システムについて図面を参照して説明する。
図1は、この発明の一実施形態による古紙管理システムSの概念を示す概略模式図である。
この古紙管理システムSは、古紙を回収し、回収された古紙からバイオエタノール等を生産することで、古紙をリサイクルするための古紙の流通を管理することができる。また、この実施形態において回収する対象は古紙である。古紙は、製紙原料として用いられやすい古紙である製紙用古紙と、製紙原料として用いることが容易ではない再生難古紙(難古紙とも称する場合がある)とがある。
難再生古紙には、上述したように、シュレッダー紙、ノーカーボン紙、シール台紙、感熱紙、紙コップ、ラミネート紙、箔押し紙器、ワンプ等の種別がある。種別は、排出時の古紙を目視で確認した際に、分別する分類を表す。
(【0011】以降は省略されています)

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