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公開番号
2025012149
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023114752
出願日
2023-07-12
発明の名称
箱体搬送装置
出願人
株式会社京都製作所
代理人
弁理士法人矢野内外国特許事務所
主分類
B65B
43/30 20060101AFI20250117BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】箱体の外形形状を精度よく保持した状態で、当該箱体を搬送することができる箱体搬送装置を提供する。
【解決手段】搬送方向との平面視直交方向の両側より箱体Wを挟持して搬送する第1搬送機構21A及び第2搬送機構21Bと、箱体Wの第1下側外フラップWc1aの端部X1の位置を検知する第1検知手段22A、及び箱体Wの第2下側外フラップWc1bの端部X2の位置を検知する第2検知手段22Bと、第1検知手段22A及び第2検知手段22Bによる検知情報に基づき、第1搬送機構21A及び第2搬送機構21Bの動作を制御する制御装置23とを備え、制御装置23は、当該検知情報を用いて、端部X1と端部X2との搬送方向に沿ったズレ量を算出し、第1搬送機構21Aと第2搬送機構21Bとの間の搬送速度の速度差によって当該ズレ量を抑制するように、第1搬送機構21A及び第2搬送機構21Bの搬送速度を各々制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
上下両側面が開口された状態で投入される箱体を、一方向に搬送する箱体搬送装置であって、
搬送方向との平面視直交方向の両側より箱体を挟持して、当該箱体を搬送する第1搬送機構及び第2搬送機構と、
前記箱体の上側面または下側面の周縁において、前記第1搬送機構側の領域より突出する第1フラップの前記搬送方向下流側の端部の位置を検知する第1検知手段、及び前記第2搬送機構側の領域より突出する第2フラップの前記搬送方向下流側の端部の位置を検知する第2検知手段と、
前記第1検知手段及び前記第2検知手段によって検知された検知情報に基づき、前記第1搬送機構及び前記第2搬送機構の動作を制御する制御装置とを備え、
前記制御装置は、
前記検知情報を用いて、前記第1フラップの前記端部の位置と、前記第2フラップの前記端部の位置との間の前記搬送方向に沿ったズレ量を算出し、
前記第1搬送機構と前記第2搬送機構との間の搬送速度の速度差によって前記ズレ量を抑制するように、前記第1搬送機構及び前記第2搬送機構における各々の搬送速度を制御する、
ことを特徴とする箱体搬送装置。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
前記箱体における、上側面及び/または下側面の周縁より突出する第1フラップ及び第2フラップを、開口側に折り曲げる折曲げ機構をさらに備え、
前記第1検知手段は、
前記上側面側の前記第1フラップ、及び下側面側の前記第1フラップのうち、先に開口側に折り曲げられる前記第1フラップの前記端部の位置を検知し、
前記第2検知手段は、
前記上側面側の前記第2フラップ、及び下側面側の前記第2フラップのうち、先に開口側に折り曲げられる前記第2フラップの前記端部の位置を検知する、
ことを特徴とする、請求項1に記載の箱体搬送装置。
【請求項3】
前記第1搬送機構及び前記第2搬送機構は、
サーボモータによって駆動される一対のベルトコンベアからなる、
ことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の箱体搬送装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、上下両側面が開口された状態で投入される箱体を、一方向に搬送する箱体搬送装置に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、上側面及び/または下側面が開口された箱体を、搬送装置によって一方向に搬送しながら、当該上側面及び/または下側面の搬送方向の両側に位置する一対の内フラップを開口側に折り曲げ、その後、当該搬送方向との平面視直交方向の両側に位置する一対の外フラップ(第1フラップ及び第2フラップ)を開口側に折り曲げて、これら一対の外フラップの端部が突き合わされた箇所を、テープによって封緘する封緘装置が知られている(例えば、「特許文献1」を参照)。
前記封緘装置において、装置内に一旦投入された箱体は、投入時における外形形状がそのまま維持された状態で、搬送装置によって一方向に搬送される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-171614号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、箱体の外形形状においては、周囲の環境(気温及び湿度等)や、作製時の製作誤差などによって、僅かな歪みが生じている場合がある。
このような場合、封緘装置に一旦投入された箱体は、一対の外フラップ(第1フラップ及び第2フラップ)の位置が、搬送装置の搬送方向に沿って多少ズレている状態で、搬送装置によって搬送されることとなる。
その結果、搬送途中において、一対の外フラップを開口側に折り曲げて、これら一対の外フラップの端部が突き合わされた箇所を、テープによって封緘する際、これら一対の外フラップの位置がズレたり、テープにシワ等が生じるなどして、封緘されてしまう虞があった。
