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公開番号
2025012062
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023114600
出願日
2023-07-12
発明の名称
処理システム
出願人
旭化成メディカル株式会社
,
株式会社メテク
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61M
1/00 20060101AFI20250117BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】接続した処理器の容量を把握できる情報処理装置と、当該方法を実行可能な処理システムを提供することを目的とする。
【解決手段】 血液及び/又は体腔液を処理する処理システムであって、
第1空間と第2空間を仕切る膜を有する浄化器と、
密閉された前記第2空間における液体の体積を制御する送液部と、
密閉された前記第2空間の圧力を測定する圧力測定部と、
前記第2空間の体積V0を推定する推定部と、を備え、
前記推定部は、前記液体の体積が異なる少なくとも2時点の、前記第2空間の前記液体の体積αと圧力Pに基づいて、前記体積V0を推定する、
処理システム。
【選択図】図1A
特許請求の範囲
【請求項1】
血液及び/又は体腔液を処理する処理システムであって、
第1空間と第2空間を仕切る膜を有する浄化器と、
密閉された前記第2空間における液体の体積を制御する送液部と、
密閉された前記第2空間の圧力を測定する圧力測定部と、
前記第2空間の体積V0を推定する推定部と、を備え、
前記推定部は、前記液体の体積が異なる少なくとも2時点の、前記第2空間の前記液体の体積αと圧力Pに基づいて、前記体積V0を推定する、
処理システム。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記推定部は、下記式により前記体積V0を推定する、
V0=(α2・P2-α1・P1)/(P2-P1)
P1:送液又は排液前の前記第2空間の圧力
P2:送液又は排液後の前記第2空間の圧力
α1:送液又は排液前の前記第2空間の液体量
α2:送液又は排液後の前記第2空間の液体量
請求項1に記載の処理システム。
【請求項3】
前記浄化器と前記圧力測定部とを接続する第1流路を備え、
前記推定部は、下記式により前記体積V0を推定する、
V0=(α2・P2-α1・P1)/(P2-P1)-β
P1:送液又は排液前の前記第2空間の圧力
P2:送液又は排液後の前記第2空間の圧力
α1:送液又は排液前の前記第2空間の液体量
α2:送液又は排液後の前記第2空間の液体量
β:第1流路の体積
請求項1に記載の処理システム。
【請求項4】
前記第1空間に液体が充填された状態において、前記推定部は、少なくとも2時点の、前記第2空間の前記液体の体積αと圧力Pに基づいて、前記体積V0を推定する、
請求項1に記載の処理システム。
【請求項5】
前記第1空間に液体が充填された状態とするための密閉手段を備える、
請求項1に記載の処理システム。
【請求項6】
前記推定部は、液体の送液及び/又は排液の操作に基づいて、前記第2空間の前記液体の体積αを算出する、
請求項1に記載の処理システム。
【請求項7】
前記第2空間の前記液体の体積αを算出する重量計を備える、
請求項1に記載の処理システム。
【請求項8】
前記送液部は、密閉した前記第2空間に対する前記液体の送液及び/又は排液を繰り返し、
前記推定部は、前記送液の繰り返しに応じて、前記第2空間の体積Vnを複数回推定し、得られた複数前記体積Vnの平均値を、前記体積V0として推定する、
請求項1に記載の処理システム。
【請求項9】
前記送液部は、密閉した前記第2空間に対する前記液体の送液及び/又は排液を繰り返し、
前記推定部は、前記送液の繰り返しに応じて、前記第2空間の体積Vnを複数回推定し、得られた複数の前記体積Vnの最小値を、前記体積V0として推定する、
請求項1に記載の処理システム。
【請求項10】
前記送液部は、密閉した前記第2空間に対する前記液体の送液及び/又は排液を繰り返し、
前記圧力測定部は、送液及び/又は排液後であって、密閉された前記第2空間の圧力の変動が閾値未満となったときに、前記圧力Pを測定する、
請求項1に記載の処理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、血液及び/又は体腔液を処理する処理システムに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
体腔液の1つである腹水における治療法として、患者から腹水を取り出し、当該腹水から細菌やがん細胞などの病因物質を除去し、アルブミンなどの有用成分を残した状態で濃縮し、当該濃縮液を体内に戻す腹水ろ過濃縮再静注法(Cell-free and Concentrated Ascites Reinfusion Therapy)がある。
【0003】
かかる治療法には、一般的に体腔液処理システムが用いられている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-13492号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のような体腔液処理システムやその他の血液処理システムにおいては、処理内容や処理方法に応じて様々な浄化器が用いられる。浄化器はそれぞれ内容量が異なるため、浄化器の内容量を把握して過度に圧がかからないようにプライミング量などの処理条件を調整する必要がある。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、接続した浄化器の容量を把握できる情報処理装置と、当該方法を実行可能な処理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち、本発明は以下のとおりである。
〔1〕
血液及び/又は体腔液を処理する処理システムであって、
第1空間と第2空間を仕切る膜を有する浄化器と、
密閉された前記第2空間における液体の体積を制御する送液部と、
密閉された前記第2空間の圧力を測定する圧力測定部と、
前記第2空間の体積V0を推定する推定部と、を備え、
前記推定部は、前記液体の体積が異なる少なくとも2時点の、前記第2空間の前記液体の体積αと圧力Pに基づいて、前記体積V0を推定する、
処理システム。
〔2〕
前記推定部は、下記式により前記体積V0を推定する、
V0=(α2・P2-α1・P1)/(P2-P1)
P1:送液又は排液前の前記第2空間の圧力
P2:送液又は排液後の前記第2空間の圧力
α1:送液又は排液前の前記第2空間の液体量
α2:送液又は排液後の前記第2空間の液体量
〔1〕に記載の処理システム。
〔3〕
前記浄化器と前記圧力測定部とを接続する第1流路を備え、
前記推定部は、下記式により前記体積V0を推定する、
V0=(α2・P2-α1・P1)/(P2-P1)-β
P1:送液又は排液前の前記第2空間の圧力
P2:送液又は排液後の前記第2空間の圧力
α1:送液又は排液前の前記第2空間の液体量
α2:送液又は排液後の前記第2空間の液体量
β:第1流路の体積
〔1〕に記載の処理システム。
〔4〕
前記第1空間に液体が充填された状態において、前記推定部は、少なくとも2時点の、前記第2空間の前記液体の体積αと圧力Pに基づいて、前記体積V0を推定する、
〔1〕~〔3〕のいずれか一項に記載の処理システム。
〔5〕
前記第1空間に液体が充填された状態とするための密閉手段を備える、
〔1〕~〔43〕のいずれか一項に記載の処理システム。
〔6〕
前記推定部は、液体の送液及び/又は排液の操作に基づいて、前記第2空間の前記液体の体積αを算出する、
〔1〕~〔5〕のいずれか一項に記載の処理システム。
〔7〕
前記第2空間の前記液体の体積αを算出する重量計を備える、
〔1〕~〔6〕のいずれか一項に記載の処理システム。
〔8〕
前記送液部は、密閉した前記第2空間に対する前記液体の送液及び/又は排液を繰り返し、
前記推定部は、前記送液の繰り返しに応じて、前記第2空間の体積Vnを複数回推定し、得られた複数前記体積Vnの平均値を、前記体積V0として推定する、
〔1〕~〔7〕のいずれか一項に記載の処理システム。
〔9〕
前記送液部は、密閉した前記第2空間に対する前記液体の送液及び/又は排液を繰り返し、
前記推定部は、前記送液の繰り返しに応じて、前記第2空間の体積Vnを複数回推定し、得られた複数の前記体積Vnの最小値を、前記体積V0として推定する、
〔1〕~〔8〕のいずれか一項に記載の処理システム。
〔10〕
前記送液部は、密閉した前記第2空間に対する前記液体の送液及び/又は排液を繰り返し、
前記圧力測定部は、送液及び/又は排液後であって、密閉された前記第2空間の圧力の変動が閾値未満となったときに、前記圧力Pを測定する、
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、接続した浄化器の容量を把握できる情報処理装置と、当該方法を実行可能な処理システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態の処理システムの一態様を表す概略図である。
本実施形態の情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
本実施形態の情報処理装置の機能ブロック構成の一例を示す図である。
本実施形態の処理システムの浄化器において、第2空間に所定量の液体が存在する時点の一態様を表す概略図である。
本実施形態の処理システムの浄化器において、第2空間に所定量の液体が存在する時点の他の態様を表す概略図である。
体積V0を推定する処理のフローチャートの一例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、必要に応じて図面を参照しつつ、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」という。)について詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。なお、図面中、同一要素には同一符号を付すこととし、重複する説明は省略する。また、上下左右などの位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。さらに、図面の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。
(【0011】以降は省略されています)
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