【0005】
本発明は、以上に示した現状の問題点に鑑みてなされたものであり、箱体の外形形状を精度よく保持した状態で、当該箱体を搬送することができる箱体搬送装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0007】
即ち、本発明の態様1に係る箱体搬送装置は、上下両側面が開口された状態で投入される箱体を、一方向に搬送する箱体搬送装置であって、搬送方向との平面視直交方向の両側より箱体を挟持して、当該箱体を搬送する第1搬送機構及び第2搬送機構と、前記箱体の上側面または下側面の周縁において、前記第1搬送機構側の領域より突出する第1フラップの前記搬送方向下流側の端部の位置を検知する第1検知手段、及び前記第2搬送機構側の領域より突出する第2フラップの前記搬送方向下流側の端部の位置を検知する第2検知手段と、前記第1検知手段及び前記第2検知手段によって検知された検知情報に基づき、前記第1搬送機構及び前記第2搬送機構の動作を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記検知情報を用いて、前記第1フラップの前記端部の位置と、前記第2フラップの前記端部の位置との間の前記搬送方向に沿ったズレ量を算出し、前記第1搬送機構と前記第2搬送機構との間の搬送速度の速度差によって前記ズレ量を抑制するように、前記第1搬送機構及び前記第2搬送機構における各々の搬送速度を制御することを特徴とする。
このような構成を有することにより、たとえ投入された箱体の外形形状がやや歪んでおり、当該箱体の上側面及び/または下側面において、第1フラップ及び第2フラップの位置が、搬送方向に沿って多少ズレていたとしても、第1検知手段及び第2検知手段による検知情報に基づき、これらの第1フラップと第2フラップとの間のズレ量を正確に把握し、第1搬送機構及び第2搬送機構における各々の搬送速度を制御することにより、当該ズレ量を確実に抑制することができる。つまり、歪み等を生じることなく、箱体の外形形状を精度よく保持した状態で、当該箱体を搬送することができる。
従って、本発明に係る箱体搬送装置によれば、上下両側面の周縁より各々突出する第1フラップ及び第2フラップの、搬送方向に沿った位置が互いに略同等である状態で、箱体を搬送することができ、例えば、搬送途中において、第1フラップ及び第2フラップを開口側に折り曲げて、両部位(第1フラップ及び第2フラップ)の端部が突き合わされた箇所を、テープによって封緘する場合であっても、これら両部位の位置がズレたり、テープにシワ等が生じることなく、より高品質に封緘することができる。
【0008】
また、本発明の態様2に係る箱体搬送装置は、上記態様1において、前記箱体における、上側面及び/または下側面の周縁より突出する第1フラップ及び第2フラップを、開口側に折り曲げる折曲げ機構をさらに備え、前記第1検知手段は、前記上側面側の前記第1フラップ、及び下側面側の前記第1フラップのうち、先に開口側に折り曲げられる前記第1フラップの前記端部の位置を検知し、前記第2検知手段は、前記上側面側の前記第2フラップ、及び下側面側の前記第2フラップのうち、先に開口側に折り曲げられる前記第2フラップの前記端部の位置を検知することを特徴とする。
ここで、上下両側面が開口された箱体の封緘作業においては、上側面及び下側面のうちの何れか一方の周縁より突出する第1フラップ及び第2フラップを先に開口側に折り曲げて封緘し、何れか他方の周縁より突出する第1フラップ及び第2フラップは、折り曲げることなく、内容物を投入するための投入口として、開口状態を維持するのが一般的である。
一方、箱体においては、上下両側面の何れか一方より突出する第1フラップ及び第2フラップが、搬送方向に沿って略同等な位置にて封緘されれば、箱体全体における剛性が高まり、何れか他方の周縁より突出する第1フラップ及び第2フラップは、搬送方向に沿った位置が互いに略同等である状態で、確実に保持されることとなる。
このようなことから、本発明に係る箱体搬送装置においては、先に開口側に折り曲げられる第1フラップ及び第2フラップの前記端部の位置を、第1検知手段及び第2検知手段によって検知することとしており、これら第1検知手段及び第2検知手段による検知情報に基づき、第1フラップと第2フラップとの間のズレ量を確実に抑制し、箱体の封緘作業をより高品質に行うことができる。
【0009】
また、本発明の態様3に係る箱体搬送装置は、上記態様1または上記態様2において、前記第1搬送機構及び前記第2搬送機構は、サーボモータによって駆動される一対のベルトコンベアからなることを特徴とする。
このような構成を有することにより、出力軸の回転速度を任意に可変可能な一対のサーボモータを用いて、これら一対のサーボモータの回転駆動を各々単独に制御することにより、第1搬送機構及び第2搬送機構の搬送速度を、互いに個別に微調整することができ、箱体の上側面及び/または下側面において、周縁より突出する第1フラップと第2フラップとの間のズレ量を、より確実に抑制することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、本発明に係る箱体搬送装置によれば、箱体の外形形状を精度よく保持した状態で、当該箱体を搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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